マガジンのカバー画像

むじゅん日記

106
むじゅんが、日々のちょっとしたときめきを綴ります
運営しているクリエイター

2024年4月の記事一覧

【2024年04月24日】マジックアワー

【2024年04月24日】マジックアワー

暮れ泥む空。

今日も持病の腹痛と下痢が酷い。

痛いの飛んでい……くことによって誰かが痛い思いをするのは嫌だから控える。

むじゅん

【2024年04月19日】本当に良い、春の日に

【2024年04月19日】本当に良い、春の日に

先日、亡くなった大伯母を、みんなで見送ってきました。

大伯母は数年施設に入っていたので、ここ最近は会うこともなかったのに、やっぱりお葬式に行くとぽろぽろ涙が溢れ出して、ハンカチがぐちょぐちょになった。
おばちゃんが亡くなった寂しさはもちろん、おばちゃんたちきょうだいが勢揃いするのは今日が最後なんだなぁと思うと、また涙が溢れる。

病院に入院している、3番目の妹であるおばちゃんは、お葬式に参加でき

もっとみる
【2024年04月15日】波打際

【2024年04月15日】波打際

昨晩、大伯母が亡くなったという知らせが届いた。
誰かが亡くなるという事実はやはり重く、腹の底にずんと衝撃が走る。
そうか…、遂に。
最近になって、何度か危ない状態になったという知らせがあったので、きっと親戚一同、遠くない未来にこの日が来ることを覚悟していたことだろう。

しばらく心臓が止まっていたこともあったようで、この1ヶ月くらい、きっとおばちゃんは、この世とあの世のすごく曖昧なところにいたのだ

もっとみる
【2024年04月08日】『二十八の呼吸』

【2024年04月08日】『二十八の呼吸』

ずっと読みたかったnico thingsさん(宇都宮ゆりえさん)の『二十八の呼吸』が届いた。
届いて、すぐに読んだ。読了した。

じんわりと、沁み渡るようだった。
浮き沈み、思考する過程。
会社や学校、生きることから外れた時の、あの心細くて、情けなくて、でも自分を守るためにはこうするしか無かったんだという、自分を守れたんだという安堵。
生きることが昔から下手くそで、不器用で、うまくいかなくて、なん

もっとみる
【2024年04月04日】スイートマイルーム

【2024年04月04日】スイートマイルーム

1週間の島生活を終えて、島を後にした。
数日前までぽつぽつ咲き始めたばかりだった港のソメイヨシノも、どんどん花が咲いている。
残念ながら、満開の時は見られなかったけれど、曇り空に儚く佇む桜の花はとても綺麗だった。

久しぶりの両親との会話。
久しぶりの自分の部屋。

落ち着く〜、と安堵した。

島の家は大好きだけど、自分の部屋に帰ると毎回「Oh!スイートマイルーム!!!」って安心感と愛しさでいっぱ

もっとみる
【2024年04月02日】山のように

【2024年04月02日】山のように

昨日の夜、気づいたら、井戸を汲み上げるモーターがおかしい音を立てていた。
ウィンウィンウィンウィンウィン…
連続でオン・オフを繰り返して、止まらない。
なんだ!?と飛び出し、暗い中井戸にスマホの明かりを当てて見てみるが、何もわからない。
とりあえず、電源を抜いて、また挿してみる。
しかし、またもや止まらなくなる。
もう一回電源を抜いてから挿すと、一旦落ち着いた。
が、しばらくすると、ウィン、ウィン

もっとみる
【2024年04月01日】春比べ

【2024年04月01日】春比べ

2024.03.29

透明な光、山桜。

紺碧の硝子細工の海。

酢漿草の花が溢れる。

2024.04.01

待ちきれないの、ソメイヨシノ。

碧深まる海の中。

溢れんばかりに喜ぶ、道端の草、裏山の息吹。

むじゅん