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とある人事担当者のことば

こんにちは。1月ももう少しで終わり。さて、そろそろ暖かくなるかなと2週間天気予報を見ると、まだまだ寒い日が続くようです。春が待ち遠しい、Mr.チキンです。
さて、今日は就労関係についてです。とある人事担当者の方をお招きした研修で聞いた言葉です。障害者就労についての話ですが、どのような方にも通じるよな。と思い、記しました。指導する上で大切にしていることです。

研修に来た人事担当者の方

初任校でのことです。福島県の養護学校は高等部までありました。
私は小学部でしたが、先輩から「小学校の先生は、出口を知らなくてはいけない」と言われ、就労支援に関する研修に行きました。
その研修には、スーツでビシッと決めたとある有名企業の人事担当の方がいらっしゃいました。

就労前に指導してほしいことは「笑顔」「大きな声」「あいさつ」

研修内容は、実際に障害者就労をされている方の話を聞けるなど、
とても意義のあるものでした。
研修の最後、質問コーナーになったとき、若くて恐れ知らずの私は、手を挙げました

小学生のうちから、そして学校教育のうちから指導しておいた方が良いことはありますか?

今なら「自分で考えろよ!」ってツッコミを入れるかもしれない質問(笑)

人事担当の方は、少し考え、こうおっしゃいました。

「笑顔」「大きな声」「あいさつ」の三点ですね。名刺の渡し方や電話応対などのその他のことは会社が責任をもって教えます。ただ、この3つは指導に大変時間がかかる。正直に言って、学校の中で指導しておいていただけると、本人にとってとても良いと思います。

人事担当者の方、かっこいい!!ってなりました(笑)

その他のことは会社が責任をもって教えます。」とはっきりとその方はおっしゃっていました。だとすると、我々は、「笑顔」「大きな声」「あいさつ」に関しては責任をもって身に付けさせて世に送り出さなくてはいけないと感じました。

今、やっている生徒指導に力を入れる

学校教員にとって「笑顔」「大きな声」「あいさつ」は特別な指導ではありません。
学習発表会の演劇では、「大きな声で、伝わるように声を出そう」。
あいさつ運動では、「どうすれば相手が気持ち良いあいさつになるだろう?」。
笑顔は・・・楽しい活動で毎日笑顔!
日々やっている指導を丁寧にすることが大切なのだと、改めて考えるきっかけとなりました。
そして、意識的に就労と結びつけていく。その繰り返しですね!

まとめ

今は小学生を指導していて、就労は遠い遠い世界のことのように思えますが、胸の中にはこの言葉がいつも残っています。
就労が目標の全てではありませんが、幸せに生きるための選択肢の中の一つとして就労があるのであれば、
教え子がその選択肢に少しでも近づけるようになれば良いな。と思いながら日々を過ごしています。
では、またね~


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