"脳は身体を動かすためにできている" 私がランニングをする理由
『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン、新潮社、2020年、久山葉子訳)
という本を知っていますか?
新潮から出ている新書で、2020-2021年にメガヒットを飛ばした本です。
一時期、どこの本屋にいっても店頭に山積みになっていたので、
少なくとも見聞きしたことはあるのではないでしょうか?
実は、私はこの本を読むまえからランニングを習慣化していました。
しかしこの本と出会い、
「脳と運動」についての認識がガラリと変わりました。
今までよく意味を考えずになんとなく走っていたのが、
より運動の重要性を意識したうえで走るようになりました。
今回は私がこの本を読んでもっとも衝撃的だった言葉を
さくっとご紹介したいと思います。
"脳は身体を動かすためにできている"
これは衝撃的でした。
脳と身体についての認識がガラッと変わったというか。
なんとなくこれまで、
脳 ⇒考える担当
身体 ⇒運動する担当
みたいに分けて考えていた部分がありました。
そんな私にとってこの言葉は衝撃的でした。
でも考えればあたりまえのことなんですよね。
何万年も前のサバンナで暮らしている私たちを想像してみましょう。
そのころの私たちは、
机にじっと座って数学の問題を解くこともなければ、
プレゼンの資料作成に頭を悩ませることもありませんでした。
では何をしていたのでしょう?
動き回って、食べものを探していたのです。
これはすべての動物にとって死活問題です。
・目に飛び込んでくる周囲の情報を処理し、より食料のありそうなほうへ移動する。
・あちらこちらへ逃げ回る獲物を捕まえる。
・ライオンに襲われないよう遠くへ移動する。
このようなことにこそ、私たちの脳は使われていたのです。
それが私たちにとっての最重要事項だったんですから。
そしてサバンナで走り回っていた時代から
私たちの脳はあまり変化していないそうです。
つまり、私たちの脳は
じっとデスクに座って仕事をしたり
スマホを何時間もぽちぽちすることには適応していません。
脳は運動をするためにできている。
運動をすると私たちは
脳のパフォーマンスが上がり集中力を発揮できるようになります。
この意識をもつようになってから
私は体の健康のためだけでなく、
脳のパフォーマンスのためにもランニングをするようになりました。
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