AKERU

考えを整理するためにnoteを利用しています。30代前半で性別は男です。不定期更新です。

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だから、わたしは猫をなでる。

例えば、愛情不足で育ったとして。親がいつも自分のことばかりで、悲しい時に励ましてくれなかったり。条件付きの愛情しかくれなかったら、きっと愛情不足のまま大人になっ…

AKERU
3か月前
19

「生きていてもつまらない」を掘り下げてみた。

鬱っぽいときは、つい「生きていてもつまらない」と思ってしまう。それについて、ちょっとだけ掘り下げてみた。 まずは、「そもそも人生が楽しいものっていう認識が間違っ…

AKERU
4週間前
16

躁鬱病の辛いとこ

躁鬱病と診断されてだいたい3年経つ。何でもかんでも病名を付ければいいってわけじゃないけど、確かに自分の行動やそれによる失敗を振り返ると、かなり妥当な診断だとは思…

AKERU
1か月前
20

労働とやる気

仕事や勉強にやる気が出ないとき、そんな自分のことを、つい責めてしまうときがある。 ただ、よくよく考えたら、やりたくないことに、やる気が出ないのは当たり前。だから…

AKERU
1か月前
9

努力できない理由

自分が自分のことを虐めずに、「ありのままの自分」を受け入れるということが大切なのは間違いない。何の条件もなく、ただ存在しているだけの自分を大切に思う技術は、幸せ…

AKERU
2か月前
12

罪悪感なんて、いらない

罪悪感があると、自分に罰を与えようとしてしまう。楽しいことをしてはいけない、好きなことをしてはいけないと思ってしまう。 例えば、わたしは長い間、生きていることに…

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2か月前
10

何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

昨日と今日、体調が悪くて会社を休んだ。4日ほど前から少し希死念慮があって、微熱もあった。双極性障害なので、体調に波があるのは当たり前だし、冷静にとらえている。 …

AKERU
2か月前
13

自分を変えるということ

何か辛い経験をしてメンタル疾患になったとき、ときには自分の考え方や環境を変える必要があることもある。 そんなとき「私は悪くないのに、なんで私が変わらないといけな…

AKERU
2か月前
19

親のこと、死にたい気持ち

自分が本当に辛い時、親は自分のことを支えてくれなかった。父親は子育てに無関心で、母親は自分自身のことにばかり固執していた。 いかに自分が辛くて不幸かを、いつも子…

AKERU
2か月前
14

辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

生きていれば、辛いことや苦しいことがある。特に理由もなく、偶然に災難が降りかかることもある。ストレスの多い世の中なので、精神疾患になってしまっても不思議ではない…

AKERU
2か月前
6

「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

役に立つか、役に立たないか。そんな物差しで世界を見ると、役に立たないことを問答無用で無価値だと判断して捨ててしまう。 もし自分自身が、役に立たない側の分類だった…

AKERU
2か月前
5

「何者でもない自分を愛する」練習法

勉強をしているとき、大抵の場合、猫は机の上にいる。スヤスヤと寝ていて、呼吸のリズムと共にお腹が少しだけ膨らんだり萎んだりしている。その光景を見た時、冗談ではなく…

AKERU
3か月前
13

承認欲求と愛

「承認欲求」という言葉がある。誰かに認めて欲しいという気持ちのこと。自分で自分のことを認められないと、この気持ちが湧きやすい。他の誰かに自分のことを認めて欲しく…

AKERU
3か月前
21

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

※前回の続きです。 (2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する何か好きなことをやろうとするとき、大抵の場合、「そんなことやって意味あるの?」という邪魔が入る。これ…

AKERU
3か月前
4

「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々…

AKERU
3か月前
10

SNS炎上と自他の区別

基本的に、他人がどう思おうが、何をしようがその人の自由なんじゃないかと思う。誰かが自分と異なる考えを言っていたとしても、「そうなんだ」と思うだけで、それを否定し…

