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【レビュー】『斎藤慎太郎の将棋観』がよかった
最近出版された斎藤慎太郎先生の本が面白かったのでレビューしてみます。
この本は斎藤先生が指した2019年から2023年の公式戦を題材に、実戦での読みを披露していく自戦記本です。1局につき15ページくらいをかけて仕掛け~終盤の入り口くらいまでの攻防を紹介しています(全12局)。類書としては永瀬先生の「全戦型対応版 永瀬流負けない将棋」や、古くは「戦いの絶対感覚」シリーズがこれに当たるでしょうか(初
社団戦2日目振り返り
先週の日曜に行われた社団戦2日目の戦いを振り返ってみたいと思います。
いつも通りに書いてもいいんですが、今回は私が普段やっているソフト先生との一問一答形式でポイント局面を検討していきたいと思います。
1局目
1局目は将棋の強そうな若者と。対局が終わったあとチームメイトに「さすがでした」とほめられていたので重鎮なのかもしれません(笑)
私の後手番で矢倉/相掛かり系の序盤に。
ソフト先生(以下
【クリスタル研】好局振り返り
今日指した将棋が熱戦だったので振り返ってみます。
この研究会は毎週木曜午前に都内(新宿区)で朝活と称して行っているもの。10時に集まって詰将棋を4問解き、そののち10分30秒の対局を2局指すのを目標にしています。終わったあとは都合がいい人で昼ご飯を食べて解散という流れで、今年2月から私が早起きの習慣をつけるために始めました。そろそろ半年近くになります。
研究会メンバーは初段のYくん、三段のFさ
社団戦1日目振り返り
先週末に行われた社団戦1日目に参加してきたので、自戒を兼ねて対局のポイント図を振り返ります。
今期の私は大学将棋部時代の友人とのチームで、4部での参加です(1部~7部まであり1部が最上位)。昨年は3部での参加だったのですが、メンバーが増えて2チーム編成になりました。
1局目
初戦はとある会社将棋部のチームとの対局。お相手は知らないおじさんですが、なんか強そうな雰囲気。
相矢倉になり飛車先を
2023年春季職団戦振り返り
週末に行われた職団戦での戦いを振り返っていきます。
職団戦は同一職場のメンバーで戦う5人制の団体戦で、ねこまどチームは前回に引き続いてAクラスでの出場となりました(S, A, B, C, D, E, Fの7クラス)。今回のAクラスは持ち時間30分の切れ負けで戦われます。
1局目:日本製鉄(1)
初戦のお相手は四段くらいの若者。私の先手で相掛かりの序盤になり、後手が△2四歩と突いて銀冠を目指すの
飛先の歩交換のメリット(角換わりと相掛かりのちがい)
こんにちは、みずたまです。
今回は飛先の歩を交換することの得について、相掛かりの将棋と角換わりの将棋のちがいを題材にして考えてみます。この比較を通して、「飛先の歩を交換することが攻め筋の幅をひろげている」ということをわかっていただければと思います。(級位者を対象として想定します。)
●序論●
まず、居飛車の戦型は大まかに4つに分けられます。矢倉、角換わり、相掛かり、横歩取りですね。
これら
Abema TVトーナメント楽しいね
お久しぶりです、みずたまです。
ここ数日は刻々と移り変わる感染症事情に敏感に反応するあまり精神的に参っていました。ツイッターなんかも、ツイートを2つみればどちらか1つはコロナ関連というような状況ですね。意図的に情報を遮断するというのも現代社会を生き抜く手筋なのかもしれません。
(体調が悪くてもおやすみ詰将棋が続いたのは不思議でした笑)
そんな状況の中において、ABEMAのトーナメントは一時の
詰めろのはなし(練習問題1題つき)
まずは詰みの形からお見せします。
これは詰みの状態の一例です。
この一手前の状態に戻って...
上図の状態から、▲21龍と指して最初の詰みの形にしました。
この、詰みにする1手前の状態を詰めろといいます(下図)。
詰めろの状態で攻方の番であれば、詰みになります。
玉方の番であれば、受ける手を指して詰めろの状態を回避できることがあります。玉方は一手だけ受けるチャンスがあるので、詰めろ=1
取られたら一拍おいて取り返す
「取られたら取り返す」というのは将棋の基本動作のひとつです。
歩を交換する、銀を交換するなど、持ち駒を増やしたり攻め駒を前に進めることによって、将来の攻めの可能性がひろがります。
このような形で、図の▲24歩からは、△24同歩(歩を取られる)、▲24同飛(取られた歩を取り返す)という動作がワンセットです。
今回紹介するのはそのちょっとした応用形。
取られた駒をすぐに取り返すのではなく、1手
オンラインレッスンをしました
今日は、教室のオンラインレッスンをしました。
主に使ったのは、オンライン通話ソフトと対戦サイト・棋譜アプリの3本立てです。
本格的にオンラインでレッスンをやるのはほぼはじめてだったので緊張しましたが、大人の方のレッスンと子どものレッスンを無事こなすことができたのでほっとしています。
ひとつ気づいたことを書いておきたいのは、画面共有という機能があってとても便利ということ。
ひとつの棋譜を二人