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現代人の「浮き指」問題を草履サンダルが解決!姿勢改善も期待できます
皆さんこんにちは、石川県立大学教授の宮口です。主に「子どもの成長と人々の健康のための研究結果」について発信しています!今回は、現代人に多い足の問題「浮き指」についてお話しします。
体表面積2%の「足裏」が全身を支えてくれている!なのに・・・直立二足歩行をする人間にとって、体表面積のわずか2%にあたる「足裏」が体を支えるための唯一の床との接点(接面)です。
しかし多くの現代人において、この重要な
幼児期こそ運動遊びを!敏捷性の発達に好影響があります
今回は「幼児の反応時間と遊びとの関係性」についてお話します。
現代の幼児は「敏捷性」が鈍くなっている!?最近、幼児が転んだ際に手をつく反応が遅れ、上体を保護できず、頭や顔をケガしてしまうケースが多いことが報告されています。コロナ渦以降、この傾向は特に目立つようになりました。
とっさの場面で手足を伸ばして頭を保護したり、姿勢を安定させようとしたりすることを「保護伸展反応」と言いますが、現代の幼児
立ち幅跳びが上手だと他の運動能力や認知能力も高い⁉︎レベルアップの秘訣も紹介
今回は、「跳ぶ運動の大切さ」についてお話しします。
「跳ぶ」より「着地」の動作を先に習得しないと大怪我しちゃう⁉︎自分の力で体を空中に投げ出すジャンプは、人種や文化の違いに左右されることなく2歳ごろに可能になると言われています。ただ、最初は「跳ぶ」というより「落ちる動作」に近いと言えるかもしれません。
「踏み切り動作」より「着地動作」を先に習得することは、ケガ予防の点からも非常に重要です(学問
子どもは転んだ数だけ強くなれる!たくさん遊んで転んで運動神経をアップさせよう
今回は、遊びの中で転んで覚えることの大切さについてお話しします。
1985年頃から子ども達の体力は低下傾向…
「今の子ども達は体力や運動能力が低下している」と言われています。
文科省が昭和39年から実施している「体力・運動能力調査」の結果からもこのことは明らかで、昭和60年(1985年)頃から長期的な低下傾向が続いているのです。
逆に言えば、この時代に子どもだった現在の40代後半の人々、つま
保育士さん必見!子どもの「投げる力」を伸ばすには5歳までの運動経験がキーポイント
今回は「投げる運動の大切さ」についてお話しします。
最近の子どもたちは「投げる力」が低下している「最近の子どもたちは体力が低下している」とよく言われますが、実際にそうなのでしょうか?
今の子どもたちとそのお父さん・お母さんが子どもだった頃の時代の体力の違いを比べてみたグラフがあるので一緒に見ていきましょう。
まずは身長・体重などの「体格」についてです。こちらは、今の子どもたちのほうが体格が大き
小学校の先生に伝えたい!縄跳びは子どもたちのスタミナだけでなく運動能力全般をアップさせます!
今回は、子どもたちの運動能力アップが期待できる「縄跳び運動」についてお話しします。
すべての運動の基本は「〇〇」すべての運動の基本は「走り」です。速く・かっこよく走る子は運動能力が高いと言われています。また、子どもの走りは、体の使い方を少し修正するだけで大きく変化することもわかっています。
ところで、皆さんは「歩く」と「走る」の違いを知っていますか?
答えを言ってしまうと、両足が地面から同時に
幼少期に有効な「ラダー運動」とは?楽しいステップで運動能力アップを目指そう!
今回は、幼少期に有効な「ラダー運動プログラム」についてお話しします。
「子どもロコモ」って知ってる?2020年に行われた東京オリンピックでは、ベテラン選手に交じって若手選手の素晴らしい活躍がありましたね。しかし彼らはスポーツ界の超エリートであり、一般の多くの子どもたちや若者たちの体力・運動能力は、低下の一途をたどっています。
皆さんは「子どもロコモ」という言葉を聞いたことはありますか?
これ
履き替えるだけで運動能力アップ!?スポーツ選手も注目する『草履サンダル』の効果とは?
今回は、人間の土台である「足」の力を育むことができる『草履サンダル』について紹介します。
草履サンダルとは?その名の通り、鼻緒がついた草履型のサンダルです。私は運動学を専門に研究していますが、そのなかで、草履が健康の維持・増進に効果的であることが分かりました。
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研究成果を活かして、
スクールシューズの老舗メーカー「ラッキーベル株式会
紙芝居で運動意欲アップ!?保育士と一緒に作った紙芝居が子どもたちに大好評
今回は、保育士と連携して制作した『運動遊び推進紙芝居』について紹介します。
現代の子どもたちの体力事情とは?遊び場や遊び仲間の減少、車での送迎など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わり、体を動かす機会が減ったことで子どもたちの体力は低下傾向にあります。
保育園でも「よく転ぶ」「転倒したときに手が出ない」といった子どもたちをよく見かけるようになりました。
運動したくなる「きっかけ」づくり子ど