盤の裏まで読む

この表現が好きです。

やっぱり将棋は読む作業を怠ってはいけません。


今日見ていた将棋の変化を考えていて気づいたこと。

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居飛車穴熊対振り飛車穴熊の図。

以下は頭の中で考えた内容です。

▲66歩と打ちます(図)。

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△同角には▲同角△同飛▲55角(図)で飛香両取りがかかって先手良し。

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この時、▲55角に代えて▲77角では△76飛で、78金が浮いているのでまぎれます(図)。

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で、▲66歩には△61飛と収まる(図)。

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この局面、居飛車党の感覚としては▲24歩(図)△同歩▲22歩と行きたいんですね。



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△22同角なら▲24飛(図)でうまくいっているというのが居飛車党の肌感覚です。

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(戻って▲24歩に△同角では振り飛車冴えないでしょう。)

しかし、上図では△44角という手があります(図)。コンピューターに聞いて初めて気づきました(そもそもは上の局面で▲24歩が候補に出ないことから怪しいと思い始める)。

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以下▲23飛成△65歩に▲32龍、ここまではまあ読みのかすかな先で見覚えがあるのです。そこで△42金打が好手(図)。

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以下龍を逃げれば△66歩と取り込んでこの取り込みは大きな価値があります。

最初に示したこの図で...

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どうやったら△42金打のような手に気付けるか(気づくためには何かがそこにあるというセンサーが働かなければならない。実戦で詰みを逃すのと同じ)が個人的な課題です。

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