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読書記録51 6月の本まとめ

都市関係の本はさらっと触れたものが膨大になるので、今月からは趣味で読んだ本を紹介します。

1.『死ぬまでに行きたい海』(2020)岸本佐知子

『BIBLIO PHILIC』で2人からおすすめされていた本。『ねにもつタイプ』が好きで、この本も好きで、岸本さんの文章が好きなんだと思う。YRP野比を取り上げている時点で勝ち。

2.『結婚の奴』(2019)能町みね子

『BIBLIO PHILIC』で、おすすめの3冊が三浦しをんと若林正恭とこの本だった方がいて、波長が合いそうと思って読んだ。面白い。簡単に共感とか絶対言えないけど、自分のもやもやをきれいに言語化してくれていた。

4.『ねにもつタイプ』(2010)岸本佐知子

再読。どうにもこうにも好きすぎる。ちょっと不気味ですごくシュール。「疑惑の髪型」と「裏五輪」が良い。奥付をみたら、挿絵がクラフト・エヴィング商會で、それは好きだと納得した。

5.『有頂天家族 二代目の帰朝』(2015)森見登美彦

もふもふの毛玉、謀る。一度読んだが、話の展開を覚えておらず、陰謀に次ぐ陰謀に驚いた。狸だからなせる技だ。ああ素敵。

6.『理科系の作文技術』(1981)木下是雄

1パラグラフ1主題、トピックセンテンスは1文目に述べるべし。1年生の時に英語の論文の授業で口酸っぱく言われたことを思い出した。遠い日の記憶。

7.『『罪と罰』を読まない』(2019) 岸本佐知子・三浦しをん・吉田篤弘・吉田浩美

上記noteの本を読んで真っ先に思いついた本。本屋さんでは著者をよく見ていなかったが、私の好きな人ばかりで驚いた。四者が繰り広げる本のストーリー想像合戦はもちろん面白かった。

8.『アルケミスト 夢を旅した少年』(1997)パウロ・コエーリョ

いつも図書館にあって何となく気になっていた本。1日で夢中で読んだ。キリスト教の教えが濃厚、果汁100%で苦手な人は苦手かもしれない。

9.『本の運命』(2000)井上ひさし

13万冊の本を収集しついに床が抜けてしまったり、神田の古本屋街から狐と狸に関する本をごっそり買い取ったり、とにかく本にまつわる話ばかり。本好きにはたまらん。

10.『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(2020)若林正恭

再読。どうしても泣いてしまう。同じところで泣いている。前より深く言葉が突き刺さった。飾り気のない風を装った、考えに考え抜いた文章がどうしようもなく好き。

11.『そして、バトンは渡された』(2020)瀬尾まいこ

2019本屋大賞受賞作。文庫本は2020年発刊。
本屋大賞の本を夜読み始めたらやめられなくて夜更かしするのは分かっていたけど、一気読みしてしまった。えも言われぬ多幸感に包まれて就寝。映画の配役を見て、ぴったりだと思った。

買った本

『ねにもつタイプ』岸本佐知子
『なんらかの事情』岸本佐知子

手元に置いて何度も読み返しては笑いたいと思い買った。

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