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[詩]アフタヌーン

素敵な映画だったねと
君が横で囁いた
僕はその言葉を聞いて
次もまた期待した

投げつけたように運命ってやつは
突然やってくるから
大きな手を合わせて祈って

君の笑顔が僕の心に住み着いた
穏やかな昼下がりを灯して
溢れるばかりの愛情に僕は今
愛というものを形にしたんだ

瞬きする暇がないほど
どのカットも映える
街路樹の下を歩く日々
フィクションのようだ

ちょっと照れた時の髪をかき上げるその
君の仕草が好きだった
はいチーズカメラに向かって

君の笑顔が僕の心に住み着いた
鮮やかな昼下がりを覗いて
飢えることのない愛情を僕は今
愛というものを翼にしたんだ

小洒落たフィルターをかけるよりも
無邪気に香る君が良い
融通無碍な日々に憂愁な夢は似合わない

君の笑顔が僕の心に棲み着いた
穏やかな昼下がりを灯して
煽れるばかりの愛情に僕は今
愛というものを形にしたんだ
舞い降りる君を魂に刻む

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