AKERU
3か月前
5
だから、わたしは猫をなでる。

だから、わたしは猫をなでる。

例えば、愛情不足で育ったとして。親がいつも自分のことばかりで、悲しい時に励ましてくれなかったり。条件付きの愛情しかくれなかったら、きっと愛情不足のまま大人になってしまう。その貰えなかった愛情の代わりを求めて、それを目的に生きてしまう。だけど、そんなものは手に入らないし、手に入ったとしても、その対価を要求される。絶え間ぬ努力や献身、時にはお金や時間、労力を。そうして疲れて壊れていく。

20代までは

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「生きていてもつまらない」を掘り下げてみた。

「生きていてもつまらない」を掘り下げてみた。

鬱っぽいときは、つい「生きていてもつまらない」と思ってしまう。それについて、ちょっとだけ掘り下げてみた。

まずは、「そもそも人生が楽しいものっていう認識が間違ってるのではないか」ということ。人生に期待をしすぎなのかもしれない。(いったい何を期待しているんだ。)「人生は楽しい!」「人生は楽しまなきゃ!」という「正しさ」が前提にあるから、人生を楽しめない自分のことを責めてしまうのではないだろうか。

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躁鬱病の辛いとこ

躁鬱病の辛いとこ

躁鬱病と診断されてだいたい3年経つ。何でもかんでも病名を付ければいいってわけじゃないけど、確かに自分の行動やそれによる失敗を振り返ると、かなり妥当な診断だとは思う。

躁鬱病の辛いところは、二重人格なんじゃないかってくらい、テンションや考え方が変わること。この前までは100点だと思っていた考え方が、ある時には0点になったりする。どんな夢や目標を描いても、数週間〜数ヶ月後には気持ちが冷める。たぶん、

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労働とやる気

労働とやる気

仕事や勉強にやる気が出ないとき、そんな自分のことを、つい責めてしまうときがある。

ただ、よくよく考えたら、やりたくないことに、やる気が出ないのは当たり前。だから、そんな自分を責める必要がない。

かといって、「やりたくないから、やらない」という判断が必ずしも正しいわけでもない。やらなければならないことも、現実にはある。

例えば、会社で仕事をする場合、やりたくないことが多い。どんなに好きな仕事で

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努力できない理由

努力できない理由

自分が自分のことを虐めずに、「ありのままの自分」を受け入れるということが大切なのは間違いない。何の条件もなく、ただ存在しているだけの自分を大切に思う技術は、幸せに生きるための秘訣かもしれない。

この技術があれば、他人から評価されようが、批判されようが、さほど気にならなくなる。だから、失敗を恐れなくなるし、何事にも挑戦することができるようになる。つまり、失うことが怖くないという無敵モードに入ること

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罪悪感なんて、いらない

罪悪感なんて、いらない

罪悪感があると、自分に罰を与えようとしてしまう。楽しいことをしてはいけない、好きなことをしてはいけないと思ってしまう。

例えば、わたしは長い間、生きていることに罪悪感があった。幼い頃から、母親は常に不機嫌で、夫の悪口ばかり言っていた。なぜ離婚しないのか質問すると、あんたたちがいるからね、と答えた。それ以来、母親は自分がいるから不幸なんだと、生きることに罪悪感を抱えていた。(今では、それは勘違いだ

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何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

何度も辛い過去を思い出さなくてもいい

昨日と今日、体調が悪くて会社を休んだ。4日ほど前から少し希死念慮があって、微熱もあった。双極性障害なので、体調に波があるのは当たり前だし、冷静にとらえている。

ただ、一個だけ気になったのは、体調が悪くなるたび、過去に嫌だったこと、辛かったことを思い出してしまうということ。私の場合、会社でパワハラにあったことや、母親から長年、父親や義祖母の愚痴を言われ続けたことなど。

