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エッセイ

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記事一覧

リスペクトは落とし穴

リスペクトは落とし穴

どんなに苦手でも尊敬できるところをもつ---。
これが私のモットーの一つ。
例えば、いくら価値観が合わない相手でも、この人は誰かの親なんだと思うと少しムッとすることが少なくなる。
言い方がきつい相手でも仕事に一生懸命なんだと思うとスムーズに内省できたりする。

どんなに折り合いが合わなくても、たった一つの尊敬を持つことで、腹が立つこともガクッと減ったし、昔と比べて人と関わるのが楽しくなった。

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死とはなんぞや

こんなこと書くのもよくないのかな〜と思うのだけれど、
病んでて誰かに構って欲しくて…とか
落ち込んでて誰かの手を必要としているわけでもなく、
いわゆる素面なので書いてしまおうかなと思う。
題名のことが素朴な疑問として浮かんだのだ。
朝に太陽が顔を出して、夜に月が浮かぶように自然に、その疑問が湧いた。
でも夜に更新しているから、
もしかしたら素面ではないのかもしれないけれど…。

まあそんなことは端

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酒🍶と私🙋‍♀️の備忘録

酒🍶と私🙋‍♀️の備忘録

いくつになってもお酒が飲めない。

ある時、レモンサワーを一杯
度胸試しに飲んだら
トイレの前で倒れ、そのあとの記憶はない。
ちがう日は、カシスオレンジを一杯
便器にこびりついた便を眺めて
便器に張り付き嘔吐した。

「ホンネではしご酒」という番組があるが、
お酒が本音を喋らせるのか、
本音がお酒を飲ませているのか、
未だにわからないのだ。

お酒にまあまあ強い姉にそれを問うと、
「はあ?」
と一

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人間

「健全な精神は、健全な肉体に宿る。」

その通りである。
皮肉を窓際に並べる人は、
皮肉を綺麗に並べる余裕しかない。

賛辞を述べるものは
自ずとたたずまいを魅了し、
表情にも華があるものだ。

「健全な精神は、健全な肉体に宿る。」

だが、それに該当するのは動物だけではないか?
植物も基本的には当てはまる。
だが、"ヤツ"はどうであろうか。
"ヤツ"は枯渇した地でも、
灼熱のもと生きながらえる。

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天使

一歳半前に姉が、あかちゃんを授かり、とうとうおばさんと言われる立場を迎えてしまった。
その頃から家族の様子がおかしい。
寡黙だった祖父は、姪の顔を見るたびに鼻の下を伸ばす。
お節介な祖母も、すぐにニタニタする。
私の母も、久々に会った恋人を抱きしめるようにもの凄い引力でだきしめている。

私の知っていた家族はどこにいったのだろうか。
さてはて、うちの家族はこんな気持ち悪い笑みを浮かべたことがあった

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#スキ

先日 #ゆたかさって何だろう  というハッシュタグをテーマに、
なんとも無茶苦茶で、支離滅裂な、それでも言いたいこと好きなようにを言わせていただいた。

正直、スッキリした。
文章のほとんどはストレス発散と、悪口である。
そんな投稿に、3件のいいね!ならぬ、スキをいただいた。
とても嬉しかった。
単純で恥ずかしいけど、心の中に温かい日が灯った。
腐った心にも暖炉のような、暖かい日が灯ることもあるらし

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ゆたかさって何だろう

医療従事者になることが夢だった。
そうしながら、作家になることが夢だった。

気付いたらそれは全て夢は夢のまま
土の中に埋まる思い出宝箱として、葬り去られていた。
#ゆたかさってなんだろう
このタグを見て、投稿する気は毛頭なかった。
"人それぞれ"その言葉のメモを貼り付け、
記憶の片隅にすぐさま片付けた。

毎日毎日家の中で自堕落に過ごす日々。
同居している家族とは毎日顔を合わせるから、わざわざ

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