比良麻友子

母の絵本の読み聞かせで育った。小学生は代表委員。中学生で人の目が気になり、高校生で男子…

比良麻友子

母の絵本の読み聞かせで育った。小学生は代表委員。中学生で人の目が気になり、高校生で男子恐怖症になった。妹は引きこもり、両親は放任。成長期に歪めた思考のまま社会に出た。「いい性格」になりたくて足りない理由を求める。点を結んで線になる瞬間が好き。ひっそり世界を見つめるエッセイnote

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感覚で生きる人が疲弊するのはなぜか?

私は写真を撮るのが好きだ。 パシパシたくさん何千枚も、 被写体にもグングン近づいて撮って 飽きずに撮りまくることができる。 でも、撮り終わったあと、放置する。 写真を見返して選んだり、保存したりするのがあまり好きじゃない。 人から「写真、共有してね!」と言われるのに、 全然やる気が出ない。 それは私がものぐさ太郎だからなんだ、と思っていた。 この性格なら仕方ないのだと。 ・・・ 最近、構図について改めて勉強してみた。 すると撮影する際にも少しだけ感じて

    • ”美味しいの基準”

      「あの店はそこまで美味しくなかったよね」 と、最近聞かれたことがあった。 私は好き嫌いがないことがちょっとした自慢でもあり、舌の許容範囲はかなり広い。レバーやパクチーみたいな一般的に嫌いだと敬遠されるものが逆に好物だったりするし、カエルやネズミや芋虫など、日本では常食されないものも、とりあえず口には入れてきた。 なんなら、世の中の皆さんの好き嫌いは、タイミングと思い込みだとすら思っている。 例えば、飛行機内で食べるウニは美味しくない。それは、ウニが本来いる場所である海

      • 内観で人生が変わりました。

        ●「人生が変わった」が胡散臭い理由 私、内観で人生が変わりました。 、、、本当なんですけど、 胡散臭く、、、感じませんか? 事実なんですけどね。 なぜ、 「カレーを食べました」 は胡散臭くないのに、 「人生が変わりました」 は胡散臭いのでしょう。 おんなじ事実なのに。 カレーは日常茶飯事のできごとで、聞いている人にも経験があるから、「あぁ、それな」とすんなり理解できるのでしょう。 人生が変わったできごとは、経験のある人の方が少なく、経験のない人の方が大多数なので

        • フィリピンに漱石がいた

          今日は、中秋の名月。 満月が佇むしっとりとした空です。 秋の満月を見て思い出すのは、フィリピンに短期留学していた去年のこと。 英語が大嫌いな私は、マンツーマンで逃げられないフィリピンの学校を選びました。 毎日6時間、フィリピン人の先生と2人で個室で話す日々。よくわからない戸惑っている私の、よくわからない英語を、一切バカにすることなく、凄腕のレシーバーのごとく拾ってはふわっと軽めのパスを投げてくれる、それはそれは人格が磨かれた先生たち。彼らのことが、大好きになりました。

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        記事

          ひとりでつくれない感情は、”うれしい”

          緊急宣言中で訪問客なんてこないはずのある日、 おうちにコーヒー豆がやってきました。 ルワンダから来たコーヒー豆改めまして、今日、キング&ゴッド印のコーヒー豆が届きました。 (”今日”きたんじゃないんだけど、この文章は届いた日に書いたので、そのままにしておく) この豆が育ったのは、東アフリカにある国・ルワンダ。 東アフリカ、と言われても全然ピンときません。 だから、ググる。うーん、ケニアの左の方なのね。 (何も知らなくて、ごめんなさい・・・) (赤ピンのところが、ルワ

          ひとりでつくれない感情は、”うれしい”

          ごはんに小石が混じっていたら、

          フィリピンは、いろんなものが粗い。 衣食住のサービスも日本と比べると60〜70%程度の完成度だ。(自分調べ) それは「お米」に対しても同じで、脱穀の精度が低いためか、米粒よりひとまわり小さいサイズの小石を噛み締める時がごくまれにある。柔らかいごはんを噛んでいると思っている中で出くわすと、心理的なダメージが大きい。 何よりストレートに、歯が痛い。 一度経験すると、その後、ごはんを噛むことに慎重になる。 フィリピン人は、毎日、たくさんのお米を食べる。 その分、小石に当たる

          ごはんに小石が混じっていたら、

          200円足りなくてフィリピンから出国できない危機

          ロックダウン中のフィリピンにいました。 欠航、そして欠航3月30日に帰国する予定が、COVID-19の対策でルソン島全域がロックダウンされ、セブパシフィック航空が欠航となり、帰国の足を失いました。航空会社の中には運行しているものもあったけれど、ロックダウン中はすべての公共交通機関がストップ。飛行場まで行けないために、物理的に飛行機に乗れない……という状況でした。 なんとかクルマを手配し、4月5日の飛行機で帰ろうと航空券を購入した翌日、再び欠航……。またもや航空券を取り直し

