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短所が長所

「お前って、人生をドラマチックに生きてるよな。」
突然、夫に言われました。
意味が分からず、どういうことなのか聞きました。

夫は、「いや、お前ってさー、一喜一憂すごいやん。喜ぶ時はアホみたいに喜んで、ヘコむ時はこの世の終わりか思うくらいヘコむやん。
俺は、結構色んなことに冷めてるから、そんな風にはなられへん。
だから、そんなお前見てると、ドラマチックに生きてるなーって思うねん。」

目から鱗が落ちました。ドラマチックに生きてるだなんて一度も思ったことがなかったし、そう見られているとも考えたことがなかったからです。

確かに私は一喜一憂がはっきりしていると自覚しています。でも、そこが自分の短所だとみなしていました。単純で、いちいち反応してしまうこの性格にふと疲れ、自分が嫌になる時があるのです。
「一喜一憂する」と言えばまだ聞こえは良いけど、言い方を変えれば身の回りで勝手に起きる出来事にただ振り回されてるだけだと思ってきました。

しかし視点を変えると、ドラマチックに生きてるように映るんだと知り、自分を再発見した気分になりました。
もちろん万人の目にそう映ることはないでしょう。
それでも、夫の一言は追い風のように、私に少し力を与えてくれたように思います。
「ドラマチックならこの性格も悪くないかなぁ」と思った私は、とたんに自分の生き方が愛おしくなりました。(ほら、単純…)

自分にとっての短所は、人から見れば長所に映ることが多々あるのだと思います。
少し勇気を出して身近な人に自分がどう映っているのか聞いてみると、自分を好きになれるような、そっと背中を押してくれるような言葉をもらえるかもしれません。



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