表現という名の自己解放

自分の中から出てこようとするものを、この社会は出すなっていう。

余計なものを出すな。余計なものを書くな。表現するなって。

人に受けのいいものを、人に評価されるものを。そんな風に教育されて生きてきたけど、それじゃあ自分の中にあるものが私の中から出てこれない。

私の中にあるものは外に出たがってる。この私の中にあるものは、私が表現する事で、その表現に乗って私の外に出る。

彼らは私なしでは、この世界に出てこれない。

私は表現する事で、私の中に閉じ込められているものを外の世界に解放させる。

それの一体何が悪い事なのか？それが私にはわからない。

それがどんなものであれ、私は私の中から出てきたものを尊重する。彼らが例えどんな姿であろうと、彼らは生きている。その体に生命を宿している。

私は自分の表現を持って、この世界に彼らの居場所を作ってる。彼らは表現し、外の世界にその姿を現し、多くの人に見られる事で自身を昇華する。

彼らはずっとこの私の心の中で注目を浴びる事を待っていた。彼らは目撃される事によって、自らを昇華する。

彼らを解き放ち、自由にするためにも、私は今日も表現する。