絶対に知って欲しい転職の失敗、ミスマッチを防ぐ方法

私は新卒で日系大企業に就職し2回転職活動をしています。

私は旧帝大を卒業し、新卒で大手事業会社に就職して、イキりまくっておりました。

1回目の転職活動は他業種・他職種に転職したのですが、ここで、ミスマッチが起こり大失敗。

今振り返るなら、絶対にその企業を選びませんし、もっと入社前に業界・企業を知っていればとなんど涙を流したことか。

実際に、鬱寸前に追い込まれてしまいました。

このため、2回目の転職活動でも苦労しました。

2回目の転職活動では、他業界でしたが、背水の陣で業界に精通している人になんとか繋がり、内定を得れました。

2回の転職をして思うことは、エントリー前にその業界、企業、職種のことの解像度を高く持てる程、ミスマッチはなくなり、内定の確率は高くなるということです。

当然と言えば当然ですよね。

私は2回の転職活動で泥をすすったことにより、転職先とのミスマッチを最低限に防ぐ方法を次の2つで見出しました。

(1)内定後にフォローアップ面談をしてもらうこと
(2)業界、企業に精通する人から教えてもらうこと

本稿では”(2)業界、企業に精通する人から教えてもらうこと”をお伝えしたく筆を執りました。

企業のHPや書籍を見ても表層的な情報になり、実際に知りたい情報、何を知っておくべき情報が判断がつかないのではないでしょうか。

自分の体験から直接精通している人に聞くのが最も効果的と断言出来ます。

しかしながら、周囲の友人・知人で転職したい業界、企業、職種に精通している方は限られると思います。

私の経験では、20代、30代前半の若手の方というより、希望する業界のシニアでかつ、実績を残されている方が圧倒的に知見が多くアドバイスの有益です。

そういった方とのコネクションを持つことは至難の技ですし、普通持てないと思います。

かといって、SNSやWEB記事から、興味のある人へ直接アプローチする方法は難しい。

方法は無くはないが、そもそも自分が希望する業界、企業の方がメディアやSNSへ発信していることを探すことに骨がおれるのではないでしょうか。

また、発見できたとしても、その人が、キャリア相談の時間を作ってくれるかは不透明。

見ず知らずの人間から、いきなりキャリア相談したいと言って応じてくれる人がどの位の確率になるかという話になります。

このため、アドバイスをもらいたい人と繋がるのに労力を非常に費やすうえ、偶然性が高い状況になっているのです。

つまりは、転職で有識者に相談したい場合でも、
➀希望の業界、企業、職種に詳しい人が周囲にいない
➁条件➀を満たす人と繋がる方法が限られている
➂条件➀を満たす人を見つけられても、話を応じてもらえるかは不透明

となっています。

ゆえに、転職先のミスマッチが構造上、起こりやすくなっています。

有識者やメンターのマッチングサービスは有象無象ググると出てくるには出ます。

私は2回の転職を通じ、お金は多少かかりますが、今コネクションは無くとも、最低限の労力で、有識者にアクセスする方法を見出しました。

実際に私自身が使ってみて、これ以上、楽に有識者にアクセス出来る方法は無いと思っています。

そこで、私が有識者に辿り着けた方法を本稿では惜しみなく提供します。

私がお勧めするマッチングサービスは実はキャリア相談がメインでありません。

このため、キャリア相談にも使えるんだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

キャリア相談がメインではないため、有識者に辿り着くにも、1工夫が必要になります。

では、どのサービスを使い、どういった工夫が必要になるのか。

私の実体験から導いた方法をお伝えします。

少しでも転職先のミスマッチ、ひいては、希望する転職先に近づけることにお役に立てると嬉しく思います。

➀どのマッチングサービスを使うべきか
➁有識者に辿り着く方法
➂事前質問で確認しておきたいこと
➃いくらで交渉すべきか
➄有識者には何を聞くべきか
⑥何人に聞くべきか

