転職の失敗9:自分のやりたいことばかりを考え選考にのぞんでいた
私は新卒で日系大企業に就職し2回転職活動をしています。
私は旧帝大を卒業し、新卒で大手事業会社に就職して、イキりまくっておりました。
1回目の転職はやばい会社だったので選考は楽勝でした。
転職活動で苦労したのは2回目の転職でした。
理由は、年齢的にも30を超え、仕事での実績が求められたうえに、未経験の業界・職種に転職を試みたからでした。
1回目の転職先はヤバいコンサル会社でしたので自信のある職務経験なんてありませんでした。
まして、私は干されてもいましたので……………
2回目の転職活動で私は選考に落ちまくります。20社は落ちたでしょう。
転職活動もなんやかんやで1年程かかりました。
30を超えた転職はリファラル(コネ)でない限り、転職先の職務内容にフィットしなければ難しいと痛感しました。
2回目の転職活動当初、私は1回目の転職活動が楽勝だったこともあり、自分が描きたいキャリアプランといった自分中心に考え、面接にものぞんでいました。
新卒の就職活動であれば、自分を中心に考え、どのようなキャリアプランを描きたいかを伝えればよいでしょう。
しかし、中途採用は違います。
中途採用では、求職者のキャリアプランなんかより、募集しているポジションを遂行できるかどうかが先に来るのです。
というか、募集ポジションの業務を遂行出来るかどうかが全てだと思います。
2回目の転職で、当初自分を中心に考えていた私は、運よく書類を通過し面接に辿り着けても、内定が出ない結果が続きました。
選考で落ち込続ける日々が続き、私は考えを改めざるをえませんでした。
私は、転職先の職務内容を先にグリップし、そこに職務内容にミートする私の職務経験をフィットさせることを考えました。
そして、面接で、いかに役立つかの1点に焦点を充てた伝達を心掛けた結果、ついに内定を得て今の会社に就職することが出来たのです。
そもそもですが、応募している職務内容を明確にイメージしなければ、これまでの職務内容との結び付けなんて出来ません。
私は未経験の業界にチャレンジしていたので、転職後の職務内容の理解が大きなハードルでした。
いかんせん、経験のない業務のため想像がつきません。
WEBでの情報もどれが本当か判断出来ず、業務内容を腹落ち出来ませんでした。
そこで、未経験の業務内容を理解するため、次の2つの方法を私は取りました。
そこからは、選考も順調に進み、現在の会社に内定をもらうことが出来ました。
私が取った未経験の業界・職種でのイメージの掴み方をご紹介したいと思います。
未経験の業界・職種のイメージの掴み方
(未経験の業界・職種のイメージの掴み方1)選考企業の人事に職務内容の説明機会を打診する
私は2回目の転職で、選考を進めた企業の職務内容が求人票で応募企業特有の業務と記載されていたこともあり、仕事のイメージが湧き辛いことがありました。
その際に、エージェントを通して、選考(面接)の前に、イメージを明確にするため業務内容を教えて頂く場をお願いしたこともあります。
企業側も快く受け入れてくれて、人事の方に説明の場を設けて頂けました。
未経験の業務でしたが説明を受けたことでイメージが明確になり、自分の職務経験との結びつけも具体的に出来たのです。
その後の、選考(面接)でも、自信をもって求人のポジションと私の職務経験をフィットさせて伝えることが出来ました。
選考の結果は、先方企業のカルチャーとフィットしないためと不合格でした。
しかし、企業からは、
「業務内容・職務経験はフィットするとの判断出来た」
と、フィードバックをもらうことが出来ました。
私は、企業にカルチャーフィットしないと判断されたなら致し方ないと思え、気持ちよく次に切り替えることが出来たのです。
同時に、応募ポジションの業務とこれまでの業務内容をフィットすることを伝えられれば、内定はいずれ出ると思えた瞬間でした。
(未経験の業界・職種のイメージの掴み方2)業界を深く理解している方からアドバイスをもらう
知っている人に教えてもらうのが一番早いです。
私は、2回目の転職で受けていた業界の知り合いがいませんでした。
そんななか、志望業界の出身者が寄稿した鋭い記事を見て、是非その人に相談出来ないかと考えました。
見ず知らずの人に連絡をするのはハードルが高いですが、背に腹は代えられませんでした。
その方のプロフィールを確認したところ、既に独立しており、会社HPの問い合わせ先から、事情を伝え相談に乗って頂けないかお願いしてみました。
幸運なことに、お会いして頂けることになったのです。
明確な転換点でした。今振り返っても、人生のターニングポイントでした。
酸いも甘いも知り尽くした方から、業界構造や職務内容を教えて頂け、一気に業務に対するイメージが湧きました。
そして、いざ選考が進んだ面接で、その方から教えて頂いた内容を抱え、私は、
「未経験の業界になりますが、●●といった案件では、●●といった業務があるのではないでしょうか。過去、●●といった経験をしており、活かせると考えています。」
と伝えると、面接官からも、
「具体的に理解されていますね」
と、コメントを貰えました。
そして、これまで落ちまくっていましたが、一気に内定まで辿り着けました。
1年間の転職活動にようやく終止符を打つことが出来たのです。
今働いていてもミスマッチはありません。
その方には感謝してもしきれないですね。
未経験の業界・職種に転職を試みる方は、是非それらに精通した人からインプットをもらってみてください。
いきなり、知らない人にコンタクトを取るのがハードルが高い方は、有料になりますが、有識者の人に話せるサービスもあるみたいです。
以上、面接では、いかに企業に役立てることを伝えるかがキーになり、未経験の業務で私が取った確認方法を紹介になりました。
これから転職活動される方は、志望する会社の応募ポジションにこれまでの職務経験をどうマッチさせるかがキーになるかと思います。
志望紹介・職種に精通している方からインプットをもらい、具体的なイメージが出来てから面接にのぞむのが近道になるでしょう。
是非、積極的にインプットをもらいにアクションを起こしてみてください。
記事一覧
●転職の知恵
絶対に知って欲しい転職の失敗、ミスマッチを防ぐ方法
●転職の失敗
転職の失敗1:追い込まれた精神状態で選考を進めた
転職の失敗2:転職活動の暗黙ルールを把握していなかった
転職の失敗3:転職エージェントを理解していなかった
転職の失敗4:転職サイトの特徴を理解していなかった
転職の失敗5:転職エージェント無しで選考を進めた
転職の失敗6:未経験なのにシニアの職位で入社してしまった
転職の失敗7:転職直後にやばい会社だと気づいたのにすぐに転職活動しなかった
転職の失敗8:転職先で干されまくった
転職の失敗9:自分のやりたいことばかりを考え選考にのぞんでいた
転職の失敗10:コネ選考で楽勝と思ったけど甘くなかった
転職の失敗11:社長から内定と言われたが内定取消になった
転職の失敗12:転職直後のスタートダッシュでコケた
転職の失敗13:会社名の大切さを認識していなかった
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