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書道の周辺あれこれ

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#筆墨硯紙

古文の魅力と臨書の魅力

古文の魅力と臨書の魅力

めちゃくちゃ久々のNote投稿・・・。

先日、『知ってる古文の知らない魅力』 (鈴木健一)という本を手に取ったとこ ろ、「はじめに」から興味深いことが書いてありました。

『徒然草』の「つれづれな るままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとな く書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」というこのなじみ深い文章は、実は全部が兼好のオリジナルではなく、兼好 の時代

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越前和紙の里と和紙の明日

ここ数年、古書店に書を探しに行ったり、筆職人や墨職人を訪ねたり、書にまつわることをテーマに色々な所を訪れている。

昨年末は紙をテーマに北陸一人旅に出掛けてみた。

今回のお目当ては、福井県は今立地区。越前和紙の里として多くの紙漉き工房がある地域。
最寄駅の武生駅からバスで約30分。山間の集落である。
山のブナの木が蓄えていた水が流れる岡本川沿いに歩いていくと沢山の紙工房があるのだが、川の流れ

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