映画「義足のボクサー」あきらめなければ必ず夢は叶う。津山尚生さんの半生に心震える感動の実話
フィリピンの映画監督、ブリランテ・メンドーサ監督作品、映画「義足のボクサー」
義足のプロボクサー、津山尚生さんの実話を基にした作品が、2022年6月10日に公開されました。
公開直後に鑑賞してきたので、感想をまとめていこうと思います。
◆ 作品情報 ◆
◆ キャスト ◆
◆ あらすじ ◆
1.足を失いながらも夢を追う主人公
主人公は、子供の頃に事故で片足を失い、義足での生活を余儀なくされた少年。
医療技術の進歩で、義足を使って普通の生活を不自由なくできるようになりました。
その少年は、プロボクサーになることを夢見てチャレンジし始めます。
トレーニングを重ね、一人前のプロボクサーとして試合ができるようになったものの、義足であることが原因で、危険とみなされプロライセンスが取得できず。
夢諦めきれず、海外であればライセンスが取れるという情報を元に、フィリピンにまで渡ります。
義足が原因でプロライセンスが取れないという、普通だったら断念するような出来事だと思いますが、諦めず海外に渡るって物凄い決断と行動力ですよね。
実際に自分が義足だったら、ここまでのチャレンジと選択ができるかと、考えさせられました。
義足を付けている足への負担は、もちろん体験したことはありませんが、おそらく想像以上の痛みが伴うと思います。
そう考えると、何不自由ない身体であることが、どれだけ幸せなことでしょうか。
映画を観ながら、自分自身が五体満足であることのありがたさに、改めて気づかされました。
2.主人公を演じる尚玄さん
この映画の一番の見どころは、主人公を演じる尚玄さんの、作品に対する情熱です。
尚玄さんは、本作品でプロデューサーに名乗りを上げ、約8年という歳月を掛けて、この作品を作ったとのこと。
しかも、この映画のモデルとなった土山直純さんは、尚玄さんの実の友人。
尚玄さん自ら、作品にしたいことを土山さんに直談判し、承諾を得たそうです。
舞台挨拶では、尚玄さんがこのようなコメントをされています。
セリフもほとんどなく、作品を盛り上げるような音楽も一切使わない。
リアリティがあり、ドキュメンタリー作品のような描写。
ボクシングの試合シーンに至っては、対戦相手のプロボクサーと尚玄さんによる即興で、撮影が行われたそうです。
型が決まっていない動きの撮影は、僕自身役者として時代劇で殺陣などをやった経験上、ケガをするリスクがあると思います。
映画を鑑賞しながら、尚玄さんがこの作品に賭けてきた想いが、ひしひしと伝わってきました。
3.実在する主人公
子供の頃に事故で足を失い、義足の生活を余儀なくしながらも、ボクサーになる夢を追いフィリピンへ移住。
映画のようなストーリーですが、この話は実話であり、主人公の土山直純さんは実在します。
作品では詳しく描かれていませんが、義足で身体バランスが取りづらい中で、ボクシングができることは普通なのでしょうか。
普通だったらできないことも、「プロボクサーになりたい」という夢を持ち、実現させた土山さんを、心から尊敬します。
その半生が描かれた作品から、僕のように夢を追いかけチャレンジする人にとって、とても勇気をもらえる作品でした。
◆ まとめ ◆
本編映像の一部がYoutubeで公開されていましたので、紹介します。
心震える感動の実話である本作品。
気になられた人は、ぜひ映画を観てみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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