平日昼の本屋は天国・早朝の薬局は修羅場

ひとりで本屋をゆっくり物色する、というのはたいへん贅沢な時間だ。それをわたしは子どもを産んでから知った。今日は原稿の〆切や用事がなかったので、買い物の後、小春日和のなか音楽を聴きながらすこし離れた本屋へ歩いて行った…こう書くと、ほのぼのとうららかな感じに聞こえるけれど、聴いてたのはKing Gnuさん。

まえKing Gnuについての記事を読んだとき、「重厚でこだわりのある素晴らしい音楽に、素晴らしい井口の声、でも歌ってるのは中2全開の歌詞。このバランスがたまんねえ」的なことが書いてあった。思わずふき出したけど、聴いているとその記事にあらためて共感してしまう。一周回っていい意味で。自分が高校生だったら絶対はまってたわ~とか言いながら、アラフォーの今でも普通にはまってます。何なら今もこれ書きながら聴いてます。ありがとうキングヌーさん。

話は戻り、本屋でひとりゆっくりするのは実に久しぶり。平日の昼間の本屋は空いていて、本当に大好き。いつもは子供同伴で、絵本コーナーか玩具コーナーであっち行ったりこっち行ったりして、ゆっくりと見ることは不可能なのだな。

買ったのは『本日は、お日柄もよく』(原田マハ)、『つるかめ助産院』(小川糸)、『あつあつを召し上がれ』(小川糸)、『3月のライオン15巻』(羽海野チカ)、『ノラネコぐんだんおばけ おばけのやま』(工藤ノリコ)(これは娘に)

いま読んでいる司馬遼太郎の『風神の門』下巻があともうちょっと。司馬遼太郎読んだあとはだいたい女性作家モノが読みたくなる。「そのとき読みたいと思ったものを気ままに選んで買える」というのも実に贅沢。ありがとうございます。

きのう、混み合った公園のベンチで娘がおやつ食べる前に手ピカジェル(ミニサイズ)を使って、脇に置いて娘の靴を直したりしていたら、気づいたときにはなくなっていた。近辺を探してもない。あれ?これ、盗まれた? 実は近所のスーパー、ドラッグストアはもう手ピカジェルは消え去っていて、どこにもない。マスクやアルコール系消毒商品が搬入される朝イチの薬局にはすごい人数が詰めかけている。皆さん目が怖い。どちらかというと高齢な方が多いかな。それにしてもーーマジかーーーーーーー。治安…そんなに悪くないはずなんだけどっていうか、有事になんでも買い占めがちなんだここの区民は。きっと神奈川とか都心にいけばあるだろ…。ネットで売られているのもバカみたいに高騰している。ほんと、愚か。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?