見出し画像

「嫌いなことをやるスキル」と「好きなことをやるスキル」

学校や社会では「嫌いなことをやるスキル」を学ぶ機会が多い。家庭でも、嫌いな食べ物を残すと怒られ、無理にでも飲み込む方法を学ぶ。学校や会社に行きたくない日でも嫌々行く。そんなスキルが毎日求められる。

一方で「好きなことをやるスキル」を学ぶ機会は非常に少ない。好きなことをやるのにスキルは必要?という声が聞こえたが、とっても必要だよ!と大声で答えたい。なぜなら、好きなことをやるときは、大抵の場合、邪魔が入るから。やらない言い訳が無限に思い付くから。その邪魔してくる他者の意見や価値観を無視して、やらない言い訳をビンタして、失敗したらどうしよ、馬鹿にされたらどうしようと怖がる自分を抱きしめて、とりあえずやってみることは、結構スキルが必要だったりする。

ほんとに意味あるの?そんなことやってどうするの?もっと役に立つことやれば?それってお金になるの?もう年齢的にアウトじゃない?とか、そんな声が邪魔してくる。きっとそれは昔、誰かに勇気を挫かれたときに言われた呪文みたいなもの。勇気挫きの呪文。そんな呪文がいまだに心を支配しているうちは、やりたいことなんかできない。正確に言うと、本当はやりたいことがあるのに、邪魔されているだけ。

そして、そんな日々を数年間も送っているうちに、「嫌いなことをやるスキル」ばかり向上して、嫌いなことをやるプロフェッショナルのようになってしまう。嫌いなもの特化型人材になってしまう。それで周りは喜ぶかもね。だって、嫌なことも進んでやってくれたら、周りはラクできるから。サボれるから。でもそれだと、正直生きていても全然楽しくない。周りは楽しいかもしれないけど、自分は全然楽しくない。苦行そのもの。

だから、少しでも人生を楽しくしたいなら、「好きなことをやるスキル」を磨く必要がある。その方法はたくさんありすぎて一度に紹介できないので、今日は一つだけお話したい。

⑴年齢を言い訳にしないで行動した人の話を聞く

私はいま英語の勉強をしている。今年の一月から英会話教室に通っている。人生ではじめて。もう30代半ばだし、貧乏だったから留学経験もない。よっぽど今の子どもの方が英語を話せそう。今更やっても…と色んな邪魔する声が聞こえてきた。

そんな時に見たのは、60歳から英語の勉強を始めて、話せるようになった人のインタビュー。

この男性のことを考えれば、30歳半ばの自分が年齢を理由に英会話を断念なんて出来ないよな、と思ったし、60歳からでもできたんだから、おれなんて余裕じゃん!と少し調子に乗った。すぐ調子に乗るのは悪い癖だが、その勢いで英会話教室に申し込むことができた。

他にも80歳になってからアプリ開発をしたおばあちゃんとかもいるらしい。つまり、何が言いたいかというと、「歳を取っていたら〇〇してはいけない」という思い込みがあるのであれば、まずは歳を取っていても〇〇をしている人をリサーチしてみた方がいいということ。その結果、自分よりも年齢が上の人がいれば、その〇〇を諦める理由としては弱いよね、はい論破。って感じ。

そんなふうにして、変な思い込みや、勘違い、偏った価値観や呪いみたいな洗脳を、一個ずつ解消していけたらいいな、と思う。そして、もっともっとみんなが自分の好きなことややりたいことができる世の中になればいいな、と心から思う。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?