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ひとりでつくれない感情は、”うれしい”

緊急宣言中で訪問客なんてこないはずのある日、
おうちにコーヒー豆がやってきました。


ルワンダから来たコーヒー豆

改めまして、今日、キング&ゴッド印のコーヒー豆が届きました。
(”今日”きたんじゃないんだけど、この文章は届いた日に書いたので、そのままにしておく)

この豆が育ったのは、東アフリカにある国・ルワンダ。

東アフリカ、と言われても全然ピンときません。

だから、ググる。うーん、ケニアの左の方なのね。
(何も知らなくて、ごめんなさい・・・)

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(赤ピンのところが、ルワンダです)

ルワンダは、アフリカの真ん中あたりのめっちゃ小さい国、でした。

中学生のときに世界の国々の名前を覚えて以来、アフリカの地図をじっくり見た気がします。


ーーールワンダって、どんな国?ーーー

大きさは、関東の1都6県よりひとまわり小さいサイズ。
人口は、関東エリア人口のざっくり3分の1。
(※関東は約4300万人、ルワンダは約1230万人とのこと)

言語は、ルワンダ語、英語、フランス語、スワヒリ語。
宗教は、キリスト教とイスラム教。
フツ人、ツチ人、トゥワ人がいると。

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1962年・・・今からざっくり60年前に独立したあと、多めのフツ族が、少なめのツチ族を迫害することが度々、発生。

1994年にフツ系の大統領が暗殺されたことをきっかけに、ルワンダ大虐殺が勃発。4月からの約100日の間に、80〜100万人の方が亡くなりました。

同年7月に武力で制圧され、フツ系の大統領とツチ系の副大統領による新政権が発足。

4月7日は1994年のジェノサイド(集団殺害)を考える国際デーでした。
(International Day of Reflection on the Genocide in Rwanda)


ーーーコーヒーとルワンダーーー

主要産業は、農業。主にコーヒーとお茶。
GDP(国内総生産)は約100億ドル。日本はざっくり5兆ドルなので、日本の0.2%です。そのGDPの1/3を占めるのが、コーヒーなどだそうです。

・標高が1500〜2000mと高め
・昼夜の寒暖差が激しめ
・火山灰性の土でミネラル多め
・大量生産→スペシャルティコーヒー生産へ移行
・ナチュラル製法→ウォッシュド製法に移行
(クリアな味になる)

美味しいコーヒーが育つ自然環境と栽培環境が整い、ルワンダのコーヒーは人気があるようでございます。


贈り主は、キングとゴッド

このコーヒー豆の贈り主は、キング&ゴッド。

ルワンダ以上に、「え? 誰?」ってなるでしょう、そうでしょう。

キングも、ゴッドも、一般人です。

パンピーですが、王様&神様クラスのハートを携えるナイスガイたちです。
ゆえに、このニックネーム(←たぶん)。

写真を載せたいところですが、個人情報的にアレかもしれないので、ここは私のドローイングでイメージを膨らませてください。

こんな感じです!

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(後光が差しているイメージ)

彼らは、コーヒーをなりわいとしていて、知見を広げるために昨年ルワンダに視察旅に行ったのでした。

そして今回、STAY AT HOMEでくすぶっている私に、「おうちでまったりお過ごし」と、ルワンダとホンジュラスのブレンド豆を送ってくれたのです。


やさしさが文字からにじむ

私は現在、わけあってマンスリーマンションに住んでいます。
ある日、郵便受けを開けると、不在票よりも疑いの強い「あんた本当にここに住んでますか票」が入っていました。

「住んでいますよ!」と郵便局に言いに行ったけど、証明できる情報を持っておらず、再配達してもらうことにしたところ、土日も挟んで、なかなか手にできず、、、

ようやっと、今日、うちにお迎えしました!

ようこそ、わが家へ!

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包装を開けると、中から出てきたのは「コーヒー豆とお手紙」。

コーヒー豆に加えて、お手紙とは、不意打ちです。
ワクワクしながら、二つ折りになっている茶色の紙を開きました。

黙々と読む・・・。 じぃん・・・。

言葉の端々に、友人を気遣い思う2人のやさしい気持ちが込められていました。

「すてきな大人に出会えて、うれしいなぁ」

「コーヒー豆を贈ってくれたことも、うれしいなぁ」

じんわりとした嬉しさにつかりながら、夕飯のカキフライを作り始めました。

「うれしいなぁ・・・」


感情の種類

あれ、そういえば、「”うれしい”って、最近感じてなかったなぁ・・・」。

ここ2週間、ずっと一人で家にこもっています。
一人で過ごすことは、わりと好きなのですが、

ここ最近の心の動きを、思い出してみました。

美味しい”は、昨日、ゴルゴンゾーラパスタを食べながら思ったなぁ。
悲しい”は、映画『君の膵臓を食べたい』で思ったなぁ。
楽しい”は、スーパーで食材を物色している時に思ったなぁ。
苛立たしい”は、寝て1日が終わる時に自分に思ったなぁ。
虚しい”は、わたしって何がしたいんだろ、、、と落ちる時に思ったなぁ。
美しい”は、桜の塩漬けがお湯で開いた時に思ったなぁ。
懐かしい”は、メキシコ旅行の写真を見て思ったなぁ。
素晴らしい”は、中田氏の歴史YouYubeで思ったなぁ。

・・・。

ここまで思い返して・・・


おや。

”うれしい”だけは、自分でつくれないのでは……」。


カキフライを揚げながら、試しにシチュエーションを想像してみましたが、
”うれしい”が込み上がるできごとは、つくれそうにありませんでした。

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(カキフライはちゃんとつくれました)


”うれしい気持ち”は、つくれないのだ

”うれしい”気持ちとは、
1)誰かとの双方向のやりとりの中でしか感じられない。
2)自分からも、少し歩み寄らないと発生しない。
 (一方的にもらう場合は、損得感情になる。ラッキー!みたいな)
3)どのくらいの”うれしい”が巻き起こるかは、事前に想像ができない。


これが、”うれしい”の正体。 

発生条件が2人以上で予想もできないとは、なかなか気まぐれな感情であります。

他の感情・・・例えば、”怒り”ならば、結構簡単につくれます。
ダメ出しすれば良いわけなので。政治でも、仕組みでも。
ネガティブな気持ちは簡単だけど、ポジティブな気持ちは難しくて、
さらに”うれしい”は、自分でつくれなかったっっっ。

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(カキフライの後に、コーヒーをゴリゴリ)


レアエモーションの”うれしい”を手に入れると、
善のエネルギーになり、前向きな行動につながっていきます。

だから、
自分が前に進みたいのなら、誰かに前に進んでもらいたいのなら、「”うれしい”をもらったりあげたりするには、どうしたら良いのかなぁ?」と考えるのが、良いのかもしれない。

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(粉砕)


キングとゴットにありがとうを伝えたかったけれど、わたしは星野源のように音楽もつくれないし、有名料理家のようにコーヒーに合うレシピ提供もできない。

では、できることはなんだ? と考えたときに、素直で不器用なところがいいところだから(←自己判断)、「ありがとう」の気持ちをめんどくさいくらい具体的に伝えることにしました。

それが、これです(笑)

ありがとう。会える日を楽しみにしています!

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