見出し画像

【今日のnote】納期を守るため、フリーランスの体内で鳴り響く「スパート時計」とは。


 どうも、狭井悠です。

 毎日更新のコラム、83日目。


 今日は手短に書きます。月末がやってきたのです。つまり、今月依頼を受けている仕事はすべて、あと2日半くらいで片付けなくてはいけません。(このコラムは、次の仕事の着手時間を決めながら、今日のお昼に急いで書いています)

 今月はとにかく仕事の依頼が多く、noteを更新するか、仕事をするかの二択しかない生活を送りました。

 ほとんど遊びに出ることもなく、毎日のように代理店さんやクライアントさんと代わる代わる連絡を取りながら、案件をすすめました。

 たまには、これくらい仕事に没頭するのもわるくないですねえ。まだまだ限界点には到達していませんが、今月は七割〜八割前後の頑張りで稼働しているように感じています。

 これくらいの仕事量ならばまだいけるけれど、これ以上増えるとちょっとキツイ、みたいなラインでしたね。あとひといき、頑張ろう。


 それで、毎日のように、仕事のアウトプットや、noteのアウトプットをする生活になると、身体の中に体内時計ならぬ「スパート時計」的なものが構築されるようになります。

 スパート時計の機能は何かというと、要するに「これ以上、この仕事を置いておくと納期に間に合わなくなるよ」というアラートみたいなものです。


 フリーランスは自由業ですから、営業時間というものは特に固定で設けられているわけではありません。いつ仕事をやってもいいし、ギリギリまでサボっても誰からも怒られません。

 しかしながら、自由業とはいえ、決して逆らうことのできない絶対的なものがあります。それが仕事の「納期」です。フリーランスは納期が命。そこに間に合わせられないならば、この仕事を続けることはできないでしょう。


 僕は1年半、フリーランスをやってきていますが、仕事が納期に間に合わなかった……と頭を下げた経験は過去に一度もありません(きっとほとんどの方がそうだと思いますが)。

 これは、体内にあるスパート時計の効果が多分にあると感じています。


 ちなみに、仕事が納期に到達するまでの時間感覚としては、以下のような区分を挙げることができます。

 とりあえず、それぞれの時間感覚の区分に、テキトーに名前をつけてみますね。

①デキスギ時期 … めっちゃ余裕で間に合う。今やれば、ものすごく楽に納品できる。
②ジャスト時期 … 余裕で間に合う。今やれば、バッファ+αの日程を残して楽に納品できる。※基本的には、このジャスト時期に着手をします。
③ギリギリ時期 … まあまあ間に合う。今やれば、バッファを残して納期に納品できる。
④ヤバイ時期 … とりあえず間に合う。が、バッファがほとんど残らず、納期の前日くらいにやっと納品できる状態。
⑤オワタ時期 … 間に合う。が、締め切り当日以上は絶対に納品を早めることができない。


 だいたい、こんな感じですかねえ。

 ちなみに、スパート時計には「間に合わない」という文字はありません。

 間に合うのが大前提ですから、間に合わない場合は、もはや仕事をやめたほうがよいということになります。この辺は、めっちゃ自分に厳しくシビアにいきます。


 見ていただくとわかると思うんですが、上記の①〜⑤のスパート時計の流れの中で、「バッファ」という言葉が何度も出てくると思います。

「バッファ」とは、もともとコンピューターに関する用語で、パソコンに一時的に情報を保存する領域をバッファと呼んでいました。このことから、IT用語としては今も「保存領域」という意味で使われます。これが転じて、ビジネス用語としては「余裕」「緩衝」という意味で使われるようになりました。「バッファ」の意味とは? 使い方を例文つきで解説【スグ使えるビジネス用語集】

 そして、このバッファをとるために、本来の納期よりも余裕を持って納品できるように意識しているのが、①〜⑤の流れを見ていただくとわかるのではないでしょうか。


 なぜ、ここまでバッファが大事かというと「差し込み案件に対応できなくなる状態を防ぐため」です。

 バッファを想定して仕事をすすめておけば、別の緊急対応の仕事が入っても、どちらの仕事も納期どおりに納品することができます。

 しかし、バッファを想定できていなければ、緊急対応の仕事を断らなければならなくなってしまうか、あるいは当初の仕事の納期を調整しなければならなくなります。


 差し込み案件に、柔軟かつスムーズに対応できるかどうか。

 皆それぞれに実力があるために、能力で差が生まれにくいフリーランスの世界において、自分の価値を他のフリーランスと差別化するためにも、ここってめっちゃ大事なんじゃないかなと、僕は思っています。


「当初決まっている予定の仕事は当たり前にこなし、さらに+αで、急に対応しなければならない案件にも応えることができる」

 これって、仕事を依頼する代理店さんやクライアントさんからは、それはもう、めちゃくちゃ喜ばれるんですよ。

 

 だから僕は、仕事では常に、スケジュールにバッファを多く設けるようにしています。

 フリーランスの仕事って、納品が早ければ早いほど、対応できる量が多ければ多いほど喜ばれます。

 逆に、納品が遅く、対応できる量が少なければ、継続依頼ってほとんど見込めないんですよね。


 そういう意味でも、体内のスパート時計の精度は、常に高めておく必要があります。そして、その警告音を頼りに、僕はこれまで、カチカチと仕事のスケジュールを組んできました。


 で、今の僕のスパート時計が、どの段階のアラートを鳴らしているかというと……実は、④でございます。(ヤバイ)

④ヤバイ時期 … とりあえず間に合う。が、バッファがほとんど残らず、納期の前日くらいにやっと納品できる状態。

 ウーウーウー。

 ウーウーウー。

 パターン青。

 パターン青。

 月末が襲来しています。

 月末が襲来しています。

 至急、タスクをすすめてください。

 至急、タスクをすすめてください。


 ……というわけで、警報が鳴り響いているので、この世界の平和を守るためにも、今日のnoteはここまでとします。

 今月、あと2日。毎日更新のnoteを落とさず、原稿の締め切りも落とさず、乗り切って見せますよ!


 逃げちゃダメだ!



 今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。

 明日もまた、この場所でお会いしましょう。

 それでは。ぽんぽんぽん。

この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,708件

サポートいただけたら、小躍りして喜びます。元気に頑張って書いていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。いつでも待っています。