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インターンシップを考える

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企業での海外インターンシップ学生受け入れ、大学でのキャリア支援、日本インターンシップ学会での知見等から、考えていることを紹介しています。
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記事一覧

『インターンシップ』について考える(1)

『インターンシップ』について考える(1)

2020年3月、「全国求人情報協会」「日本私立大学団体連合会」「国立大学協会 」「公立大学協会 」他が記者会見を行い、十分な就業体験が確保されない1日完結の「ワンデーインターンシップ」の取り扱い(受付・情報の掲載)を停止するという共同声明を発表しました。

全国求人情報協会には、マイナビ社、リクルートキャリア社(リクナビ)など、新卒の就職情報を扱う13社が加盟しているため、その後は就業体験をともな

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『インターンシップ』について考える(2)

『インターンシップ』について考える(2)

インターンシップ(就業体験)は、企業や官庁研究の貴重な機会になります。

文部科学省の目ざす教育効果としては、「学修と社会体験を結びつけることにより、学修の深化や適切な職業選択に資する」ということになるかもしれません。

リクナビやマイナビ等「就職情報サイト」を利用している企業は、6/1からインターンシップシップ情報を開示し、受付も開始します。すでに、エントリー予約を受け付けている会社もあります。

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『インターンシップ』について考える(3)

『インターンシップ』について考える(3)

「採用競争力におけるインターンシップの重要性」についての理解が進み、多くの企業、官庁、団体がインターンンシップを企画・実施するようになりました。

一方、採用競争力だけでなく、「早期離職の原因」として、いわゆるリアリティショック(期待と現実との間に生まれるギャップにより衝撃を受けること)をいかに避けるかも大きな課題になっています。

大卒者の3年離職率は30% 。学生から企業人、組織人へのトランジ

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インターンシップを『選ぶ力』と『参加する力』

インターンシップを『選ぶ力』と『参加する力』

「夏インターンシップ」の募集が一斉に始まりました。

企業、官公庁、団体から地元商店街まで、規模・期間・内容などさまざま。

インターンシップは、文科省の立ち位置である「教育の一環」という方向性はあるものの、受け入れ側にとっては人材獲得のための「自己PRの場」であり、「人材発掘の場」になっています。

企業の人事・採用が窓口になっているインターンシップは「人材発掘」、広報部やCSR部などが企画して

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