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エッセイ

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ただ正直に思うことをつらつらと書いています。
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2023年7月の記事一覧

23-72. 女性にありがちな儲けることへの罪悪感

23-72. 女性にありがちな儲けることへの罪悪感

個人事業主になって一番最初に直面した“マインドの問題”は『お金をいただくことに対する罪悪感』だったと記憶しています。

会社員のころは毎月振り込まれるのが当たり前、という感覚でした。誰からもらっているかというと、人ではなく会社だったから、というのもあると思います。

フリーランスでも、たとえば業務提携で企業からいただくのでは、おそらくその、いただくことによる罪悪感、は少ないと想像しますが、お金を払

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23-71. 枯渇と江戸|会社やめたいママだったわたし

23-71. 枯渇と江戸|会社やめたいママだったわたし

ライティング・ライフ・プロジェクトという、30日間、自己認識をうながす面白いプロジェクトのファシリテーターをやっています。

今月は開催月のため、1週間に1度、3名にあててフィードバックという名のお返事を書いているのですが、まあA4で2ページくらいの量を書くのです。べつに、こんなに書かなくてもいいのだけど、ついつい長くなる。

ただ、それが、どうにもこうにも楽しくて。
楽しくて仕方ないのですがここ

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23-70. 心を満たすちいさな感動コレクションと、自分のなかの必要悪

23-70. 心を満たすちいさな感動コレクションと、自分のなかの必要悪

最近のマイブームなのですが、心がポジティブに動くこと、「わくっ」とすることをコレクションしています。自分だけのちいさな感動を、日々、書き留めているのです。

それを集めていくことで他者に左右されない「自分がほんとうに好きなこと」が見つかる気がして実験的にやっているのですが、これがけっこう楽しいです。

たとえば、シャワーを使わずに湯船のお湯だけで全身を洗い流す、とか。
化粧水を使い切った瞬間とか、

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23-69. 母親の自律と自立|よかった、おかあさん、自分のこと、いま好きなんだね

23-69. 母親の自律と自立|よかった、おかあさん、自分のこと、いま好きなんだね

以前こちらのnoteでこんなことを書いた。

これを読み返してみて、「あ、そうじゃないな」と思った。

子どもがわたしを見て不安気なのは、おかあさんが自分のことを愛していないかもしれない、という不安ではなく、おかあさんであるわたしが、ちゃんと、わたし自身を愛しているかどうかを心配しているのだ。

ライティング・ライフ・プロジェクト(以下WLP)のファシリテーターとして、フィードバックをしていて気づ

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23-67. 子育てが終わったら「誰がわたしを愛してくれるのか」

23-67. 子育てが終わったら「誰がわたしを愛してくれるのか」

人生のステージというのは気づかぬうちにじわじわと変わっているものだと思います。ここ!この瞬間に変わったねん!という区切りはなく、それでも確実に自分の価値観やステージが変わっていることがあります。

「以前のわたしなら、こうは思えなかった」
「以前のわたしなら、これはできなかった」
「今思えばあれはなかった」と後悔するとき、あれ、私変わった?って気づいたりします。

このようなジワジワした変化もあれ

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23-66. 心から満たされるときを求めて

23-66. 心から満たされるときを求めて

満月の夜に、『暇と退屈の倫理学』を読み切りました。

とにかく面白かった!のに、要点をまとめようとしても、手で砂を掬うように言葉が落ちていってしまう。。

なので、要することを早々にあきらめ(笑)、わたしがこの本を読んで感じたことを、体験談を踏まえてまとめてみることにした。

本の趣旨からは逸れるかもしれないし、著者が論じたかったこととは離れるかもしれないですが、確実にインスパイアされていることは

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