見出し画像

秋風ひんやり

朝おきて窓を開けたとき、北側から入ってきた風がまるで涼やかな秋の高原のようで。レースのカーテンが思いきりふくらんで、とても気持ちがよかった。

実際はすぐ外を車がたくさん走っている、コンクリートコンクリートした街なのだけれど。暴風雨の後だったせいか、空気がいつもよりきれいな気がする。

むすめは幼稚園へ行きたくないとごねながらもバスに乗って行った。毎朝泣かずにちゃんと行ってえらいなあ、とおもっている。

私は幼稚園のころ、毎朝母の服を引っ張れるだけ引っ張って、泣き喚いて抵抗した。母のセーターはことごとく伸び、シャツは皺だらけになった。袖のボタンがとれることも1度や2度ではなかったらしい。むすめは、そういう風に取り乱したことはない。

きっとお友達やいろんなことで、嫌なことややるせないこと、面倒なことはあるんだろう。でもあまり家ではそういうことを話さない。4才なのに、どこか達観したところがある。「ま、しょーがないか」というスタンスがある。

生まれてから、顔も気質もわたしに似ている・もはや子供のころの私を見ているよう…そんなむすめだったが、最近になって、いろいろ違うところが垣間見えるようになった。当たり前だけど、「あ、そういやこの人はそもそも私とはちがう人間だったな」と気づかされている。

どんな人に育っていくのだろう?それを間近で見守れて、一緒に歩んでいける こんなしあわせなことは他にない。

お互い健康で長生きできますように。

だからちょっと仕事量やっぱり減らそうかなあ。つかれた。寝れてないし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?