もんじやよい

1984年生まれ|徳島県出身|特別養子縁組で迎えた娘と夫の3人暮らし|お酒、阪神タイガ…

もんじやよい

1984年生まれ|徳島県出身|特別養子縁組で迎えた娘と夫の3人暮らし|お酒、阪神タイガース、yogaが好き|父の教え「明るく、元気に、ポジティブに!」がモットー

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娘への恩返し

うちの娘は、たまに下顎を出して笑う。 俗に言う「しゃくれ」た顔をして、目と目の間に横ジワをつくって笑う。わたしは、娘のその笑顔が大好きだ。 前回投稿した『中村さんのコンサルで生き方を考えた』でも書いたが、わたしたち夫婦は特別養子縁組で娘を迎えた。生後2日目に出会った娘は、この春で1歳になった。わたしは初めての育児に戸惑ったり、悩んだりしながらも、日々娘と楽しく過ごしている。 わたしは娘に、強く育ってほしいと思っている。おおらかな心で、自分や周りの人を愛せる強さを持ってほし

    • ずっと心に生き続けるわたしだけの金木犀

      「ただいま」 金木犀の花が香るたびに、そう言いたくなる。 あの甘くてやさしい香りがすると、一日を終えて家に着いた時にホッとするような、あたたかい安心感に包まれるのだ。 その感覚はとても心地よくて、無性に懐かしい気持ちになる。けれど、どうしてそんな風に感じるのかわからなくて、ずっと不思議に思っていた。 * この秋、久しぶりに亡き祖父母の家を訪ねた。 もう誰も住んでいないその家を賃貸に出すことになったので、今のうちにもう一度見ておきたかったのだ。 そこはわたしが12歳

      • 数年前じいちゃんの49日法要の会食で、住職さんに「じいちゃんは今どこにおるんですか?」と真剣に尋ねた。 顔を真っ赤にした住職さんは「ここや!」、そう言いながら胸を叩いた。 若干酔うてはったけど、いや確実に酔うてはったけど、その言葉はわたしの心に染みた。 今夜はじいちゃんと呑もう。

        • 「甘えていいよ」と、娘に言った夜

          赤ちゃんの泣き声を聞くと、なんだか温かい、しあわせな気持ちになる。母に甘える子、子に応える母、その光景はとてつもなく尊いと思うのだ。 1ヶ月程前、お隣さんちに赤ちゃんが生まれた。生命力に満ちあふれた泣き声が聞こえてくるたびに、心がほっこりする。娘もあんなふうによく泣いてたなぁと思い返しては、自然と笑みがこぼれる今日この頃だ。 わたしたち夫婦は、特別養子縁組で娘を迎えた。生後2日目に出会った娘は、はや1歳半を過ぎた。噂には聞いていたが、子どもの成長は本当に早い。ついこの間ま

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        娘への恩返し

        • ずっと心に生き続けるわたしだけの金木犀

        • 数年前じいちゃんの49日法要の会食で、住職さんに「じいちゃんは今どこにおるんですか?」と真剣に尋ねた。 顔を真っ赤にした住職さんは「ここや!」、そう言いながら胸を叩いた。 若干酔うてはったけど、いや確実に酔うてはったけど、その言葉はわたしの心に染みた。 今夜はじいちゃんと呑もう。

        • 「甘えていいよ」と、娘に言った夜

          人生に絶望していた頃、田園の真ん中でわたしは前を向いた。

          都会に憧れて故郷を出た。キャンパスライフの幕開けに心躍る18歳のわたしに、愛郷心なんてのはこれっぽっちもなかった。ゆたかな自然より、キラキラした都会の方が断然魅力的だったのだ。 けれど、いつしか故郷よりもずっと空が狭く緑の少ない街には、心癒える場所がないことに気付いた。人生に行き詰まり心が折れそうになった時、癒してくれたのは家族と、そして故郷の自然だった。 先月上旬、久しぶりに帰省した。夕暮れ時、娘を連れて実家の周りに広がる田園に向かった。 この時期の田んぼは、とても生

          人生に絶望していた頃、田園の真ん中でわたしは前を向いた。

          ばあちゃんのアルバムは愛おしさで溢れていた

          スマホの画面を前にして溜め息がこぼれた。 久しぶりに家族の写真を現像しようと思いアプリを開いたのだが、その枚数の多さに圧倒され、途方に暮れたのだ。 毎日何枚も撮っているので、こうなることはある程度予測していた。しかし何百枚もあるなかから、いざアルバムに収める写真を厳選するとなると相当な気合いが必要だ。わたしはずっと後回しにしてきたことを後悔した。 そんな時、母から着信があった。 「ばあちゃん、入院したけん」 一瞬にして身体が固まった。 ばあちゃんは、家でも酸素吸入す

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          白ごはんと家族

          わたしは白ごはんが好きだ。それも実家のお米で炊く白ごはんだ。人生最後の日になにかひとつ食べられるのなら、迷わずそれを選ぶ。 うちは先祖代々、お米を作ってきた。「炊きたてはもちろん、冷めてもおいしい」と評判で、今でも多くの人が買いにきてくれる自慢のお米だ。わたしが子どものころは、曾祖母が毎日炊いてくれる白ごはんを家族みんなで食べていた。 当時、うちは4世代の8人家族だった。夕方になると、おかずの香りとともに、お米の炊ける甘い香りが家中に広がる。その香りにつられて台所に行くと

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          元・児童養護施設職員の香織さんが語る養育現場のリアルと里親制度への想い