          200円足りなくてフィリピンから出国できない危機

          ロックダウンで巡り合った奇妙な共同生活

          今日が、フィリピン最後の日です。 「地球最後の日」みたいな言い方しましたけど、ただ今日、日本に帰国するだけです。 去年の11月10日、初めてフィリピンに上陸しました。これから入学する予定の学校に頼んでおいた送迎バスに置いてかれ、周りのフィリピン人に話しかけることもできず、空港を1時間も右往左往した初日が、今となっては、懐かしい。 偶然にも、今日は4月10日。 まるっとぴったり5か月間、この国にいました。 「とうとう帰るのか」と思うと、めっちゃ感慨深いです、今は。でも

          ロックダウンで巡り合った奇妙な共同生活

          歴史を知ることは、ツールであって、目的ではない

          わたしは今、COVID-19対策としてロックダウン中のフィリピン・ルソン島にいます。 ほぼ100%間違えられますが、セブではありません。 「フィリピンって、セブだよね!」というのはかなりスポットを絞った認識で、「日本って、沖縄だよね!」くらい狭いんじゃないかな、と思います。 そもそもフィリピンという国は、たくさんの島の集合体です。 日本が島国だというのがはばかれるぐらい、ガチの島国です。 ほら。(ピンではなく、地形にご注目ください) ざっくり7,000島ほどあります

          歴史を知ることは、ツールであって、目的ではない

          何をするために、フィリピンに行ったのか

          フィリピンには、マンツーマンの英語学校に入学するために行きました。 在籍期間は2019年11月10日〜2020年2月末(14週間)です。年末年始は授業が少なく2週間ほど学校を休んだので、トータルは3か月半です。 Q1:なぜ、フィリピンを選んだのかマンツーマン授業のコストが安いから。海外に長期間いることができる、ただそれだけです。渡航前はフィリピンについて、何も知りませんでした。 何も知らないどころか、興味もありませんでした。 「あーセブ? …って、フィリピンなんだ、へぇ…(

          何をするために、フィリピンに行ったのか

          今週末、日本に帰ります。

          運がよく、お世話になった学校の送迎バンに相乗りさせてもらえることとなり、マニラ空港までの交通を確保できました。飛行機は片道5万円、私にとっては高いのですが。 今もなお、公共交通機関はすべて停止し、あらゆるところに通行防止の柵があります。柵は、50m間隔くらいの近距離で設置されていて、まるでパックマンの迷路状態です。昼も、夜も、消防士がホースで水を掛けるように消毒液を撒いています。7時から17時以降は夜間外出禁止。うちのホステルは13時までに帰っておいでと門限あり。外出するに

          今週末、日本に帰ります。

          無計画でよかった。

          丹波篠山(たんばささやま)のブルワリーではたらく松原さんに会うために、鳥取県の那岐(なぎ)からレンタカーを借りてきた。那岐のバス停から智頭にでて、レンタカーを借りる。 なんとか運転できるようにならなければ、と思ったきっかけは、このため。 那岐に暮らして1週目。お休み初日。「だれか近辺に知り合いいないかなー、ぁ、そういえば丹波に一人いるぞ」と思い立ち、連絡してみた。 google先生いわく、丹波篠山までは電車で5時間、車で2時間とな。電車で行く気にはならないが、車ならあり

          無計画でよかった。

          偶然が2度続けば、それは運命だと思う。

          ちょっと長いけれど、今日のできごとについて、書きます。 タルマーリーのある鳥取県の那岐から、クルマで30分ほど東に行ったところに、岡山県の西粟倉村があります。 今日は、その西粟倉村にあるフレル食堂でイベントがありました。 フレル食堂はジビエと山の幸を使った創作料理やさん。その店主と、ヒヨリブロートという丹波のパン屋さんと、恵比寿を拠点とするワインセレクト屋さんの女性3人で半年に1回企画している『パンとワインと野山の恵み』というイベントです。 このヒヨリブロート

          偶然が2度続けば、それは運命だと思う。

          これは、本当に食えるのか

          勤務先のタルマーリーまで徒歩20分。 みんなはクルマで行きますが、わたしは両足しかないので、テクテク歩きます。歩きながら道の脇を見て、「ハーブとか育ってないかなー、タイムかローズマリーほしいなー」と、さがします。 ハーブは見つけられませんでしたが、よもぎらしきものは、見つけました。 しかし、本当にこれがよもぎなのか。 よもぎというものは、田舎にはたくさん、あちこちに生えていて、摘み放題だと聞きます。裏側に、白い毛が生えているとも聞きます。 これは、白い毛が生

          これは、本当に食えるのか

          フェス行って、院行って、引っ越して、役所行って、院行って、鳥取行って。 毎日目まぐるしくて、タスクをこなすことだけ考えて1日を終えることで平常心を保とうとしている。

          フェス行って、院行って、引っ越して、役所行って、院行って、鳥取行って。 毎日目まぐるしくて、タスクをこなすことだけ考えて1日を終えることで平常心を保とうとしている。

          この自民党応援してた父から子へのアドバイスノート、おもしろい! https://note.mu/toshinoritanaka/n/n927d9a39931c

          この自民党応援してた父から子へのアドバイスノート、おもしろい! https://note.mu/toshinoritanaka/n/n927d9a39931c