みみみ

産後の文章リハビリに日記をつけはじめました。

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最近の記事

親が安心するための習い事

わが家のまわりには教育熱心な家庭が多い。 私も人の親、よその家庭のいろんな話を聞かされる度に、 つい焦ってしまうこともある。 週7以上習い事をしている子もザラだし 塾での先取り勉強は当たり前、学校の先生も最早それが前提になっている。 実際、そういう家の子は色々と早々に秀でているエピソードが多くて そのたびに 「うちの子は劣等感を抱かないだろうか?」 「得意分野を早めに見つけてあげたら、将来幸せになれるかもしれない」 「なにか夢中になれるものを見つけてあげなくちゃ」 とか

    • 高齢妊婦と花粉症

      予期せぬ、と言い続けるのもお腹の子に悪い気がするけれど ビックリハッピーニューリーカマーとでも言い換えればいいのだろうか (たぶん違う) 42歳で2人めを妊娠したわけだが。 出生前検査も受けて、とりあえずは陰性だったり なんだか構わなくてもすくすく元気に育ってくれているようで 現時点で6か月に突入している。 つわりは、上の子のときと同様「食べづわり」&「眠気づわり」。 常に胃酸が上がってくるような状態。 年末年始にかぶったのがしんどかったけれど、 経験済みだったし、レモン

      • 粛々高齢妊婦

        宮崎駿が、先日のプロフェッショナルで 「引退宣言したけれど、また復帰したのは何故か」と問われていた。 その答えは 「忘れるからじゃない?」 ものすごく大変だったことも 時間が経てば忘れる。 喉元過ぎれば熱さを忘れる。 その大変さを乗り越えたという事実と、 得られた歓びだけが、なんとなく残る。 「忘れる」っていうのは、人間のすぐれた才能の一つだと思う。 私も妊娠・出産・育児が大変だったけれど 時が経って子どもが小学生になったら 色々と忘れている。 だからというわけではな

        • 自覚的に生きよ

          良い母親であることは美徳とされるし そうありたい、と思っているけれど それだけにどっぷり漬かっていると 今度は「自分が無い」に慣れてしまって うっかり心身が取り戻せなくなったりする。 「あの人素敵だな」と、 身近な人の良いところを参考にしたりするけど それが行き過ぎると、もう自分じゃなくなる。 理想像は偶像だ。 自分はどこだ。探せ。 強くて優しくて清らかな自分はどこだ。 よそ見していないで自分で立て。

        親が安心するための習い事

          最近の雑記~どうでもいいこと順~

          最近気づいたこと、考えていること どうでもいいこと順 ・ずっと【スポーツマンタイプの体育系男子】がタイプと  自覚&公言していたが  意外と【メガネ&前髪&色白系男子】が  昔から好きだったんじゃないか疑惑  (スーパーどうでもいい) ・アラサーくらいの男性は、外見的には満ち満ちて魅力的だけれど  まだ色々と若く青い。  それはけして悪いことではない。  そしてそのことを高校生の頃から感じ続けていたことを思い出した  でも自分が40代になったら、その若さを微笑ましく見られ

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          サンテグジュペリ

          かの有名なサンテグジュペリ。 同じ誕生日ということで、小さなころからその名前を知っている。 だけど『星の王子様』は何度も途中で挫折して、完読していない。 たくさんの人が「すばらしいすばらしい」といっているのを聞くたびに、 「今度こそ」と本を開くのだけど、どうしても最後まで読みきることができない。 父に勧められた、須賀敦子さんの『遠い朝の本たち』を読んでいる。 心にしみわたるようで、読みきりたくなくて、ちょっとずつ読んでいる。 そのなかにもサンテグジュペリは出てくる。 「星

          サンテグジュペリ

          ここではないどこか

          ライブカメラというものが昔から好きである。 会社勤めをしていた頃、たとえば営業時代、とてもしんどい時期なんかは かならずPCの別ウインドウに小さく、どこかのライブカメラを掲出していたものだった。 ポチポチとうだつの上がらない企画書を作っては、時折そのウインドウを見やり 湘南の海だとか、山頂の展望台だとか、国際宇宙ステーションから見た地球だとかを少しの間だけ眺める。 観光地のライブカメラなんかには、ひょいと気楽に観光している人が映り込んだりする。 そういうのを見て「ここで

          ここではないどこか

          秋風ひんやり

          朝おきて窓を開けたとき、北側から入ってきた風がまるで涼やかな秋の高原のようで。レースのカーテンが思いきりふくらんで、とても気持ちがよかった。 実際はすぐ外を車がたくさん走っている、コンクリートコンクリートした街なのだけれど。暴風雨の後だったせいか、空気がいつもよりきれいな気がする。 むすめは幼稚園へ行きたくないとごねながらもバスに乗って行った。毎朝泣かずにちゃんと行ってえらいなあ、とおもっている。 私は幼稚園のころ、毎朝母の服を引っ張れるだけ引っ張って、泣き喚いて抵抗し

