見出し画像

「ままごと遊び」昭和の町内子供遊び

 「僕の昭和スケッチ」126枚目

<「ままごと遊び」©2022 画/もりおゆう 水彩 F5>

皆さんは、ままごと遊びをしましたか?

今でも幼稚園などで行われているようですが、僕の記憶では幼稚園ではなく「町内」の女の子との遊びです。

ままごと遊びは、基本的に女子主体として伝わってきた遊びなのですが、皆さんご存知のように男の子も脇役として参加し、女子に混じります。

しかし、、、正直言って僕はこれが非常に苦手でした(^。^)💧 

例えば、相手が年上の女の子だと、訳もなく居心地が悪いのです。女の子の方が一般に大人っぽく見えるせいで、自分がひどく子供扱いされているような錯覚を覚えたのか、、、よく判りません。
かといって、逆に年下の女の子だと、さらに困惑しました。

だって、年下の幼稚園にもまだ行かない年頃の女の子に言われるんですよ。

「はい、ご飯よ、あなた」
などと!

『変だろ、それって!』
と僕は子供ながらに思い、もう何やら恥ずかしくて顔が赤らんでしまうのでした。

おまけに、町内の悪童に見つかろうものなら、まぁ手酷く揶揄われ、これも中々厄介な事でした。

だから、僕にとってままごと遊びと言うのは、楽しいようで楽しくない、、言ってみれば禁じられた遊びのようなものだったのです(^。^)💧 

*ままごと遊びは基本的に女の子の遊びとして古くから伝わってきました。
ままごと遊びセットを持っているのも大抵は女の子です。
それは、文明と共に「家事は家の中にいる女性の仕事」として決められてしまった事の子供遊びへの現れです。ですから、女性が社会へ出てどんどん働くようになり家事も本当に男女平等で行うようになっていけば、このままごと遊びのあり方も大きく変わって行くでしょう。
全てのごっこ遊びは、将来の社会参加への疑似体験/トレーニングなのです。
*ちなみに、ママの真似をするからままごとではなく、ままごと=飯事(まんまごと)」.

<©2022もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2022 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?