          日本には、親がいない、何らかの理由で家庭で暮らせない子どもたちが約4万5,700人いる。そのうちの約3万2,000人が児童養護施設や乳児院、ファミリーホームで、そして約5,400人が里親家庭で暮らしている。(2018年2月時点) 「子どもたちが生きやすい社会をつくるために、この現状をもっと多くの人たちに知ってほしい」。そう話す香織さんは、かつて児童養護施設と乳児院の職員として、社会的養護下にある子どもたちに携わったひとりだ。今回は彼女に、養育現場のリアルや里親制度についての

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          中村さんのコンサルで生き方を考えた

          先日、中村洋太さんのコンサルを受けた。 初回セッションは、私にとってかなり価値のあるものだった。将来振り返ることがあれば、きっと「あのセッションで、人生が切り替わった」と思うだろう。それくらい私の心は動いた。 セッションでは、まだライター経験のない私が、目指すライターになるために今やるべきことや今後どのように仕事を広げていくかなど、たくさんの有益なアドバイスをもらった。そして目標に向かって一歩踏み出す勇気をもらった。 今、私はこれからどう生きていきたいか、そのビジョンが

          中村さんのコンサルで生き方を考えた

          元気をくれるスペイン産のガーリックポット

          最近にんにくの需要が増えている、というニュースを耳にしました。 テイクアウトが増えたことや、マスク着用が習慣になったことでニオイの抵抗が少なくなったことが背景にあるそうです。 「餃子の王将」でも通常の2倍にんにくを使った『にんにく激増し餃子』というメニューが追加されたそうですし、近所のスーパーでも大量のにんにくが入った袋が山積みされている光景を見ました。 にんにく好きの私にとっては、喜ばしいニュースです。 そこで今回は、私が愛用しているガーリックポットを紹介させて頂き

          元気をくれるスペイン産のガーリックポット

          裸の大将ごっこ

          ふと思い出した子どもの頃の話です。 たしか小学校低学年の頃だったと思いますが、私は『裸の大将』にどハマりした時期がありました。 たぶん再放送で見ていたのだと思います。 ただのマイブームだったのか、同級生のあいだでも流行っていたのか、その辺の記憶は曖昧なのですが、とにかく私は憧れていました。裸の大将に。変な子どもでした。 裸の大将のように丸いおにぎりが食べたくて、母によく作ってもらいました。 食べる度に「ぼ、ぼくは、お、おにぎりが、す、すきなんだな」と言っては母に「さっさ

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          『我慢のGW』ー我慢できなかったわたしー

          私はカラオケが好きだ。 決して歌がうまいわけでも、うまくなりたいわけでもない。ただただ楽しくて以前はしょっちゅう通っていた。 大勢でわいわい盛り上がるのも、少人数でぐだぐだ喋りながら歌うのも好きだ。 でも一番好きなのは、ひとりカラオケだ。 なぜなら自分を解放することができるからだ。 私の楽しみ方をざっくり説明するとこんな感じだ。 とにかくひたすら酒を飲みながら、ひたすら歌い続ける。ここはライブ会場かと思うくらいにボリュームを上げ、腹の底から声を出して歌う。 時に踊りながら、

          『我慢のGW』ー我慢できなかったわたしー

          気になるクリーニング屋

          最近、近所のクリーニング屋が驚きの変貌をとげた。 どうでもいい事なのに、やたら気になっている。 その店には数回通ったことがある。 中年夫婦が営んでいる小さな店だ。日当たりが悪いうえに照明を灯していないので、一日中薄暗い。 店の前には、案内板や花などの飾りものは何も置いていない。 代わりに客を迎えるのは、「両替お断り」と太い筆で書かれたポスターサイズの貼り紙だ。 引き戸の一番目立つ場所に貼ってある。薄暗さと相まってハンパない威圧感を感じたが、きっと両替を頼まれて困ったことがあ

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          短所が長所

          「お前って、人生をドラマチックに生きてるよな。」 突然、夫に言われました。 意味が分からず、どういうことなのか聞きました。 夫は、「いや、お前ってさー、一喜一憂すごいやん。喜ぶ時はアホみたいに喜んで、ヘコむ時はこの世の終わりか思うくらいヘコむやん。 俺は、結構色んなことに冷めてるから、そんな風にはなられへん。 だから、そんなお前見てると、ドラマチックに生きてるなーって思うねん。」 目から鱗が落ちました。ドラマチックに生きてるだなんて一度も思ったことがなかったし、そう見られ

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          すぐそばにある親切

          先程、夫と喧嘩しました。 喧嘩というより、私が一方的に怒ったという方が正しいです。 まぁ、我が家ではよくある光景です。 原因は極めてしょーもないことなので割愛しますが、とにかく怒った私は、「あんた、全然やさしくないやん!」と言い放ち、娘を寝かし付けるためリビングから寝室に行きました。 娘の背中をトントンしながら、ある一節を思い出しました。 一瞬の親切よりも  ずっと継続してもらっている親切のほうが  ほんとうは深い威力を持っているのに  一瞬の親切のほうがとにかく「目立

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          自己紹介

          はじめまして。もんじやよいと申します。 1ヶ月ほど前に、WEBライターになると決意した主婦です。 初めての投稿で、少しドキドキしています。 同時に、どのように書けば良いのか考えすぎて、すでに熱が出そうです。 とりあえず「やってみなはれ」の精神で書いてみます。 稚拙な文章ですが、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。 ■目次 1.自己紹介 2.noteを始めた理由と書きたいこと 3.今後の目標 1.自己紹介自然に囲まれた四国の田舎出身、37歳。 現在は関西在住、1歳女児の母