椛沢知世

かばさわともよです。短歌をつくっています。マイさんとの往復書簡「うたのシーソー」はこち…

椛沢知世

かばさわともよです。短歌をつくっています。マイさんとの往復書簡「うたのシーソー」はこちらから。 https://note.com/seesawfor57577

記事一覧

椛沢知世の活動(最終更新:2024/6/28)

【2024年】同人誌・web 『O-U-I』(24/5/19発行) 椛沢知世・浦川友希子・柴田千絵 「手に指の笛」18首 「今、ここにいながらにして 真鍋美恵子一首エッセイ」 (共に歌…

椛沢知世
12日前
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20210113の日

忙しさに疲れていて、今日もお布団。 本を持つのも重たいので、Kindleで今橋愛の『O脚の膝』を再読している。 そこにいるときすこしさみしそうなときめをつむる。あまい…

椛沢知世
3年前
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冊子「日なたぼっこの」(通販のお知らせ)

冊子「日なたぼっこの」を作りました。 内容 ・短歌連作30首「日なたぼっこの」椛沢知世  2019年7月〜9月に作成した連作です。 ・連作を読んでの散文  寄稿者:カリ…

椛沢知世
4年前
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2019年のあれこれ

こんばんは。 2019年の活動をまとめてみました。 ◾︎掲載誌・サイト ・『歌壇』2019年2月号(本阿弥書店) 第30回歌壇賞次席作品「切り株の上」30首http:/…

椛沢知世
4年前
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冊子を作りました!(販売のお知らせ)

作りたい!衝動にかられて冊子をつくりました🦔 短歌連作「カノン」が入っています。 イラストは、菊岡由実(twitter:@nerine0418)さんです。 価格は400円で、直接販売…

椛沢知世
4年前
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<一首評>小野田光さん『蝶は地下鉄を抜けて』

小野田光さんの歌集『蝶は地下鉄をぬけて』を何度も通読できないのは、どこか途中で、時には冒頭のあたりで、立ち止まりたくなるからだと思う。立ち止まりたくなって、立ち…

椛沢知世
5年前
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日記+短歌 2018.5.30

積み重ねてきたけれど、ぱーになったものを思う。叩いてもいないのに、何かが骨にひびく。手をぐーぱーする。力をいれて、力をぬいて。 空白期間と呼ばれてしまう時間の束…

椛沢知世
6年前
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椛沢知世の活動(最終更新:2024/6/28)


【2024年】同人誌・web

『O-U-I』(24/5/19発行)
椛沢知世・浦川友希子・柴田千絵
「手に指の笛」18首
「今、ここにいながらにして 真鍋美恵子一首エッセイ」
(共に歌集未収録)

歌集

『あおむけの踊り場であおむけ』(書肆侃侃房)2024年6月末 順次発売開始

【2023年】総合誌等

「短歌研究」2023年05・06月合併号
「紙と皮」7首

【2022年】新人賞

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20210113の日

忙しさに疲れていて、今日もお布団。

本を持つのも重たいので、Kindleで今橋愛の『O脚の膝』を再読している。

そこにいるときすこしさみしそうなときめをつむる。あまい。そこにいたとき
/今橋愛

びーるのんでるの?
びーるのもう
来週のきょう今ごろ
 
今。かまけてしあわせ
/今橋愛

時間の飛び方なのかも。
時間の飛び方が、読んでいるわたしをぎゅっとさせる。

頭が痛くて、歯を食いしばってい

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冊子「日なたぼっこの」(通販のお知らせ)

冊子「日なたぼっこの」(通販のお知らせ)

冊子「日なたぼっこの」を作りました。

内容
・短歌連作30首「日なたぼっこの」椛沢知世
 2019年7月〜9月に作成した連作です。

・連作を読んでの散文
 寄稿者:カリフォルニア檸檬さん
     中森舞さん

通販方法は下記をご覧ください。

落ち着かない状況が続き、本を読めたり読めなかったりする日々ではないかと思っています。皆さまおだやかに過ごせますように。

どうぞよろしくお願いいた

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2019年のあれこれ

2019年のあれこれ

こんばんは。
2019年の活動をまとめてみました。

◾︎掲載誌・サイト

・『歌壇』2019年2月号(本阿弥書店)
第30回歌壇賞次席作品「切り株の上」30首http://www.honamisyoten.com/bookpages/KADAN-201902_180p.html
本阿弥書店のウェブサイトから購入が可能です(note公開時確認)。

・日々のクオリア(2019年2月9日)
花山周子

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冊子を作りました!(販売のお知らせ)

冊子を作りました!(販売のお知らせ)

作りたい!衝動にかられて冊子をつくりました🦔

短歌連作「カノン」が入っています。
イラストは、菊岡由実(twitter:@nerine0418)さんです。

価格は400円で、直接販売または通販(送料180円)します。
気になる方がいらっしゃいましたら下記コメント、メール、またはツイッターのDMを開放しておりますので、ご連絡ください。

メール tomoyokabasawa★gmail.com

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<一首評>小野田光さん『蝶は地下鉄を抜けて』

<一首評>小野田光さん『蝶は地下鉄を抜けて』

小野田光さんの歌集『蝶は地下鉄をぬけて』を何度も通読できないのは、どこか途中で、時には冒頭のあたりで、立ち止まりたくなるからだと思う。立ち止まりたくなって、立ち止まる。静かだったり、ざわざわしたりする。
「さよならの著作権」の一連に、東京歌壇に掲載された時から好きな歌が含まれているのもあるのだけれど、でもやっぱり、巻頭歌の一首に、歌集を一度閉じるくらいつよい揺さぶりをうける。


金太郎飴の断

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日記+短歌 2018.5.30

日記+短歌 2018.5.30

積み重ねてきたけれど、ぱーになったものを思う。叩いてもいないのに、何かが骨にひびく。手をぐーぱーする。力をいれて、力をぬいて。

空白期間と呼ばれてしまう時間の束に、してきたはずのこと。それらに胸をはるだけでもいいからしたいのに。

なにかを進めるときに、いつも小さく音楽をかけている。かけているつもりでいる。音とともに行かないと、進んだのかもわからない。



失職が決まった夜に目についたム

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