なみへいまる
実は今、小説を書いてみようかという気持ちになっていたりする。 「小説家になって億を稼ごう」という衝撃タイトルの本を読んだからだ。 あ、何も億を稼ぐために書こうと思っているわけではなくて。単純に書いてみたくなったのだ。 この本を手に取ったのも、小説家になりたいとか稼ぎたいとか考えていたからではなくて、とにかく気になってしょうがなかったから。 だって、松岡 圭祐さんの本なんだもん! 松岡さんの小説ならこれまでたくさん読んできた。 映画化された「万能鑑定士Q」シリーズとか、ドラ
最近の、好きな曲。 日本盲導犬協会のCMでさりげなく流れていて、「何だこのいい曲は」と思っていたら和義さんの曲じゃないですか! 斉藤和義さんを初めて知ったのは、友達が「ポストにマヨネーズ」という曲を教えてくれたとき。 実際にされた嫌がらせがきっかけで生まれた曲なんだそう。当時小学生だった私には衝撃的でした。 ポストに1本分くらいのマヨネーズが流し込まれていたとか。 どう考えても笑えないような話だけど、痛快で楽しい歌になってるんですよね。さすがです。 和義さんの歌詞やメロデ
最近、夫は眠い眠いと言っている。 「春眠暁を…」というやつか。いや違うか。初夏眠? そんな中、私はなぜか眠れずに真夜中を過ごしていた。 眠気を夫に持ってかれてるんだろうか。 そうじゃなかったらどんな理由がある? 仕事や家事を頑張ってないからエネルギーが余っているとか?いや頑張ってないのは今に始まったことじゃないし。 心配事があるなどというわけでもないし……。 心配事。そういえば数日前ならあった。 やり遂げなければならない重要な作業を抱えていて、必死で取り組んでいたのだ。
蒸し暑い。 そろそろ扇風機でも出すかなあ。 なんて考え始める頃、私はいつも思い出す。 あの革命のことを。 クラスメイトたちが起こした事件その日はとても暑い日だった。 高校生だった私は、学校の食堂で給食を食べた後教室に戻ったとき、意外な光景を目の当たりにした。 立派な扇風機が鎮座していたのだ。あるはずのない扇風機が。心地よい風を吹かせながら。 まさか、本当にやってしまったのか……。信じられない……。 私は美術の時間に聞いたやり取りを思い出しながら、2人のクラスメイトがしでかし
あれやらなきゃ。これもやらなきゃ。やらなきゃ。やらなきゃ。やらなきゃ…… と思いながらもぼーっと現実逃避に精を出しているとき。 ふと頭に浮かぶのは、小人さんのこと。 かわいい小人さんたちがやってきて、あんなこともこんなことも、ぜーんぶ片付けてくれないかなあ。なんて考えてしまう私。 …はい、来てくれるはずないですね。こんなこと言ってるやつのところになんて。 それで。だからということでもないのですが、小人さんのお話を朗読してみました。 そう、朗読を始めることにしたんです。 「や
最近大阪のおばちゃん化してきてるんじゃないか、と言われた。 どうも私、「知らんけど」が口癖になりつつあるようなのだ。 確かにこの言葉、よく口にしている気がする。 考えてみれば大阪に来る前は、「知らんけど」なんてそれほど聞いたことがなかったし、使うこともなかったはず。 それが大阪に住み始めて10年以上経った今はどうだろう。「知らんけど」の便利さを知ってしまったらもう、使わずにはいられない。 ちょっと自信のないことを喋ったら、とりあえず「知らんけど」で締めておこう。そんな思考が
バレンタインデイキッス♪ 夫が軽快に口ずさんでいた。 バレンタイン?もうとっくに過ぎてるけど…。 まあ確かに好きな曲なら季節にかかわらず1年中聞きたいし歌いたい、というのはわかる。 でも5月のこの時期に聞くとちょっと違和感が。 もしかして私がチョコとかあげなかったのを気にしているのか? 「バレンタインデーにチョコを贈るなんてチョコレート業界の陰謀だ」などと思ってるわけではないにしても、私にはこのイベントを軽視しているところがあるだろうから、そのことに警鐘を鳴らしているのか
ネコも本を読むのだ、とその人は教えてくれた。 哲学書とか小説とか、ニャアニャアと言って味わうのだという。 人間の言葉で書かれているはずのその本を、ネコさんはどんな気持ちで読むのだろう。 例えば、「吾輩は猫である」という小説。 これ、ネコ的にはどう受け止められるのか。 私ならまず「名前つけてあげてよ」と言いたいところなんだけれど、その辺どうだろう。 名前。それは、「替えの利かない大切な存在」ということを示す重要なもの。 私も、外を歩くときの相棒・白杖には「ジョージ」と名前を
