素敵な言葉「知らんけど」

最近大阪のおばちゃん化してきてるんじゃないか、と言われた。
どうも私、「知らんけど」が口癖になりつつあるようなのだ。
確かにこの言葉、よく口にしている気がする。

考えてみれば大阪に来る前は、「知らんけど」なんてそれほど聞いたことがなかったし、使うこともなかったはず。
それが大阪に住み始めて10年以上経った今はどうだろう。「知らんけど」の便利さを知ってしまったらもう、使わずにはいられない。
ちょっと自信のないことを喋ったら、とりあえず「知らんけど」で締めておこう。そんな思考が働くようになっているではないか。

あんまりこの言葉を多用していると、ほかの地域の方々からは「なんて無責任な」と思われるかもしれない。
「知らないなら喋らなきゃいいのに」と言われるかもしれない。
でもやっぱり、大阪のおばちゃんへの道を順調に歩んでいるらしい私は、感じる。
この言葉を使いこなせる人ってなかなかかっこいい!
たとえ無責任だとしても、堂々と「知らない」ということをアピールできるというのは素晴らしいことじゃないかな。

だから、「知らんけど」が口癖だという人はきっと、素敵な人だ。
話していて楽しい人だ。
愛される人だ。
世界を救う人に違いないのだ。
知らんけど。

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