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週5で松屋(たまに週6) #社会人

社会人デビューからわずか4カ月も経たぬうちに、毎日の昼飯探しに飽きた瑞野。仕事で疲れた男の脳みそには、自分が食べたい物を判断するほどのキャパシティも無かった。だもんで、結果どこに行きついたかというと会社の近所にある牛丼屋・松屋。果たして、瑞野の知られざる食生活とは…!?

たまには変化を利かせようと思って
アバンタイトルを差し込んでみました。
(アバンタイトル=テレビ業界の用語)

あの、マジで、一切誇張とかそんなんなしで、私今週5で松屋に通っているんですよ。死ぬほど松屋の牛めし食ってます。最初のうちはできるだけ毎日いろいろなお店に行ったり、テイクアウトしてみたりしていたんですけど、だんだんその労力を割けるほどの余裕が無くなってきて。

で、そんな時たまたまフラっと入ってみた、会社の近所の松屋の提供スピードが超次元レベルで早くて。そこの店のことをすっかり気に入ってしまったんですよ。

もちろん味も十分美味しいし好みなんですけど、なんせ提供スピードが。だって食券買って席について30秒たたずに呼び出しかかるんですよ。最速で昼休み入って3分で飯にありついたこともあるぐらい早い。さすがビジネス街ど真ん中の牛丼屋って感じのオペレーションの素晴らしさ。

あと、サラダ・味噌汁・牛めし・生卵付きだから栄養バランスもなんとなくいい気がする。少なくともラーメンとか食うよりよっぽど健康的な気がしている。気休めかもしれないけどね。


一度「毎日牛丼って飽きない?」って
聞かれたんですけど
正直言います。全然飽きない。

やっぱりご飯プラス味噌汁っていう日本人の食における超ベーシックセットが基礎にある料理だから、全然飽きがこない。おにぎりとかと同じ感覚で、いつ食べても美味しいし、いつも紅ショウガとか、たまに七味とか納豆入れて味変させるのもいいし、抜群の安定感があるんです。

ああ、松屋よ。あなたは何故松屋なの。

何の変哲もないありふれたサラリーマンになってしまった私の胃袋を、貴方は毎日満たしてくれるわね松屋。愛しているわ。松屋。今日もありがとう、美味しい牛めしを届けてくれて。


って思ってたらですよ。
このあいだ衝撃の事件が起こったんです。

実は帰り道の途中にある駅ナカに、いきなり松屋がオープンしていましてもう驚愕して。ついに昼飯だけじゃなく晩御飯まで乗っ取られてしまうのか!?と私は戦々恐々としてしまった。しかも、運悪くその松屋に掲げられていたポスターには『生ビール390円セール』の文字。

もうダメだ。私は昼に松屋ランチをしたこともすっかりと忘れ、牛焼肉ビールセットを注文してたらふく飲んで食べた。疲れた体に最高に周りの早いアルコール。たまらなかった。胃が喜びの歌を歌っていた。

わりかし早い段階で出来上がってしまった私は、家に帰り涼しい部屋でベッドにダイブした。もしかしたら夢の中でも、私は松屋の飯を食ってたかもしれない。こうして私の生活(特に胃袋)は完全に松屋に掌握されてしまったのだった。

ああ、松屋よ。あなたは何故松屋なの。

何の変哲もないありふれたサラリーマンになってしまった私を、貴方は毎日癒してくれるわね松屋。愛しているわ。松屋。たまに『松のや』。



おしまい。



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