を紹介したいと思います。

➀どのマッチングサービスを使うべきか

ビザスクというサービスになります。

ビザスクは投資銀行やコンサルだと導入が一般的になっている有識者のマッチングサービスです。

メインは投資銀行や、コンサルファーム向といった2B向けに展開しているのですが、個人でも利用可能なのです。

私は仕事で、有識者インタビューをお願いすることがあるのですが、私見ですがビザスクが最も登録されている有識者がヒットします。

➁有識者に辿り着く方法

法人向けに、利用企業と有識者とのマッチングがビザスクのサービスメインになります。

ですので、有識者のプロフィール・紹介の記載も仕事上で得たノウハウが中心に記載されており、キャリアの相談が対応可能かは基本記載されていません(私は見たことありません)

ここで、めげる必要はないのです。

プロフィール上、キャリア相談について記載されていなくとも、キャリア相談を依頼するがミソです。

そもそも、アクティブユーザーではない有識者からの返事はないですが、内容を見てくれた有識者の大半は快く対応してくれます。

私の体感ですが、有識者10人いたとして、アクティブユーザーは4人程度なので、あたりを付けて幅広に依頼を出すのがポイントです。

依頼を出して返事がきてから、お願い(支払うか否か)の話になるので、依頼は躊躇する必要はありません。

なお、残念ながら、聞きたい会社のドンピシャの有識者がいない時もあると思います。

その際は、同業界の有識者に聞くのがお勧めです。

有識者になると、業界全体も詳しいためアナロジーで志望企業の理解も深目ることが出来ます。


➂事前質問で確認しておきたいこと

事前のスクリーニング質問でフィットする有識者に辿り着ける確率がぐんと上がります。

私のお勧めは、そもそも所属業界、競合、自社、対象ビジネスにおいて理解しているか、そのうえで、その企業に入社するとどのようなキャリアになるかの回答が可能かどうか聞くことです。

これにより有識者の知見が分かります。

例えばコンサル業界に転職を考えるなら私なら下記のようにスクリーニング質問をお聞きします。

■スクリーニング質問例
・業界、自社について
(a)コンサル事業のKSF(成功要因)
(b)コンサル会社の主要プレイヤー、各社の特徴
(c)上記➁にける自社の強み、課題、なぜ、それが発生しているか
(d)コンサルのサービスで導入企業の変革、好転は実際感じるか。実感がある場合、特にどのような企業に、どのようなソリューションが刺さる認識か

・キャリアについて
(e)上記a~dを踏まえどのようなコンサル会社に入社することがお勧めか、また、避けるべき企業はどこか
(f)(仮に内定出来たとして)コンサル職が未経験のなか、入社することのリスクは何が想定されるか。そのリスクは払拭できるか
(g)上記a~fを踏まえ、転職を目指すべきか否かをご相談したい


➃金額はいくらで交渉すべきか

各有識者が金額を提示しているのでその金額で良いと思います。

大体みなさん1時間当たり1~3万円の方が多いです。

私は気持ちよくアドバイスをもらいたかったため、値切ることはしませんでした。

なお、高ければ高いほど詳しいといった、時間あたりの金額で有識者の方の知見が変わるというとそうでもありません。

ですので、記載プロフィール、上記スクリーニング質問の回答をメインで基本は判断すればよいです。


➄有識者には何を聞くべきか

こちらがお金をお支払いしているので、遠慮することはありません。

上記、スクリーニング質問に沿って回答を得るのがスムーズかと思いますが、気になることは何でも聞きましょう。

識者が言ってることを面接時にそのまま話す(パクる)イメージで情報を持ってくれば良いと思います。

直接、面接で刺さる言葉、NGのことは何ですか?と聞くのもよいと思います。


⑥何人に聞くべきか

1人~3人程度聞ければよいと思います。

何人かにインタビューをしてくると1人目でも、これで十分かどうかの感覚が掴めてきます。

初めてだと勘所が掴みにくいため、同業界で2,3人程度聞き目の付け所を磨くのがお勧めです。

お金はかかりますが、転職の失敗を防ぐ、志望度の高い業界・企業への確度の高い情報を得られるのでケチらないことがお勧めです。


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