ミタムラ

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最近の記事

CosmoCommunicatorを使って1週間

本当に今さらではあるがCosmoを入手した。 夏のセールで6万円台になっていたことと、6月に注文したDevTermがいっこうに発送されないイライラも相まって半ば衝動的に購入した。 発売されて4年ほど経過しているデバイスなので、スペック的に最新とは行かない。Androidは9だしCPUは今のミドルロー程度のものだし。 時代遅れな端末であり、2023年現在に6万円出して購入する意味は薄いように思うのだけれど、重要なのは1点だけ。 ハードウェアキーボードを搭載しているということ

    • ほーらの話

      何日坊主かわからないけれど坊主になってしまった。 趣味にしろ仕事にしろ、定期的に同じことを続けるのがとことん苦手で、ある程度こなして自分の中に ”こういう感じ” が出来上がった瞬間に離れてしまう。飽きた訳ではないんだけれど、続けて続けて日々僅かずつ技量を磨いていくのがしんどいんだと思います。いますよね。こういう人。 ある程度続けた段階で ”今の自分が出せる品質の上限” が見えてしまいます。どう頑張ったって一朝一夕で一気に力が付くことはありません。逆にがむしゃらに毎日定量を出

      • 師匠のはなし

        「1+1は何になる?」 まだヒヨッコどころか卵の殻から顔だけ出してピーチクやってるレベルだった私に対して、当時在籍していた会社の社長が話し掛けました。 彼は社長でありながら、私のプログラミングの師匠でもあります。 1+1は2です。その計算結果が不安になって私に声を掛けたのではないことは確かですから、何かしらのトンチ問題かしらと思った私でしたが、気の利いた答えも浮かばず、 「2です。」 と答えました。するとさらに、 「うん。それは答えのうちの一つだな。少なくとも三種類の答えが

        • ビジネスメールのはなし

          文章を書く時一人称視点になることが多く、結果口語体になりがちなのですが、なーんか馴れ馴れしい感じになってしまいがちなので、そういうのがダメなケースでは割と困りがちだと言えます。 例えば無理難題を押し付けないといけないビジネスメールにて ーーーーーーーー ていうかホントに申し訳ないんですが、これ明日までになんとかして欲しいんですよね。いや、わかります。忙しいの知ってます。その上でなんとかお願いしたいんです。あ、お金の話は僕わからないので後日営業までお願いしますね。 ーーーー

        CosmoCommunicatorを使って1週間

          ブルーハーツのはなし

          私の世代はブルーハーツドンピシャというには少し若いのですが、それでも中学生、高校生の時分には男子ほぼみんな通ったんじゃないかというほど、人気がありました。 私も多分に漏れずTRAIN-TRAINから入り、リンダリンダ、人にやさしくなど、みんなが聴いていてみんながイイと言うようなものをカセットに落として聴いていました。当時は歌詞の重さ、深さなどはわかりようもなく、ただボーカルの声やリズムの良さ、歯切れのいいベースラインなど、音の鳴り方が好きで聴いてたというのが正しいです。 そ

          ブルーハーツのはなし

          日本語のはなし

          昨晩奥さんとちょっとした議論になりました。 話の流れから、 「上にあがる」 「下におりる」 が二重表現だから良くないよねという内容になったとき、奥さん的には 「言いたいことはわかるが何故ダメなのか理解できない」 ということで、例えば 「この台の上にあがってください」 もNGなのかと訊きます。 「そういう場合はこの台にあがってください。じゃないかな。」 と伝えたのですが、彼女いわく 「この台の ”上に” の部分は "ここに" を指すニュアンスが入ってるから必要」 ”上に” と言

          日本語のはなし

          小説のはなし

          大学時代、とにかく金のなかった私は古本市場やブックオフで安く買える小説の類を読み漁っていました。中でも貴志祐介や鈴木光司などのホラー系は何故か値が落ちやすく、だいたいどれも100円程度で買えましたので大変お世話になりました。 私は怖いのが大の苦手でありながら怖い話好きというまぁ一定数いるであろうクラスターに属しておりまして、読んでいてゾッとしたり、なんだか後ろが気になったり、頭を洗うのに目を閉じるのが怖くなったりと様々影響が出るわけです。 中でも ”リング” なんかは読んだ

          小説のはなし

          プログラマのはなし

          「ミタムラさんって理系なんですねえ!」 「意外に頭いいんですね」 私がプログラマーだと知るとこうリアクションされる事が多いです。 意外にというのは余計ですがまあその通りに見えるだろうなと思うので腹も立ちません。 実際は文系で、特に理系科目は壊滅的にできない事を伝えると 「えっでも、なんで?プログラマーなのに?」 と、そりゃあこっちが聞きたいよと思う事を返されるところまでテンプレートになりつつあります。 プログラマー → コンピュータで小難しい事をやる仕事 → 頭良さそう →

