見出し画像

【起業は1冊のノートから始めなさい】をまとめてみました。

最近「いつかは起業をしたい」と考える方がとても多いと実感します。私もその1人であり、本屋でこの本を手にしました。簡単に本の内容をここにまとめたいと思います。

画像1

🔷はじめに

今や、大企業でも「勤めていれば安泰」という時代ではなくなりました。多くの人が収入面の問題だけでなく自己実現の観点から、社会にしがみつくことに疑問をいだき始めています。

本書の内容は「起業を実現させて、5年間事業を続けるためのノウハウ」になります。大きな特徴として、手書きのノートを推奨しています。ノートをつけることによって、起業への準備が着実に進んでいくからです。

作者は26年間にわたり政府系の金融機関に勤めて、5000名以上の「これから起業する人」へ融資の担当をしていました。「起業を成功させ事業を長く続けられる人と失敗する人との違いはどこにあるのだろうか?」と常に感じていたそうです。

いわゆる「事業計画書」がうまく出来た人でも必ず成功するとは限りません。そこで立てた仮説が「起業するための準備をしっかりと行ってきたかどうかが、成否を左右するのではないか」というものでした。

以降、融資の申し込みをしてきた人の準備状況に着目した結果「綿密な準備をした起業家こそ事業を軌道に乗せている」と確信したのです。

作者自身も2年間の準備を経て起業しています。数多く出版されている「起業本」を読んだ結果「起業に関する心構えや知識に関するノウハウ」は書かれていますが、「起業準備の期間、具体的な手順の進め方」という点があいまいだと感じました。そこでこの本では起業準備期間を1〜3年と定め、その間に取り組むべき準備について「起業ノート」を活用した方法を具体的に説明しています。

ここでは本書の興味関心があるところ伐採してみました。

画像2

🔷あなたが使いやすい「起業ノート」を選びましょう

「起業ノート」として使うノートを準備することが、起業実現に近づく第一歩です。起業ノートは外出先でも、ちょっとした隙間時間を使って活用することが重要です。常に携帯出来る必要がございます。また。人生の大イベントである起業について記録していくのですから、愛着をもてるものを使うべきです。「これなら好きになれる!」とピンとくるノートを、新しく買い求めることをお勧めします。

画像3

🔷「3つの壁」を乗り越える「起業ノート」

事業が継続出来なくなる主な原因は、直接的には資金が底をついてしまうというものですが、根本には「起業家が直面する3つの壁」があります。それは「アイデアの壁」「行動力の壁」「マインドの壁」になります。

「アイデアの壁」とは実際に起業してうまくいかない日々が続くと、いつの間にか目先のことに一喜一憂して、新たなビジネスの発想を生み出そうとしなくなってしまう状態からのことです。ビジネスを軌道に乗せるためには、常に売り上げを伸ばしたり、コストを削減したりする方法を見つけ出す必要があります。実際に事業を始めると、日々の仕事に追われ、なかなかアイデアが出てきません。そんな時に「起業ノート」を見返すことで創造力を働かせる姿勢の重要性を再確認することができます。

「行動力の壁」とは、やるべきことは分かっていても、つい気が抜けてしまい、行動に移そうとしないことです。ある程度上手くいっていると、そんなに頑張らなくてもいいやと油断してしまいます。また、忙しいことを言い訳に、新たな受注を確保するためのマーケティング活動に労力をかけていない状態も危険です。効率的な時間の使い方をするノウハウを起業ノートに記録しておくことで後で役に立ちます。

「マインドの壁」は心が折れてしまっている状態です。起業するとサラリーマンとは異なる試練が待っています。精神的につらい場面に直面しても、心が折れずに乗り越えられる起業家だけが事業を繁栄させることができます。準備段階で起業経営に伴うリスクを想定したり、メンタルタフネスを鍛えたりしておくことが重要です。マインドに関する記事を見直すことで、自分を勇気づけることが可能になります。

