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【試し読み】オンライン就活2020(就活生へのインタビュー)

「家族で朝ご飯食べた場所で面接受けるのは気持ち悪かったです。切り替えができないので。」

2020年春、コロナ禍が就活を直撃。選考過程のほとんどがオンラインに移行された。そんなイレギュラーな就活の実態はどうだったのか。また就活生は何を感じていたのか。21年7月頃に就活を終えた村上類さんに話を聞いてみた。


ー面接は対面とオンラインでどういった違いがありましたか?

 やっぱり対面でやった方が間が取れるというか、より伝えたいニュアンスが面接官まで伝わっている気がしました。オンラインだとラグもあるし、味気ないです。面接官と言葉が被っちゃったこともありました。もうちょっと喋ろうかなと思ってたら次の質問行っちゃったとか。黙っていると考えているのではなくて喋り終わったと思われちゃうんですよ。だから考える時間があまりなかったです。最後の方は慣れてきて発言が終わったら「以上です」って締めの言葉を言う癖が身に着いていたけど、初めてのときはわからなかったです。もし対面でやってたらもっとうまく話せたのかなぁというモヤモヤした気持ちもありました。


ー入室から退室までの流れはどのような感じなのでしょうか?

 2回ノックして、お辞儀してっていう通常の流れは無いです。私の場合はマイナビのオンライン面接システムを使うことが多かったのですが、時間になると面接官から電話がかかってくるんです。受話器ボタンを押すとパっと面接官が表示されて「こんにちはー!」と始まります。対面のときはこちらからドアをノックするのでそれとは逆ですね。最後は面接官から「ありがとうございましたー」って言われて終わり。LINE通話とかと一緒です。でも会社側が切るのを待つのが礼儀かなという気がして、私は向こうが切るのを待っていました。

(記事に続く)

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「オンライン面接のときの服装」「WEB合説の様子」「自粛期間中の就活相談」など記事の続きは、発売中の『DISTANCE』vol.2に掲載しています。ご購入可能なオンラインストアへのリンクは下記から。


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