AKERU

考えを整理するためにnoteを利用しています。30代前半で性別は男です。不定期更新です。

AKERU

考えを整理するためにnoteを利用しています。30代前半で性別は男です。不定期更新です。

マガジン

  • メンタルケア

    メンタルケアに関するブログ記事です。専門家ではありませんが、双極性障害の当事者として経験したり、調べたり、考えたことを自由気ままに書きます。

  • エッセイ

    エッセイです。肩の力を抜いて書きます。

  • 読書のキロク

    趣味が読書なので、読んだ本の感想や、とくに気に入った部分を簡単にご紹介します。 そのまま読みっぱなしはもったいないし、後で振り返りたいなーと思ったことがきっかけです。 よろしくお願いします。

最近の記事

  • 固定された記事

だから、わたしは猫をなでる。

例えば、愛情不足で育ったとして。親がいつも自分のことばかりで、悲しい時に励ましてくれなかったり。条件付きの愛情しかくれなかったら、きっと愛情不足のまま大人になってしまう。その貰えなかった愛情の代わりを求めて、それを目的に生きてしまう。だけど、そんなものは手に入らないし、手に入ったとしても、その対価を要求される。絶え間ぬ努力や献身、時にはお金や時間、労力を。そうして疲れて壊れていく。 20代までは、ずっとそんな人生だった。周りに愛されたくて、顔色を伺って生きてきた。だから、そ

    • 「何者でもない自分を愛する」練習法

      勉強をしているとき、大抵の場合、猫は机の上にいる。スヤスヤと寝ていて、呼吸のリズムと共にお腹が少しだけ膨らんだり萎んだりしている。その光景を見た時、冗談ではなく、美しいなと感動をする。と同時に、ただ生きていることが本当に素晴らしくて、他に何も求めないからこのままずっと長生きしてほしいと、心から思う。そんな気持ちが湧いた時、ちょっとだけ自分も影響を受けて、自分が「生きている」ということだけでも、それだけで喜ぼうという気持ちになってくる。 自分という存在そのものを大切にできない

      • 承認欲求と愛

        「承認欲求」という言葉がある。誰かに認めて欲しいという気持ちのこと。自分で自分のことを認められないと、この気持ちが湧きやすい。他の誰かに自分のことを認めて欲しくなる。委託(アウトソース)したくなる。でも、他人には他人の価値観がある。だから、自分のことを認めてもらうには、その他人の価値観に合わせなければならない。 もし、その他人の価値観と、自分の価値観が合致していればいいが、そんなことはあり得ない。別の人間なんだから、基本的には価値観は異なる。そのため、他人の価値観に合わせよ

        • (2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

          ※前回の続きです。 (2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する何か好きなことをやろうとするとき、大抵の場合、「そんなことやって意味あるの?」という邪魔が入る。これこそ勇気挫きの呪文。その呪文にかかっていると、好きなことができなくなる。だから、まずは、この呪文を解かなければならない。 この呪文の根底には、「誰かの役に立つこと以外は無意味」という考え方がある。これは「誰かの役に立つことは良いこと」という初等教育が拡大解釈されたもの。確かに、誰かの役に立つ振る舞いができる能力は

        • 固定された記事

        だから、わたしは猫をなでる。

        マガジン

        • メンタルケア
          94本
        • エッセイ
          46本
        • 読書のキロク
          3本

        記事

          「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

          学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々行く。そんなスキルが毎日求められる。 一方で「好きなことをやるスキル」を学ぶ機会は非常に少ない。好きなことをやるのにスキルは必要?という声が聞こえたが、とっても必要だよ!と大声で答えたい。なぜなら、好きなことをやるときは、大抵の場合、邪魔が入るから。やらない言い訳が無限に思い付くから。その邪魔してくる他者の意見や価値

          「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

          SNS炎上と自他の区別

          基本的に、他人がどう思おうが、何をしようがその人の自由なんじゃないかと思う。誰かが自分と異なる考えを言っていたとしても、「そうなんだ」と思うだけで、それを否定したり、逆に自分が間違ってるだなんて思う必要もない。中には、「あなたは間違ってます!謝罪してください!」みたいな極端な反応をする人もいて、たまにそういう炎上がSNSでも起こるケースがある。 でも冷静になって考えたいのは、「他人が何を思おうが、何をしようが、その人の自由」ということ。そもそも他人なんだから考え方が違うのは

          SNS炎上と自他の区別

          「自分に期待しない」というスキル

          自分に期待をしないこと。それが自分の人生を幸せにするコツだと、ある時気が付いた。自分は失敗する生き物だと定義することが大事。こんな些細なことも間違えるの!?とびっくりしてしまうようなミスをするのが自分。派手に転んで泥だらけになるのが自分。そうやって自己認識を一年以上かけて改めた。「自分に期待しない」というスキルを学んできた。 その長いトレーニングの末、昨日ようやく効果を実感するような出来事があった。英語を話せるようになりたくて、昨日の夜、問題集を解いていた。文章の内容が、レ

          「自分に期待しない」というスキル

          「根性がない」という言葉について

          とっても嫌な辛い経験をした人にも、2種類いる。「もう誰にもこんな思いはしてほしくない」「悪い仕組みは後世には残したくない」と考える人。一方で「みんなも同じ思いをした方がいい」「その方が自分と同じく根性が身に着く」と悪習を改善しようとせずに、むしろ周りに勧める人もいる。 「ブラック企業にいた方が成長できる、だから今の若者には根性がない。」そんなことを誰かが言っていた。その人がそう思うのは自由。でも、それが「みんなも」になると、話がおかしくなる。それに、果たして「辛い環境にいれ

