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[理系による「映画」考察] 地獄門(1953) ➡人間が生きることは、それほど浮世(憂き世)ですかね...

第7回カンヌ国際映画祭で最高賞であるグランプリ、第27回アカデミー賞で名誉賞と衣裳デザイン賞を受賞した作品です。

シェイクスピアの悲劇っぽい、
あ~あ、なんでこうなちゃうんだろう…
な、誰も幸せにならない作品です。

が、世界で賞を取っているだけあり、演出はとても分かりやすく、とても楽しめる作品です。

また、主演女優の"京 マチ子"の現世を離れる覚悟が決まった時の演技も、なんとも幽玄で、"能"を感じ、とても良かったです。


が、ロダンの"地獄の門"に関する考察を書いた直後にこの映画を見たので、
人間として生まれたからには原罪を背負って浮世(憂き世)を生きていけ!、
なメッセージを受けているようで、なんだか重い気分になってます…

そんなに、人間の原罪って重いモノなんですかね…。

この映画のテーマである"恋愛"なんてオワコン、な意見もあると思いますが(ごく少数だと思いいますが)、ここから学べることは非常に多く、特にビジネスで必要な交渉術なんて、ほぼ恋愛に集約されているので、結果はどうであれ、"恋愛"自体はいろんな意味で人生を豊かにしてくれると思うのですがね…。

ということで、次は気分が軽くなる人間賛美な恋愛映画を見ようと思います~。


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