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AEAJアロマテラピーアドバイザー認定講習を受けました

こんにちは、みつまめです。
アロマハンドセラピストの資格を取ろうと決めて、はや3ヶ月。

5月にアロマテラピー検定1級を受けて無事に合格。
認定証が発送されてきたのを確認し、次なる資格「アロマテラピーアドバイザー」の認定講習を受けました。

なお、AEAJのアロマ関連資格は、
アロマテラピー検定1級→アロマテラピーアドバイザー→その他の資格を受ける、と体系的に学んでいくようになっています。

「アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキストvol.16」より


私の目的は「アロマハンドセラピスト」
アドバイザーは正直、おまけ的な軽い気持ちで受けたんですが、いやはやなかなか面白い内容でした。
どれくらい需要があるかは分かりませんが、ご興味のある方向けに記事を書いてみます。


アロマテラピーアドバイザーとはどんな資格か?

アロマテラピーアドバイザーは、アロマテラピーに関する知識を備え、安全性や法律面から正しく社会に伝える能力を認定する資格です。

「アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキストvol.16」2021,10

ざっくり言うと、「アロマテラピーを安全に楽しんで貰う方法を、人に伝えられる知識がある人」ということです。

アロマテラピーアドバイザー認定講習で何を学ぶのか

アロマテラピーアドバイザーでは、下記の内容を学びます。

・精油と素材に関する知識
・実践的で安全なアロマテラピーの知識
・アロマテラピーに関する法律の知識
・AEAJに関する知識

「アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキストvol.16」2021,10


前項にも書いたように、あくまでもアロマテラピーを安全に楽しんで貰う、もっと言うとアロマテラピーによる事故・健康被害などを未然に防ぐという事にポイントを置いた内容です。
(うーん…アロマ系の健康被害というと、某マルチ商法が頭にちらつきます。笑)

「アドバイザー」という響きから、人にアドバイスするために精油の名前や種類、アロマテラピーに期待される効果をたくさん覚えるのかな?と考える方がいそうな気がします。
が、そういう期待をしている人にはしんどい内容かもしれません。
(そもそも精油は日本の法律上「効能」は謳えませんしね)

講習テキストは3つのチャプターに沿って進みました。
それぞれの項目と感想を残しておきます。

CHAPTER1 アロマテラピーアドバイザーについて

ここでは、前項に書いた「アロマテラピーアドバイザーとは?」といった内容と、アロマテラピー検定1級の復習的な内容。
大まかにわけて基礎的な内容と、実践的な内容を学びました。

基礎とは行っても、検定とは違い割と踏み込んだ内容もあり、非常に面白かったです。
加水分解とか、重合とか、アロマの話で聞くとは思わなかったなぁ。

なお、私は認定スクールでの受講を選んだのですが、どうやら私と相性の良い先生だったようです。
脳の神経伝達の話とか、結構突っ込んだ話も聞けました。

CHAPTER2 アロマテラピー関連法規

アロマテラピーの効果は研究も進み、医療現場でも取り入れられるようになってきています。

しかし、日本では精油はあくまでも「雑貨」扱い
医薬品とはちがい「効果効能」を謳うことはできません。
医薬部外品・化粧品でもないので、広告表現や販売の際の取り扱いにも注意が必要です。

そして精油を使うアロマセラピーは医療行為や、医療類似行為にはあたりません
診断は勿論出来ないし、アロマハンドは「マッサージ」「治療」でもありません。
(法的に言うと「健康に害を及ぼさない」「リラクセーションのためのサービス行為(役務提供行為)」)

この辺グレーな事例は非常に多いですが、AEAJが関係機関にきちんと確認をとり、AEAJの公式見解をきちんと出している、というのもなかなか凄い。

私は業務上、医薬品医療機器等法(薬機法)や景品表示法に触れる機会はそこそこありまして。
特にこのあたりの広告表現のややこしさはよく知っています。
明らかに「アウト」な表現をしている販売者が、非常に多いのもよく知っています。
(本社住所調べて管轄の保健所に通報してやるぞ、とかたまに思う。笑)

先生は最初「法規は眠くなっちゃう内容かもしれませんが、頑張ってついてきてくださいね」とおっしゃっていたのですが、私が多少仕事で触れる機会があるとお伝えした途端、先生の口が回るったらない。笑
法的にアウトなのに、あまりに無頓着なケースが多い。
なんならAEAJの有資格者でも堂々とアウトな表現をするケースが割と多いようで、その辺りを嘆いておられました。

ケーススタディが非常に盛り上がりました。笑

CHAPTER3 AEAJについて

公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)は、環境省管轄で、日本では唯一のアロマ関連の公益社団法人です。
個人正会員は約5万1000人。法人正会員が246社。
組織内に「アロマサイエンス研究所」があり、科学的な実証や検証も行われている比較的大きな組織です。
(詳しくはAEAJサイトで)

資格取得マニアだった時期がありまして。
民間資格(認定資格?)はいくつか持っているんですが、AEAJは組織としてかなり「しっかりしてる」印象です。組織としても大きいですしね。

サイト自体もかなり「お金かけてる」感じですし、会報も専門雑誌みたいなフルボリュームです。
装丁も女性誌と見間違える位のクオリティ。、コード取ればそのまま書店に流通出来そう。
会員宅に1部ずつ配送されていることを考えると、少なくとも5万2000部程度は刷っているわけで。
普通に書店流通している雑誌の発行部数と変わらないです。

「科学的な研究をする機関を持っている」という事が、私がAEAJで資格を取ろうと考えた要因でもあります。
AEAJ以外にもさまざまなルーツを持つ団体の資格はありますが、母体が公益社団法人、かつ研究機関を持っているところは見当たりませんでした。

アロマテラピーを普及する事が目的の組織なので、「アロマテラピー検定」はいわゆる"簡単な試験"にして間口を広げているのだと思います。
(ネット上では取得する意味ない資格とか言われてるし、ネット試験なのでやろうと思えばいくらでもカンニングできちゃうし。苦笑)

アロマテラピー検定以上に知識を深めたくなったのであれば、AEAJ関連の上位資格を学んでみる、という選択はアリだと思います。

※会員になり、継続的に会員でいないと「資格」の効力は喪失するので注意

講習の全体的な感想

講習はとても楽しかったです。
アロマテラピー検定のおさらいをしつつ、きちんと踏み込んだ内容まで触れていたし。

さらに、講師が私にドンピシャな方だったのが大きいかもしれません。
各種研究論文を引用しつつ、エビデンスもしっかり。
香りの成分や、人の香りの伝達経路についての説明から入って「なぜアロマセラピーでリラックスするのか?」のメカニズムをお話しいただきました。
ネットに落ちてるふわっとした情報とは別物で、エビデンス欲しがりな私はめちゃくちゃ楽しかったです。
そりゃ医療従事者への指導や、介護施設で施術するなら、論理的な話し方が出来ないと勤まらないですよね。納得。

一応講師の経歴なども一通りチェックし、怪しげなとこじゃないのも確認はしましたが、自分に取って相性が良いかどうかは別問題。
自分と相性の良い先生に出会うと、学ぶことが楽しくなりますね。

アロマハンドの講習は別日にあり、そちらは5時間の履修で資格取得できます。
先日受講を終えたので、そちらも記事にします。

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資格を取ろうと思い至った経緯

ブレンドによる人体実験

香りを感じるメカニズム

その他精油についての勉強メモやヨガについてなど

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普段は精神疾患による休職→復職界隈の記事を書いています


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