詰めろのはなし(練習問題1題つき)

まずは詰みの形からお見せします。

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これは詰みの状態の一例です。

この一手前の状態に戻って...

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上図の状態から、▲21龍と指して最初の詰みの形にしました。

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この、詰みにする1手前の状態を詰めろといいます(下図)。

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詰めろの状態で攻方の番であれば、詰みになります。

玉方の番であれば、受ける手を指して詰めろの状態を回避できることがあります。玉方は一手だけ受けるチャンスがあるので、詰めろ=1手スキとも呼ばれます。受けるチャンスが2回あるなら2手スキです。


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上図の状態は詰めろではありませんが、先手の番であれば詰めろをかけることができそうです。


しかし、▲82龍としたのでは詰めろをかけたとはいえなさそうです。(次に先手番だとしても詰みがないから)

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しっかりと、次に詰むような手を選ぶ必要がありそうです。

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先ほど1手スキ、2手スキという言葉が出ましたが、詰みに至るまでの手数を数えれば理論上は3手スキでも4手スキでも何手スキでも呼び名を与えることができそうですね。

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これなら3手スキの状態。▲42と、と指せば2手スキにしたことになります。

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※なお、実際の詰みに要する手数(3手詰とか、13手詰とか)は〇手スキという言葉とは関係ありません。詰み手順に入るための準備段階にかかる手数のことです。


そんなこと全部知っているよという方のために、終盤の速度計算のために使える部分的な問題図を用意しておきました。双方が最善を尽くした場合、どちらが勝ちでしょうか。持ち駒の状態にも気を付けて...(5分で初段くらい?)

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