          プログラマのはなし

          予定管理のはなし つづきの続き

          PalmOSデバイスにキーボードがくっつけば最高なのに・・・という幻想を抱いてしまった私。 望みはSONYに託されました。SONYは独自規格で拡張するのが大好きなメーカーです。 当然CLIEでもその性質はいかんなく発揮され、カメラをつけてみたり、FM音源を搭載させてみたり、独自開発CPUを積んでみたりやりたい放題です。 キーボード搭載モデルが登場するのもある意味必然と言えました。 SONY CLIE NX73V 今までは打って変わったスタイルで登場したのはNX73V、見た

          予定管理のはなし つづきの続き

          予定管理のはなし つづき

          紙の手帳を経て、Googleカレンダーとは反りが合わず、ようやく見つけた私の為のPDAデバイス、Workpad 31J。こいつは電池で動くし筐体デザインも「俺はビジネスやるぜ」感丸出しでナイスだぜ。というところからの続きです。 誰も興味が無いと確信していますが私のPDA遍歴を残しておきます。 1.IBM WorkPad 31J 初めて手に入れたPDAです。乾電池駆動により2023年現在でも普通に動作する、生ける化石のような存在です。素晴らしいですね。 画面占有率的にスマ

          予定管理のはなし つづき

          予定管理のはなし

          おそらく元来そういう性格なのだと思います。 先々の予定を何に書いても、どうやっても、うまく管理できた試しがありません。紙の手帳を使い、Sharpの電子ノートを使い、Googleカレンダーを使い、iPadを使い、Androidを使いましたが、いずれもそのうち飽きてしまって続かないのです。 予定管理に飽きるもなにもないだろうと思われるかもしれません。 実際その通りだと頭では理解しています。 でも非常に個人的なワガママを言わせてもらうと、予定を把握し遂行することって楽しくないんで

          予定管理のはなし

          書き物のはなし

          ここ3日ほど、note.comに書くために様々なことを書いては消して、消しては後悔しています。 普段書くものは仕事の伝達事項くらいなので伝わったらそれでいいのですが、ここに書いているものはそうではなくて、不要な部分を削ったり、漢字が多い部分をひらいたり、句読点に神経質になったり、下手くそなりに推敲したものを載せたいわけです。 そんな意識を持っていると不思議なもので、仕事で書くものの質も微妙に変化します。!や?が減ったり、より簡潔に伝える努力を無意識に行うようになります。そう

          書き物のはなし

          ギャップ(一部フィクション)

          奥さんは20才になるまでゲーム・コントローラーを手に取った事がなかった。 初めてゲーム機で遊んだタイトルは私が持っていたPS2のタイトル。 3D空間のキャラクターがスティックを倒した方に歩いていくのが本当に衝撃的な体験だったらしく、ゲームの目的云々を抜きにただただハンターを歩かせ、走らせ、剣を振るわせて十数時間止まらずプレイしていた。 かと言ってゲーム体験自体が人生初ではなく、ガラケーのiアプリでFF1リメイクを遊んでいた。当然オリジナルのFF1は知らない。 彼女にとっての

          ギャップ(一部フィクション)

          ポッドキャストフリークス その1

          3月4日土曜日、ポッドキャストフリークスイベントに参加してきました。 聴く側でなく、話す側での参加だったのですがこれがもう、本当に本当に緊張しました。 人前で話すことが苦手で、1日誰とも話さない事がストレスでない私にとっては何十、何百の人前で話すだけでもひっくり返って何か出そうな気持ちですが、加えて面白い話をしないといけない圧が睡眠欲と食欲という概念を奪い去っていきました。 登壇する側でありながら、できたらあんまり人が来なかったらいいのになんて罰当たりな事を割と真剣に考えて

          ポッドキャストフリークス その1

          こんにちは

          自己紹介 まだ給料をもらっていない頃は書くことが好きで、いつでも書きたいものが頭にあって、書いては散らし、散らしては書いてを繰り返していました。 モノ書きになって、自分の世界が評価されて生活するんだと信じていました。 でもだんだんとアイデアが枯渇した気分になり、いくら書いたってこんなものはと思うようになり、人が書いたものを読むのが嫌になり、粗を探すような癖がつき、好きだった分だけもう一度向き合うのが億劫で怖くなってしまいました。 それでも何かを書くことには触れていたい残骸の

          こんにちは