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親が安心するための習い事


わが家のまわりには教育熱心な家庭が多い。

私も人の親、よその家庭のいろんな話を聞かされる度に、
つい焦ってしまうこともある。

週7以上習い事をしている子もザラだし
塾での先取り勉強は当たり前、学校の先生も最早それが前提になっている。

実際、そういう家の子は色々と早々に秀でているエピソードが多くて
そのたびに
「うちの子は劣等感を抱かないだろうか?」
「得意分野を早めに見つけてあげたら、将来幸せになれるかもしれない」
「なにか夢中になれるものを見つけてあげなくちゃ」
とか、母としては目が泳いでしまうんですね。

でもよくよく考えると、”週7以上習い事”なんて
自分が子ども時代もしそうだったら絶対に嫌なのと
娘も「そんなの嫌だし、無理!」とハッキリ言ってくれる。

というわけで今現在、
娘は本人がやりたい習い事だけをやっているけれど
そもそも彼女には
「得意じゃないけど楽しい・好き!」というジャンルがあるらしい。
先日などはキッパリと
「上手くなるために習ってるわけじゃない」
と言い切られた。

3年生という年齢もあっての発言かもしれないけど
ある意味強靭なハートに
得体のしれない頼もしさを感じざるを得ませんでした。

これらは私が子どもの頃にはなかった発想で
ある意味尊敬しちゃうし尊重してあげたい、素敵なところだと思う。
実際、付き添って見学しているのが正直しんどい習い事もある。
上手で秀でていたら、親としては鼻も高いんだろうけど。
よく見極めつつ、見守るしかない。

てぃ先生が
”親が安心するための習い事はさせない”。(塾を含む)
と言っていたけど、まさにそういうことですね。

というわけで、いまは
他の子が公文やらサピックス(小3でスゴイね)、英語などに通う間
娘は友達と遊ぶ以外は、宿題と母作の小テストをちゃんと終えてから
家でゴロ寝してマンガを読み漁っている。
ときどきマンガじゃない長編本もちゃんと読む。

学校から帰ってきて、庭にシートを敷いて、
ときどき飼い猫や私にジャマされながら
マンガでゲヘゲヘ笑ってのんびりしている様子を見ていると、
「これでいいんじゃないかな」と
今のところは思っています。

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