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「今あるもの」に目を向けて満ち足りた心を手に入れる


「ないもの」について考えることはありますか?

「もっと背が高かったらな。」
「美形に生まれたら良かったのに。」
「もっと頭が良かったらな。」
「もっと稼ぎが良ければ幸せになれるのに。」

「ないもの」は考えればいくらでも出てくると思います。

「ないもの」を考えて出てくるのは不満や愚痴です。

ネガティブな感情であり、どこか自己否定と繋がってしまいます。

「背が低い自分が嫌だ。」
「美形じゃないから自信がない。」
「頭が良くないからできない。」
「稼ぎが悪いから幸せになれない。」

ずーっと「ないもの」ばかりに目を向けていると、ずーっと心も生活も満たされません。

永遠に満たされずに負の感情がグルグル回る。

気持ちも落ち込んでいってしまいます。

それって辛いですよね。


誰かが自分にないものを持っていて、うらやましく感じることもあるでしょう。

でも、
「それに比べて自分は、、、。」

と比較しても大抵いいことはありません。

「ない」悔しさをバネに頑張ろうと前向きになれる人は、それをエネルギーに変えられるといいですよね。

多くの人にとってはそれは難しいことだと思います。

どちらかというとやる気をなくしたり、ネガティブになったり。

でもそのうらやましいと思う相手も、持っていないものはたくさんあるはずです。

確実にありますよ。

全てを持っている人なんていませんからね。

捉え方の違いによって、考え方、気持ちに大きく影響してきます。

同じ環境でも、同じ条件でも、人によって感じ方や捉え方は違う。

同じ人でも状況によって捉え方は変わってくる。


一番分かりやすいのが病気になった時じゃないでしょうか。

普段元気に過ごしているうちは当たり前だと感じている健康。

当たり前だからこそ、睡眠不足でも疲れていても無理をしてしまったりします。

それが、病気になって初めて健康のありがたみを痛感する人は多いですよね。

当たり前と思っていたものが当たり前じゃなかったという事実に気がつくんです。

健康な時には「ないもの」に目がいっていて、「あるもの」のありがたみに気づける人は少ないんじゃないでしょうか。


だからこそ、あえて自ら「あるもの」に目を向けてみませんか。

「あるもの」も考え始めるとキリなく出てくると思います。

内容はもちろん人によって違いますが、自分の「あるもの」を今一度考えてみてください。

生きていること。
自分で呼吸できること。
歩けること。
痛みがないこと。
話せること。
聞こえること。
においが分かること。
食べられること。 
家族がいること。
友達がいること。
住む家があること。
仕事があること。
明日食べるものがあること。


いくらでも探せると思います。

「あるもの」に目を向けると心に現れてくるのは

『感謝』

ではないでしょうか。


自分の置かれた環境は何一つ変わっていなくても、捉え方一つで感謝があふれてきます。

感謝があふれてくると、

「自分は満たされている」

という満足感が手に入れられるでしょう。

だって既にあまりに多くのものを持っているのだから。


忙しい毎日を過ごしていると、つい「あるもの」に目を向けられなくなってしまいます。

だからこそ、意識して目を向ける時間を作っていくといいと思います。

人間は忘れやすい生き物だから。


「カラーバス効果」って聞いたことありますか?

カラーバス効果とは、ある特定のことを意識し始めると、生活の中でその特定の情報が自然と目にとまりやすくなる現象のことです。

情報が集まってくるとか、飛び込んでくるなんて言い方をしたりもしますが、そんな風に感じるくらい、無意識にほしい情報が目にとまるんですね。

例えば、車が欲しいと思っている時にそれまでよりずっと車の情報が目に入ってくる。

妊娠した途端に赤ちゃんや妊婦さんに会う回数が増えたような気がする。

そんな現象を不思議に感じた人もいると思います。

状況が変わったのではなく、自分の意識が情報を集めようとしているんですよね。


「あるもの」に目を向けることも、カラーバス効果のようなことが起こすのではないでしょうか。

「自分にはこれもある。あれもある。こんなものも持っている。」

と次々気がつくようになればしめたもんです。

そんなに「ある」のだから、嫌でも感謝して満たされていくでしょう。

そして、物事を徐々にポジティブに考えられるようになっていくでしょう。


これってすごいですよね。

変わったのは自分だけ。
自分の捉え方だけ。


それだけでポジティブでハッピーな生活が手に入るのなら、私はそっちを選びたい。



「あるもの」

たくさんあります。
たくさんあって幸せです。

心豊かな満ち足りた状態を整えるのは自分自身です。








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