          秋風ひんやり

          久しぶりに会った父

          今日は娘と、久しぶりに電車に乗り、実家近くの街へお出かけした。 幸い、平日昼前の下り電車(各駅停車)だったこともあり、とても空いていて、また窓が開いていたり、わりと安全に移動することができた。 そこで用事を済ませたあと、両親からメールが入り、たまたまその街にきているとのこと。実に久しぶりに再会することになった。 待ち合わせの場所へ行くと、母はリュックを背負い、相変わらず軽快に歩み寄ってきた。ソーシャルディスタンスを保ちつつ再会を喜び、ふと本屋の脇のベンチを見やると、杖を

          久しぶりに会った父

          ハッシュタグをつけたくない

          奇をてらった記事を書くのは苦手。 つかみが大事と大学時代の先生に学んだけれど、やっぱり書き慣れていないと、本を読んでいないと難しい。 感性は枯渇するものだし、熱意はうすれていくものだ。20代の頃あれほど公私ともにとにかくなんでも書きなぐっていた自分の熱意は、いまは娘のお弁当作りや、家族の献立栄養バランス計画、はたまた家を清潔に保つことばかりに費やされている。 インスタやツイッター、ブログやnoteなどでクリエイティブな主婦の方々がものすごい熱意でもって絵や文章を更新して

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          見つめるとき

          父が検査入院して、長年の不調の原因がようやくわかった。 いろんな病院に通って、いろんな検査をしまくって、ようやく病名がわかった。100万人に2~3人とされる難病だった。原因がわかれば、あとは戦うだけだ。薬ももらえるし、きっと良くなる。 だけど免疫系の薬を飲むので、コロナが心配。70代だし、心配。本当にはやくワクチン・お薬が開発されますように。 「ふつうの暮らし」のありがたみを痛感する機会は、ここ数年多い。どうか安寧な日々がもどりますように。あたりまえに、行きたいところへ

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          平日昼の本屋は天国・早朝の薬局は修羅場

          ひとりで本屋をゆっくり物色する、というのはたいへん贅沢な時間だ。それをわたしは子どもを産んでから知った。今日は原稿の〆切や用事がなかったので、買い物の後、小春日和のなか音楽を聴きながらすこし離れた本屋へ歩いて行った…こう書くと、ほのぼのとうららかな感じに聞こえるけれど、聴いてたのはKing Gnuさん。 まえKing Gnuについての記事を読んだとき、「重厚でこだわりのある素晴らしい音楽に、素晴らしい井口の声、でも歌ってるのは中2全開の歌詞。このバランスがたまんねえ」的なこ

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          仏教系幼稚園の本気

          今日は節分。我々夫婦の結婚記念日でもある。 結婚記念のお祝いはまた別日にセッティングしてあるので、今日のメインイベントは節分なのだ。娘は幼稚園で豆まきをするそうで、楽しみに出かけて行った。帰ってきたら相当豆まきが怖かったらしく、聞いてみると 「今日、幼稚園に鬼が3人やってきた。赤と黒と緑の鬼で、みんなお酒を飲んだり、お肉をムシャムシャ食べながら、ずしんずしん大きな音を立てて歩いてやってきた」「怖くて泣きたかったけどガマンした。もうすぐ年中さんだから!」「豆をまいたら叫んで

          仏教系幼稚園の本気

          あの頃不毛だと思っていたものに意味があった

          朝、夫を送ってからLINEに気づく。幼稚園のママ友からランチのお誘い。今日は本当は新宿伊勢丹に用があったのだけど、コロナウイルスも怖いのでやめておこう…と決めた矢先のことだった。そのママ友グループは、ポジティブな気持ちになれるとても元気な人たちなので、喜んで行く返事をした。 その時間までまずはスーパーで買い出し。私はスギ花粉症なので、コロナ以前にこの時季マスクがないと本当に困る。医薬品コーナーにつくと、ちょうど段ボールでマスクが搬入されていて、客がぐわっと群がっていた。スゲ

          あの頃不毛だと思っていたものに意味があった

          筋肉よもどれ

          発熱で1週間休んでいた娘、今日から登園した。 ずっとひとりの時間がなくて、昨晩はついに夫が寝た後に1人晩酌に走った。0時にカロリミットを飲み、ハッシュドポテトをグリルで焼き、ギンギンに冷やしたスーパードライを半分凍らせたかぼすジュースで割って飲んだ。これが超うまいんだな。Netflixで『水曜どうでしょう』を流し、夏野菜スペシャルを見て開墾シーンで爆笑してコタツで寝落ち。2時ごろ目が覚め、しめやかにベッドに入った。 水曜どうでしょうの前に見ていたのが、NHKの『ナウシカ歌

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          本が読めなくなった

          妊娠して出産して育児をしていたら、本が読めなくなった。 「本を読む時間がない」とかじゃなく、書面や文字を追っていられなくなってしまった。あんなに好きだったのにね。 妊娠中は貧血のせいか、文章や液晶に向き合うとくらくらしてしまい、産後しばらくは、たとえ子どもが寝ていても「いつ泣くかいつ泣くか」と常に脳天から両肩にかけてアンテナがビシビシ立っているようにそわそわしていた。だから落ち着いてなにかをする ということが本当になかった。子どもが起きているときは「子ども」。寝ている時に

          本が読めなくなった