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中東アジアに広島がある⁈

最近、中東に広島通りと呼ばれる場所があることを知りました!
中国地方ではなく中東にですよ!

場所はイラク北東部の「ハラブジャ」という街の市内です!


地図はこのサイトから引用



ハラブジャは、クルド人の多く住んでいる地域です。
そして、イラクとイランの国境沿い。

1988年、イラン・イラク戦争で、イラクはクルド人掃討を目的と総攻撃し、化学兵器を撒きました。
それはサリンであり、街を破壊し、5000人を死亡させ、たくさんの人々に後遺症を与えました。

その悲劇が起きたのが、昨日の3/16なのです。
この悲劇から34年経っても街は傷痕を残したまま。
後遺症で苦しむ人々や、化学兵器を浴びたとして偏見に晒される問題もあります。

クルド市民はヒロシマと重ね合わせ、平和や復興を願い「Hiroshima Street」と呼ぶようになったようです。

トップの写真はこの取材レポートから引用しました。



そのハラブジャのあるクルド人の地域が、なんとまた最近攻撃をされたのです。
3/13なので、4日前です。
今度はイランの方からです。



イスラエルによるシリア攻撃への報復が理由らしいのですが、それでグルド人地域を攻撃するなんて意味が分かりません。

どうやら、グルド人自治区とイスラエルが接近しており、非公式のイスラエルの軍事施設がクルド人自治区にあるとイランは主張しているらしいですが、クルド側は否定。
なんかもうカオスです。


ハラブジャに住むグルド人の方々は、原爆で亡くなった広島や長崎の人々への追悼や祈りを毎年行ってくれているようです。

祈りや連帯、支え合いを大切にしていきたいです。


このnoteはこの番組を聴いて書きました。
冒頭のニュースピックアップで、ハラブジャについて話しています。



執筆者、ハイサイ・オ・ジサン

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