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語学・音楽

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語学や音楽について学ばせていただいた素敵な記事を集めます。
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#英単語

一語の宇宙 | welcomeの謎 | なぜ過去形はwelcameとならないのか?

一語の宇宙 | welcomeの謎 | なぜ過去形はwelcameとならないのか?

いままで、そんなに気になったことはなかったのだが、「welcome」という言葉は、よくよく考えると不思議な言葉だ。

一般的によく使われるのは、
「You are welcome.」(どういたしまして)だろう。
「Thank you. 」(ありがとう)に対する返事として使われる。

「welcome」は「You are welcome.」以外ではあまり見かけない。
そのほかでは、ケネディ大統領の就

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一語の宇宙 | topping | ふりかけ😉

一語の宇宙 | topping | ふりかけ😉

「トッピング」(topping)。

日本語で「トッピング」というと、
ケーキやアイス、あるいは、ピザの表面に追加的にのせるものを指す場合が多い。
「揚げ玉」もトッピングも一種だ。

また、食べ物だけでなく、オプションで付け加える「機能」ことも「トッピング」ということがあるらしい。

こういう「トッピング」もある(↓)。

英語の「topping」も、だいたい似たような言葉の使い方がされている。

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一語の宇宙(4) | thrice

一語の宇宙(4) | thrice

 英語で「1回、2回、3回」と表現するとき、1回は「once」、2回は「twice」、3回以上は「three times」のように「数字 + ~times」のように表現することを学校で学ぶ。
 しかし、「3回」を意味する単語もある。「thrice」[スライス]は、3回を意味する単語。

 一般的には「thrice」は、「あまり使わない古語」だと言われているが、使用されることもある。

 「1回」「

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一語の宇宙(3) | hydrangea (紫陽花)

一語の宇宙(3) | hydrangea (紫陽花)

「紫陽花(アジサイ)を英語でなんと言う?」なんて試験では聞かれることはあまりないかもしれませんが、
hydrangea [ハイドレインジャ]
と言います。

「リーダーズ英和辞典(第3版)」(研究社)には、語源に関して次のように記載されています。

NL ( hydro-, Gk aggos vessel )

「NL」とは、「neo-Latin」つまり「新しいラテン語」、「Gk」は「Greek」

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一語の宇宙(2) | sibling

一語の宇宙(2) | sibling

 中学生の頃、「英語には日本語の『兄弟(きょうだい)』にあたる単語はありません」と教わった。

 今では、ジェンダーに関する意識が高まったこともあり、兄弟ではなく「きょうだい」と表記されることもあるが、一般的に「兄弟はいらっしゃいますか?」と聞かれれば、「姉がいます」「妹がいます」と答える場合もある。

 日本語の「きょうだい」は、(広義では)男の兄弟だけでなく、姉妹、兄妹、姉弟なども含まれる。

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一語の宇宙(1) | term

一語の宇宙(1) | term

 ちょっと気分転換してみたくて、新しいマガジンを作ってみました。
 シリーズ化するかは未定ですが、1記事1単語を取り上げていくつもりです。
 今回は「term」という単語について、思い付くことを書きます。
#一語の宇宙
#term

term[ターム]という単語を辞書で調べると様々な意味が載っています。

「言葉」「期間」「時間」「間柄」など、たくさん訳語があります。
termという言葉に対応

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