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秀真傳
2021年5月17日 07:19
いつもご覧いただき、ありがとうございます。 さて、それでは前回の『崖の上のポニョ』に引き続きまして、ジブリの傑作『風立ちぬ』(2013)です。 『風立ちぬ』とは、その題名から、もともと堀辰雄の小説をベースに作られた映画のように見えますが、内容は大きく異なっています。 まず「風立ちぬ」という言葉はフランスの詩人、ポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓場』の最後の1節からです。「風立ちぬ、
2021年5月12日 11:02
さて、前回の『ハウルの動く城』につづきまして、『崖の上のポニョ』(2008)です。 さて、崖の上のポニョと言えば、「ポーニョポーニョポニョ」という歌が一人歩きして、いったい何のアニメか分からないまま、興行収入155億円を叩き出した映画ですね。 そう、だいたいの人が言うのは、「あれは何のアニメか分からない」って言うんです。 このテーマも、「君たちはどう生きるか」に通じています。 と
2021年4月25日 09:20
いつもご覧いただき、ありがとうございます。 さて、前回『千と千尋の神隠し』に続いて、『ハウルの動く城』(2004)です。 『ハウルの動く城』以降は、それまでの商業的成功もあってか、宮崎駿監督がやりたい事が溢れ出ている感じがあります。 それでいて、決して直接表には出さない、強いメッセージが感じられるところが、また魅力でもあります。 また彼は、常に作品を通して「君たちはどう生きるか」
2021年4月13日 07:19
いつもご覧いただき、ありがとうございます。 さて、前回の『紅の豚』から引き続き、いよいよ『もののけ姫』(1997)です。 ジブリを食い潰すとまで言われた調査と研究と予算(21億円)を当て込み、構想16年、制作に3年をかけ、結果、圧倒的な興行収入(当時の日本映画史上、歴代4位193億円)を叩き出した、えげつない作品ですね。 当時、中学の時、友人が「サンに惚れた」とか言って15回ぐらい見
2021年3月9日 18:00
どこかでまとめておこうとずっと考えていました。とりあえずは、SNSや仲間内のメーリングリストなどに、雑談がてら投げていたジブリ映画の小ネタ集。このまま小さな範囲で置いておくのも勿体無いので、ここに載せておくことにしました。もし映画を見るとき、ちょっとしたアテにしていただければ幸いです。1. 「ナウシカ」と「シュナ」まずは、ジブリの初映画、1984年放映の『風の谷のナウシカ』です。