昨日私の元にやってきた新しい仲間。 楽天モバイルのキャンペーンに乗っかって購入した、iPhone!! これまで使用してきたiPhoneもまだまだ現役ではあるのだけれど、まあせっかくだからということで手に入れてしまったのだ。 いやあ、新しいものをお迎えすると気分が高揚する! 今回これを購入した理由はいくつかある。 その中でも特に大きいのは、「電話がかけ放題になる」ということ。 「Rakuten Link」というアプリを使うことで、通話・メッセージ・SMSが無料で利用できるよう
以前、視覚障害者関連の施設で働いていた。 点字化された本をチェックし、点字の間違いがあれば修正する。それが私の仕事だった。 長年点字を使用してきた私。そんなの簡単なお仕事だろうと高をくくっていたのだけれど、とんでもなかった。 点字では、基本的に漢字は使われない。カナだけで文章を書き表す。 だから読みやすくするために適切なところにスペースを入れる必要がある。 で、そのスペースをどこに入れるかというのが悩みポイントになるわけで…。 細かいルールがいろいろと決められているのだけれ
人生ゲームというものを1度だけやったことがある。大学生のときのことだ。 どんな内容だったかは全く記憶にないのだけれど、当時の日記にはこう書いてある。「最後のほうになると、行ったり来たりしながら借金が増えていくばっかり。なるほどこれが人生ゲームなのか」。 そうだったか。ゲームの世界って意外と厳しかったんだな。なんてことをしみじみ思う。 さて、どうして急にこんな話を始めたのか。それは、最近の人生ゲームについてちょっと耳にしたから。 どうやらそのゲーム、これまでのものとは一味違う
私を悩ませるものがある。それは「見た目」だ。 ものを見るという経験をしてこなかった私は、それがどうしようもなく苦手なのである。 見た目というのはどうもかなり重要視されているようだけれど、だとしたら私はどうすればいいのか。 人の目は私をどんなふうにキャッチしているのか。どの辺りを見ているのか。 考え始めたら気になって気になってしょうがない。 まあ、あんまり気にしてばかりいると疲れるわけで。 最近は「見た目?何それおいしいの?」と思うことにしていたりする。 そんな表面的なものに
ふー。やっぱりお家はいいなあ、お家は。 みたいな気持ちでnoteを書いています。 長い間旅行した後自宅に戻ってくると、我が家独特の何とも言えないにおいに包まれてほっとする。 「楽しかったけど、お家が一番やなあ」とか言ってしまう。 で、「それなら旅行行かんかったらええやん」って突っ込まれたりする。 でもそういう問題じゃなくて、っていう。 そんなこと、ありませんか? noteにも、そのほっとするにおいがフワッと漂っている気がするんですよね。 そういう場所がここにある。なんて幸せ
忙しい。という言葉はあまり使わないようにしているのだけれど、ちょっと忙しくなってきた。 まあうれしいことなんだけど、忙しいのに慣れない私は戸惑う。 というのもここ数日、私のYouTubeチャンネル、驚くほど多くの方に見ていただけているのだ。 あたふたあたふた。あたふたあたふた。あたふたが止まらない。 コメントもたくさん。温かく優しいコメントたち。 うれしい。すごくうれしい。 ただ、一つ困ったことが。 私、返信書くのが異常に遅いのだ。 この表現はちょっと違うかな。 こんな書
針状の道具で、紙に6つの穴をあける。そうして出来上がるのが「め」の字である。 私の愛用する文字・点字では、6つの点の組み合わせで文字を表現する。その6つの点すべてで表されるのが「め」なのだ。 盲学校に入学して、初めて宿題というものが出されたとき。私は拍子抜けした。 先生に差し出されたのは、その「め」の字が並んだ紙だった。そしてこう言われたのだ。「これを指でたどるのが今日の宿題」。 何それ?学校の勉強ってもっと難しいことをするものだと思ってたのに。そんなのが宿題? 何か物足り
耳で本を読む。最近はそんな時間が最高に幸せだと思う。 読みながら何かほかの作業をするなどということはなく、とにかく本だけに集中する。時間を有効に使おうという感覚はない。 ほっこりできるひと時だ。 点字使用者の私。本と言えば指で読むものだ、と以前は考えていた。 そのほうが頭に入ってきやすいし、想像を膨らませやすい。そう信じていたのだ。 でも今は断然「耳で読む派」に傾いている。 誰かが読んでくれた言葉を耳で受け取ると、そこには読んでくれた人の世界観が含まれていたりする。以前はそ