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雑文集

37
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2024年7月の記事一覧

ファンを探して三千里。

ファンを探して三千里。

自由に書いているとはいえ、書いたものが誰かにとって響いたり、良かったっていってもらえるのは死ぬほど嬉しい。死ぬほど嬉しいからこそ生きたいと思うのかもしれません。

僕が提供できるものはひょっとしたら、肉眼では見ることができないものかもしれない、ちっぽけなものかもしれません。
それでも少しずつ、ああいいなあと思ってもらえるような発信?をしていきたいと思っています。まあ一人語りなのですが。

話すこと

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書くことで掬われる感情がある。

書くことで掬われる感情がある。

書いてみないとわからないことがほとんどなのだが、書いてみると
ああこの時自分はこう思っていたのだなと気づく。

金魚掬いのようにそっと、魚の流れに任せるようにうまく掬っていくと、そこには何かがある。この時点ではまだ何かである。

ではその何かが何であるかを紐解いていくために必要なのは、自分の過去との対話である。

前しか向かねえ、という人は全力で行動すべきだし、それでうまくいく人は僕は羨ましいと思

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眠いのに眠れない。寝るのが下手くそな人の話。

眠いのに眠れない。寝るのが下手くそな人の話。

世の中というのは、矛盾で溢れている。
好きだけど嫌いとか、
幸せになりたいはずなのに、誰かの悪口を言っているとか
お金を貯めたいはずなのに、散財することでストレスを発散したり、
僕たちはなんと不恰好で不完全な生命体なのだろう。

僕は、うまく眠れない。
くたくたになって疲れているはずなのに
さっきまであんなに眠たかったのに
布団に入ろうとすると、なぜか目が冴えてくる。

もうそれに慣れっこになって

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辛い時に。

辛い時に。

つらいときに、つらいと言えることが大切である。
でもそのつらさは何か、と聞かれるとはたと困ってしまう。
わからないのだ本当に、全く、つらいからつらいではいけないのだろうか。

ぼくは今助けて欲しいのだと思う。
だからと言って指をくわえて待っているわけにもいかないということはわかっている。
きっと応援されたら嬉しいだろう。
だからぼくはまず誰かを応援することにしている。

つらい気持ちに寄り添うこと

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僕とドラゴンクエスト #3

僕とドラゴンクエスト #3

大学生になるまでの貴重な休みを全てドラクエに消費してしまい、他の大学生たちに遅れをとってしまった。だが、僕は特に気にしていなかった。大好きなドラクエを心ゆくまで楽しめたのだから。

そして、バイトをしてテレビを買い、とうとう幼稚園の時に挫折したドラクエⅤとふたたび対峙し、感動したのであった。というのが前回までのお話でした。
これまでのお話はこちらです。

大学生の初めは授業についていくのがやっとだ

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僕とドラゴンクエスト#2

僕とドラゴンクエスト#2

本記事は以下の記事の続きになります。まだの方はぜひこちらも読んでみてください。

大学入試が終わった

2月25日大学入試を終えてまず僕がしたことは、DS本体とドラクエⅨを購入することだった。

おいおい後期入試もあるぞ、と思ったのだが、もう受験に疲れ果てていた。
もし前期がダメならセンター利用で受けていたD志社大学に行けば良いと思っていた。浪人までして私立に行くなんて許されまじ行為だ。もちろん裕

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うろうろするだけ。

うろうろするだけ。

今日はお休みだったので、思い切って早起きして、新幹線にのって名古屋へと向かった。
車内では高橋源一郎『さようならギャングたち』を読んでいたがすぐに到着した。
この本好きなんですよね、現実を言葉で表現する事が普通の営みだとすれば、この小説は反対のことをしようとしている。
言葉によって現実を作り上げている。
だから何が起きても不思議ではないし、現実から離れた世界でもない。そんな感じ。
ブローティガンの

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つながる読書

つながる読書

読書体験とは、本そのものを読むだけにとどまらず、どこで買ったのか、とかどこで読んだとか、どんな精神状態で読んだのか、そういうものとうまくハマるとこの上ない喜びを感じることができるのだと思った。
僕は、本にたくさん救われてきたので、そういうことを書いてみたいと思っている。
この夏は、時間を見つけて、そういうこと(まだうまく言語化できていない)をまとめたものを書き上げてみたいと思う。
それは、読書ガイ

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時間のかかる読書 #1百年の孤独と百年の孤独を代わりに読む

時間のかかる読書 #1百年の孤独と百年の孤独を代わりに読む

時間のかかる読書が好きだ。
それは、本の分量だけでなく、一度に読んでしまうには惜しいという読書も含まれる。

今は、『百年の孤独』と『シュルレアリスムとは何か』と『カフカの日記』を読んでいる。本当は一冊ずつ丁寧に読むほうが良いのかもしれないが、そればかりはどうしようもない。一冊に集中することが難しいんですよね。
これだけしか読まない時期、というのを設けるとなんだか今日はそんな気分じゃないな、と思っ

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