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帰ってきた映画館その②

シン・エヴァのラストランを記念して「#シンエヴァの薄い本」配布決定!わーい!!!ということで、これは大ヒットをお祝いしての前人未到の6回目の鑑賞をぶちかますしかないなと心を決めました。ちなみに、入場特典はもちろん全種類コンプリートしております。こんにちは、瑞野蒼人です。

さて、前回掲載した「映画館」のお話が割と結構な反響をいただきまして、その続きを今回はお話したいと思います。

(まだ読んでいないならば先に読むのぢゃ)

今年頭の緊急事態宣言下では、当然映画館通いも自粛しておりました。2か月ほど、家とバイト先の往復を続けておりまして、その傍らでサブスク配信を活用して映画を見ました。「かもめ食堂」とか久々に見たんですけど、めっちゃいい作品でした。一時期スキを押してくださった方へのお礼メッセージに、「かもめ食堂」のエンディングテーマ「クレイジーラブ(井上陽水)」をおすすめしていたぐらいです。

で、そしたらですね。もう読者の皆様ならお分かりでしょうが、朝ドラ「おかえりモネ」の効果で清原果耶ちゃんフィーバーが私の中で勃発しました。すっかりこう、透明感あふれる清原ちゃんに魅了されまして。そこで、なにか清原果耶ちゃんの最近の出演作品がないかなーと探していた時に、YouTubeでとある動画を見つけました。

それが、こちら。


「まともじゃないのは君も一緒」公式ロング予告編

うーん、激烈なインパクト。

こちらの動画は。今年3月に公開された映画「まともじゃないのは君も一緒」の一幕です。普通を理解できないガリベン予備校教師と、普通をしったかぶりする恋愛指南役のJK予備校生。清原ちゃんの魅力もさることながら、あの成田凌くんがここまでもっさいコミュ障男になるのか!と、その演技魂に脱帽しました。

そしてなによりも、この予告でも聴ける「もぉわたじどうじたらいいかわかんないよぉぉぉ!!!!」の絶叫が凄くて。もう爆笑。

で、映画で改めてしっかり前後を見たうえで聞いたらさらに面白くて。ぜひ読者の皆さんにもどんな脈絡があってこんな絶叫をしているのか確かめていただきたいんですが、清原さんの演技の幅をまざまざと見せつけられたような感覚に陥りました。正直、映画館で声を出して笑ってしまったのは初めてです。それぐらい、笑えます。


閑話休題。


で、これを見たい!と5月末に思い立ったんですが、もう近所の行きつけのシネコンやでかい映画館ではとっくに上映が終了していまして。なんせ春先の作品でしたから当然の結果ですけれども、どうにか見ることはできないか・・・と考えたところ、家からかなり離れた塚口という街にあるミニシアターで、かろうじて上映を行っているという情報を入手。翌日大至急その映画館に行きました。

で、その映画館がなかなかのちんまり具合で。いつもご贔屓にしているシネコンの5分の1ぐらいのサイズ感で、とにかく小さかったです。今まで100人規模で座席があるシネコンばかり利用してきた瑞野にとって、ミニシアターは非常に刺激的でした。スクリーンも小さい、予告編も少ない、お客も多くはないからゆったりして鑑賞できる。うん、いいことづくめ!

何百人も入るシネコンの中で大勢の人と同じ作品を共有するのもいいですけど、ミニシアターの小さなスクリーンと少ない客席に囲まれて、わずかな人たちと一緒に人生のひと時を共にする。こういうのもまた趣があるものだなぁと思いますね。


こういう発見をするたびに、思うんです。

映画もまた、一期一会だなぁ、と。


「めんどくさいから」とか「そのうちでいいか」とか思わず、「見たい!!」と思った映画をすぐに見に行くことがどれだけ大切か、ということを。そして、案外それが人生を揺さぶるほど影響を受ける作品だったりするから人生わからないものだなぁ、と。しみじみと思います。

私も、いつか「映画鑑賞が趣味」と言えるようにするためにも、もっといろいろなミニシアターを巡ったり、いろいろなジャンルの映画を鑑賞したりして、自分の好きをもっと追求していきたいなぁと考えた、ミニシアター初体験のお話でした。


というわけで、今回はこれまでです。

次回はどんなハッシュタグでお会いしましょうか?



おしまい。