          「根性がない」という言葉について

          怒りを発生させないために(実体験)

          怒りがおさまらない時がある。「なんであの人は〇〇なんだ」「あいつは間違っている」「あいつは酷いやつだ!」そんな怒りにとらわれていると、常に交感神経が優位になるので、眠りが浅くなるし、歯の食いし縛りも起こって身体に悪い。自分にもそんな経験がある。 適応障害になりかけの頃、転職先の環境が悪かった。「なんでこいつらは無責任なんだ!」と怒りに震えた。悪口や陰口を言い合うおばさん上司のことを、本当に恨んだ。同じ時期、いつも通り母親が自分の人生の恨み言を長々と電話越しで話してきたが、自

          怒りを発生させないために(実体験)

          「勉強ができない」という悩みについて

          勉強ができない、という悩み。学生はもとより、社会人でも同じ悩みを抱えている人も多いはず。そのせいで「自分は意思が弱い」とか「ダメ人間」だとか、自分を自分で攻撃しようとする。これは、昔誰かに同じような扱いをされたことの真似っこをしてるだけなんだけども。この悩みを解決します、的なまとめサイト的なものがあったりするけど、どれも見当違いだったりする。朝ごはんを食べれば成績が上がる?バカじゃないのか。暗記パンじゃあるまいし。 まずそもそも、その勉強はしたいことなの?ということ。したい

          「勉強ができない」という悩みについて

          会社の飲み会を辞めた件

          会社の飲み会は、本当に嫌い。大嫌い。いや、もし会社が好きで、会社の人がみんな好きなら、会社の飲み会は好きかもしれない。自分は、会社も、会社の人も嫌いだから、会社の飲み会も当然のように嫌い。 例えば、歓迎会。歓迎とは名ばかりで、新しく来た人にはそこまで注目が集まらない。結局は、上司を気持ち良くさせるための、ご機嫌取り合戦。上司もそれに気持ち良くなって、新しく来た人の歓迎を忘れ、いつもの飲み会と変わらない。もはや、何の会? 忘年会も同じ。どんな飲み会も、上司のご機嫌取り合戦。

          会社の飲み会を辞めた件

          生きてるだけで100点

          自分で自分を褒められないから、誰かに褒めてもらいたいのに、そんな人はいなくて。いたとしても利用されちゃって、こき使われてるうちに疲れちゃって死にたくなって。 「〇〇しなければ生きてはいけない」なんて条件を付けられて。それを守れない自分を、0点だなんて誰かに言われて。生きる価値がないなんて、思い込んでしまって。 そんな最低な奴の言うことなんか信じちゃって。生きる資格がないなら、ご飯を食べてはいけないと思ったり。趣味を楽しんではいけないと思ったり。自分は生きる価値ない罪人だか

          生きてるだけで100点

          励ますスキル〜「励ます王国」への移住

          何かに失敗したり、悩んでいるとき。あなたはどんな反応をしますか? A パターン 「大丈夫だよ」「次はきっとうまくいくよ」「私は味方だからね」と励ます。 Bパターン 「やっぱりダメか」「何やってんの?」「もう諦めたら?」と失望する。 Cパターン 「別に好きにすれば?」「私は知らない」「関係ない」と突き放す。 Dパターン 「なんで失敗したんだ!」「お前の努力不足だろ!」と激怒する。 きっとAパターンの反応をする人は、立ち直りが早いです。一方でB〜Dパターンの反応をしてし

          励ますスキル〜「励ます王国」への移住

          復職した日のこと〜アクブレ〜

          躁うつ病になってから3年くらい経ちます。死にそうな時は、色んなことが頭に浮かびます。基本的に、iPhoneのメモ帳に書き残すようにしています。本音を言えば、誰かに話を聞いて欲しいし、全肯定して欲しい。だけど、そんな都合の良い人間なんていないし、誰かを自分の愚痴聞き人形にさせる、その行為が持つ暴力性を知っているから、iPhoneのメモ帳に汚れ仕事をさせています。鬱の時に頭に浮かぶ思考は、まるで豚肉を煮込んだ時に出る鼠色のアクのようなもの。取り除かなくても食べられるけど、私たちの

          復職した日のこと〜アクブレ〜

          点数社会

          この世の中は点数社会です。幼い頃から点数に囲まれています。学校のテスト、通知表、部活動の成績、受験、就活、人事評価。日常でも点数に支配されています。口コミサイトの星の数を気にして店を選び、なんだか偉そうな評論家が高い点数を付けた映画を見ます。 果たして、そこに主体性はあるのでしょうか。もし高得点を取ったとして、本当の意味で利益を得ているのは誰でしょうか。 高い点数を取ることが目標になった途端に、人は主体性を失います。別の視点で言い換えると、誰かの目標を「高い点数を取ること

          点数社会

          「他人の目」を気にせず仕事を断ってみた件

          3月は鬱の波が来て、低調でした。 これは躁鬱病だから仕方ないですね。 その分、1〜2月は好調だったので、身体がバランスを取ろうとしていたのだと思います。 会社には昨年5月に復帰し、外からみたら、特に問題無く仕事ができているように見えていたらしいです。そのせいで、他の人の人事異動に合わせて4月から大きな顧客を任される予定になってしまいました。 …が、断りました。 自分の体調が不安定なので、事故る(大きな失敗をする)可能性が高く、会社の利益を損なってから担当を変えるのでは遅

          「他人の目」を気にせず仕事を断ってみた件