その度、フラッシュバックの

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自分を変えるということ

自分を変えるということ

何か辛い経験をしてメンタル疾患になったとき、ときには自分の考え方や環境を変える必要があることもある。

そんなとき「私は悪くないのに、なんで私が変わらないといけないの?」という拒絶反応が、ふつふつと湧き上がるのは、別に変な事じゃない。

ただ、その拒絶反応に身を委ねて何もしないのは、少し問題かもしれない。

例えば、泥棒に侵入されて、お金を盗まれたとする。

本来であれば、泥棒が心を改めて、考え方

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親のこと、死にたい気持ち

親のこと、死にたい気持ち

自分が本当に辛い時、親は自分のことを支えてくれなかった。父親は子育てに無関心で、母親は自分自身のことにばかり固執していた。

いかに自分が辛くて不幸かを、いつも子どもの私に対して話していた。「あの人と同じ墓にはいれないで」と小学生の自分に何度も言ってきた。(あの人とは、夫のこと。)大人になってからも、電話越しに何度も死にたいと口にしていた。その度に励ますことに時間を取られた。残業終わりの駅のホーム

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辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

辛い経験をしたって、別に誰かの役に立たなくてもいい

生きていれば、辛いことや苦しいことがある。特に理由もなく、偶然に災難が降りかかることもある。ストレスの多い世の中なので、精神疾患になってしまっても不思議ではない。

私自身、色々あって双極性障害と診断され、2年ほど休職した経験があり、現在も月一回通院している。精神科はいつも混んでいるので、いかに悩んでいる人が多いかがわかる。

自分自身、そういった経験を経て、お金も時間も会社での立ち位置など、多く

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「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

「役に立つかどうか」だけで世界を判断しない

役に立つか、役に立たないか。そんな物差しで世界を見ると、役に立たないことを問答無用で無価値だと判断して捨ててしまう。

もし自分自身が、役に立たない側の分類だった場合、自分のことさえも無価値だと判断して、捨てようとしてしまう。

ただし、世界にはいろいろな物差しがある。

たとえば、私は猫を飼っていて、つい猫のおひげを集めてしまう。なんの役にも立たない。それでも集めるのは、なぜかというと、猫のおひ

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「何者でもない自分を愛する」練習法

「何者でもない自分を愛する」練習法

勉強をしているとき、大抵の場合、猫は机の上にいる。スヤスヤと寝ていて、呼吸のリズムと共にお腹が少しだけ膨らんだり萎んだりしている。その光景を見た時、冗談ではなく、美しいなと感動をする。と同時に、ただ生きていることが本当に素晴らしくて、他に何も求めないからこのままずっと長生きしてほしいと、心から思う。そんな気持ちが湧いた時、ちょっとだけ自分も影響を受けて、自分が「生きている」ということだけでも、それ

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承認欲求と愛

承認欲求と愛

「承認欲求」という言葉がある。誰かに認めて欲しいという気持ちのこと。自分で自分のことを認められないと、この気持ちが湧きやすい。他の誰かに自分のことを認めて欲しくなる。委託(アウトソース)したくなる。でも、他人には他人の価値観がある。だから、自分のことを認めてもらうには、その他人の価値観に合わせなければならない。

もし、その他人の価値観と、自分の価値観が合致していればいいが、そんなことはあり得ない

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(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する

※前回の続きです。

(2)自分の中にいる審査員をもっと尊重する何か好きなことをやろうとするとき、大抵の場合、「そんなことやって意味あるの?」という邪魔が入る。これこそ勇気挫きの呪文。その呪文にかかっていると、好きなことができなくなる。だから、まずは、この呪文を解かなければならない。

この呪文の根底には、「誰かの役に立つこと以外は無意味」という考え方がある。これは「誰かの役に立つことは良いこと」

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「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々行く。そんなスキルが毎日求められる。

一方で「好きなことをやるスキル」を学ぶ機会は非常に少ない。好きなことをやるのにスキルは必要?という声が聞こえたが、とっても必要だよ!と大声で答えたい。なぜなら、好きなことをやるときは、大抵の場合、邪魔

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SNS炎上と自他の区別

SNS炎上と自他の区別

基本的に、他人がどう思おうが、何をしようがその人の自由なんじゃないかと思う。誰かが自分と異なる考えを言っていたとしても、「そうなんだ」と思うだけで、それを否定したり、逆に自分が間違ってるだなんて思う必要もない。中には、「あなたは間違ってます!謝罪してください!」みたいな極端な反応をする人もいて、たまにそういう炎上がSNSでも起こるケースがある。

でも冷静になって考えたいのは、「他人が何を思おうが

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