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親を想うスターチャイルドたち。心がキュッとなる。想いと想いは、そうそう上手く嚙み合わないのか? 漫画「Sunny」★4,5

児童養護施設・「星の子学園」その子供たちの日常と、満たされず溢れる親への想い。眩しき「少年期ジュブナイル

2011年~2015年 全6巻
松本大洋

ー星の子学園ー
山下静、矢野春男、兄・純助、弟・しょうすけ、弟・伊東研二、姉・伊東朝子、たろう、めぐむ、きいこ、みつこ、こーじ、つとむ、双子(ゆり?せり?)、園長先生、足立稔、牧男、くりまる(犬)
ーその他ー
高原くみ、春菜先輩、(あと誰だろ?)

松本大洋さんの自伝的作品ということで、こんな感じの子供時代を過ごしてたのかなーと感慨深い。やっぱ、「山下静」が、本人に似てるキャラになるのかな。始まりは、静が来るところからだし。

それとも春夫?メインキャラで、登場も多い。けど違いそーだな。そういうキャラの子がいたんだろうなーて感じ。純助なんかも。まあ、創作も強くあるだろうけど。リアル面も気になるよなー。

自分には、このような境遇の子供たちの気持ちを、ほんとの意味で理解はできない。親に捨てられ、親をあんなにも求める気持ち。分からないけれど、めっちゃ心がキュッとなる。切ないっす、その想い。

「オリで飼われる人生なんぞマッピラごめんじゃ。オレは狼やっ、ローンウルフなんやっ」(はるお)

ふざけてるとこと、マジなとことの緩急にやられる。「♪女よんで もんで だいて いいきもちー♪(純助)」とか笑 で、ついうっかり油断してると、親への強い想いなんかでてきて、泣いちゃいそう。

やっぱり、暗くなったり、卑屈になったり、暴力的になったりしてる子供たちが、時々、親に会ったりするときに、心が解放される様子は胸を打つし、関係が上手くいかない様子は、とても悲しい。

こういうのは親に問題がある場合が多いのかな。そんなんなら子供つくんなよ、ていう思いもあるが、でも親も一人の人間だからな、しょうがないと思いつつも、やはり子作りは計画的にだな笑(勢いも大事か?)

「「時間」いうんはホンマ良うできてるてワシは思う…とどまるゆうことがないさけな。どんだけ楽しいときも、どんだけ悲しいときも、ずっとそのままいうわけにはイカン。今のままがずっと続くことはないんやな。これは救いやとワシは思う。」(園長先生)

この漫画読んでたら、まず子供たちの想いがある。親たちの想いもある。そして、その周りの人たちの想いがある。存在の数だけ想いがあって、その千差万別の想いが複雑に絡み合っている世界って、なんかすごいなと。

そりゃ、うまく嚙み合わないことがあっても不思議じゃないよな。むしろ、これくらいで済んでるのが奇跡的に見えてくる。想いと想いが重なる、ホントの両想いなんていうのは、なかなかあるもんじゃないだろう。

そのホントの両想いの姿は、きっと清々しく、美しく輝いてそう。(夜空の星のように)そんなのを見ていたい。そうでありたい。たぶん、昔より今の方がより良くなってるんだろうし、この世界と両想いになりたいよ。

「オレら どこへかって好きなとこ行けんで!」


★\(^^)/☆

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