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クラシック音楽が好きすぎる。

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クラシック音楽(主にピアノ)に関する記述のあるエッセイを集めました。
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2024年1月の記事一覧

学ぶことはいつだって楽しい

学ぶことはいつだって楽しい

ある一日。

レッスン。

「スクリャービン、楽しくなってきた?」
「まだ楽しくないです!」

というわけで、先生にひとつひとつ教わりながら、なんとか譜読みを進めていく。

今わたしは、わざわざお金を払ってレッスンへ行き、曲作りではなく楽譜の読み方を教わっている。想定外だ。小学校の頃のわたしが今のわたしを見たら笑うだろうな。

でも

「ここは、こういう塊にして読んでいくと、楽に見えてくるよ」

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ひとりじゃないピアノ

ひとりじゃないピアノ

ある一日。

ラフマニノフの2台ピアノ「組曲第2番『ワルツ』」初合わせ。

といっても、レッスン終わりに遊び程度に、ということだから、これが最初で最後の合わせのようなもの。

はあ、心が揺さぶられるような感覚を味わって、とても楽しかった。

遊びだし、とまともに練習せず、譜読みから2週間くらいしか経っていなかったので「ゆっくりだったら通せます」と言ったのに、気が付いたらハイになっていたようで、ほと

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挫折という言葉を使うのはもう少し後にしましょうか

挫折という言葉を使うのはもう少し後にしましょうか

ある一日。

約1週間ぶりにピアノを弾いた。

スクリャービンのファンタジーに挑戦中。
幻想曲って、おそらく誰の曲も弾いたことがないな。

わたしがなぜかよく弾くのは、ラプソディーとカプリス。狂詩曲と奇想曲。

11月末から弾きはじめて、このノートを書いて、写真を撮った。



1カ月半後の現在、譜読みは6ページまで進んだ。

通常、わたしの譜読みの仕方は適当でひどいもの。譜読みを「譜読み」と意

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