画像4

🔷10年後、何をしていたらワクワクできるか考えよう

いつかは起業したいと考えている多くの人が、実際には行動を起こさず、何年もたってしまうのは、起業に対する燃え上がるような思いがないからにほかなりません。こちらの本書を手に取ったということは、人生に疑問を感じているのではないでしょうか。そこで、あなた自身の10年後の姿をいくつかのパターンで想像してみてください。例えば、10年後も今の会社に勤めていて、高い地位に出世し、多くの部下をマネジメントしている姿です。あるいは起業して、色々と不安を抱えながらも刺激的な毎日を送っている姿もあります。どんな事業で起業すかは、多くのバリエーションをもって想像してみて下さい。10年後の姿のうち、どれがもっともワクワクしますか?あなたが起業している姿やワクワク感を覚えるなら、迷わず起業することを志すべきだと思います。人生は一度きりです。なんとなく現状に流される人生を送っても、波瀾万丈ながらもワクワクしてたのしい人生を送っても、80年くらいで終わってしまいます。あとで後悔するくらいなら、ワクワクする人生を送りたいと思いませんか。

画像5

🔷自分の尻に火をつけなければ、起業は永遠に実現しない

いつか起業したいと考える人はたくさんいますが、実際に起業に踏み切る人はごくわずかです。毎月給料が入るサラリーマンを辞めて、自分が稼がなければならない立場になることに不安をが大きいからでしょう。「いつか起業したい」という考えでは、ハッキリいって起業家は永遠に実現しません。ずっと給料をもらう立場の人のまま時が過ぎ去ってしまい、気づいた時には起業への気力がなくなってしまうということになりかねません。起業のように、大きくてハードルが高いを夢を実現させるのに最も良い方法は「自分で自分の知らに火をつける」ことです。

①収入の面を考える

起業して事業が拡大すれば、起業家自身が大きな収入を得られる可能性があります。

②自分の人生を考える

人生には限りがあることを再確認する必要があります。起業の夢を実現せずに高齢になった時を想像し、後悔することがないかを想像してみて下さい。とても、後悔する気がすると思うなら、早く実現させたいという気持ちが湧いてくるはずです。

③年齢を考える

起業するのに遅すぎることはないという言い方はありますが、若いうちに起業した方が、その後の字が経営は長く続けることが出来ます。何歳で起業したいのか自問自答してみて下さい。既にその年齢に近づいているなら、早く起業のための具体的な準備にとりかかるべきです。このまま、ズルズルと今の生活を続けていたら、後悔してしまうと思うようになり、ある日突然「一刻も早く起業しなくては」という衝動的な想いが湧き上がることがあります。これは実際に多くの起業家から聞いた、起業を決意した瞬間の思いなのです。

画像6

🔷まずは300個以上のビジネスアイデアを絞り出せ

どんなビジネスをやったらいいよか分からない人が少なくありません。そこでお勧めしたいのが、ビジネスアイデアを300個以上を目標にノートに書き出してみて下さい。「自分が出来るかどうか」「うまくいくかどうか」といったことは関係なく、一切の潜入感を捨てて、幅広く書き出してみてください。

作者の考えたアイデア

高齢者専用のスポーツジム、投資家と起業家のマッチングサイト、室内ジョギング場、サプリメントバー、ペット用高級ホテル、非会員制スポーツジム、デジタル絵本販売、良いビジネス書を案内するコンシェルジュ、低カロリー食材専門スーパー、ビジネスマッチングサイト...etc

画像7

🔷終わりに

この本を読んでみて、まずは行動に移すことの大切を改めて実感しました。ノートに起業に対する思いを綴ることで、起業への熱い想いがさらに膨らみ、実現に一歩近づけることが出来ると思います。そして、壁にぶつかった時は、ノートを見返してこれまでの軌跡を辿ることで打開策を見つけることが出来るのかもしれません。本書では起業ノートの使い方をさらに掘り下げて説明してあります。気になる方は是非、手に取ってみて下さい。







この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,432件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?