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詩とエッセイ

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ぽえまーよはんのひとりごと。
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2021年7月の記事一覧

ピンクと青と。

ピンクと青と。

この感動だけで生きられたらいいのに。

帰りの電車
半分開いた窓から見える
摩訶不思議なピンクと青と

ガラス越しじゃない
本物の世界が
絵に描いたよう、嘘みたいに映える

感傷に浸る姿は
美しい人がするから美しいんだろ

積み上げたマイナスポイントが
わたしを透明にしたがる

本当は、
君とわたしの関係だけでいい。

生まれた時は知っていた
そんな簡単なことを、
歳をとる度
わすれて、思い出して

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手紙。

手紙。

久々のオールフリーデー。
友人に手紙を書こうと思って
3時間経つ。

スマホとの馴れ合い。
動画やSNSを見て3時間も。
時間はこわい。
まぁこんな日もいい。でも目は休めないと。

紙が好きだと言った割に
便箋は全然持ってない。
使い切ってしまったと言う方が、正しいけれど。
縦書きのちょっとフォーマルな便箋を発見。
これはちょっと、気分と違うなあ。

ないものを探すのは諦めて
ルーズリーフを取り出

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バカをめざす。

バカをめざす。

アスファルトの焦げた匂い
夏だ
夏が来たんだ

体が思い出す
この息もできないような熱の空気
苦しいのにわくわくする
アドレナリンがでる

何かのためのエネルギーにもならず
ただ放出するだけだから
それが暑さを増強させていたりして

でもそれで
地球は回っているのだし
地球のもう半分はとても寒くて
私たちの人生の半分も
とても寒いのだから

何の気なしに
喜んでいい

誰かが悲しい時に
壁を挟んだ

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よふかし。

よふかし。

夜更かししないと
ダメな時って、あるんだよ
赤ちゃんが夜泣きするみたいに
そっかそっか、って
そのままにしておくの

ちょっとつらいし疲れるけれど
時間は過ぎてく、
無駄なんてことないよ

からだが重くて
ベッドよりもっと沈んでいく
罪や科が
地の底と共鳴してひっぱられてく

心を蝕む毒虫の咀嚼も
聞こえるうちは実況して
そこら中のいたみを
飽きるまで紛らわせて

だんだん泣くことが面倒になって

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untitled

他人の価値観で生きない
って言うのは

人なんてどうでもいいぜー
好きに生きりゃいいんだぜー

というノリとは
またちょっと違うと
私は思ってる。

あいつのやり方非効率、とか
「誰か」を批判してるくらいでは
まだまだだぜ

見い出せ、
いくら生きても
知らないことが多いまま
この世をたつのだから

見切りをつけるのはあんたじゃない
評価をするのは
いつも自分だ。

過去の自分を
へったくれの自分

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ナイフ。

ナイフ。

久しぶりに、泣いた。

もっと悲しみを知れ、 と思った。

でも、悲しみを知った人は
決して言わない、そういうものだ。

人生に優劣はない。

でも、たくさん負う人はいる。

別に、何を言ってもいい。
自由だ。
湧くものはどうしようもない。

だけど、
流されてると馬鹿にしながら
その雰囲気に流されるとか
そんな情けないこと、絶対すんなよ

ここだけの話。
本人には届かないから。

そうだといいね

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