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★連載45★スピリチュアルな視点:自分軸と他人軸④      


☆他人軸である、他人という存在から学ぶ事、体験する事


自分軸というのは、自分という個人が望んでいる事を、他人の目を気にする事なく、他人の意見に左右される事なくする事ができ、自分の望みを自分自身で叶えていき、そして自分らしい幸せを感じて生き続ける事、在り続ける事です。

他人軸というのは、常に相手という他人の目を気にしたり、他人の意見に左右されたり、自分の望みを叶えるどころか、他人の事を優先にして生きる事です。

知らず知らずの間に、私たちは、他人軸が当然のように教えられてきていました。

人の為になりなさい。
人に優しくしなさい。
人には親切にしなさい。
人には迷惑をかけないように。
人の役に立てる人になりまさい。

などなど。

人の為、人には優しく、人には親切に、人には迷惑をかけない、人の役に立つようにと、いつも言われ続けた結果、外である相手を中心で捉えるようになり、自分の事よりも相手の事を優先するようになっていきました。

そして、その結果が、他人軸で生きており、自分軸で生きられないようになってしまったのです。

誰が悪い訳でも無いのです。
社会全体がそのような教育方針のようなものがあったのですから。

周りがそのように言うから、自分の家庭も、親も、当然のようにそのように教育をする。

と、言った社会の流れが今まででした。

ですが、人は人と関わり合いながら生きています。
人は人と関わらないと生きてはいけません。

そして、人は人と関わり合う事で多くを学ぶのです。

他人軸の中には、多くの学びが在るのです。多くの体験が在るのです。

学びや体験を通じて、私たちが学んでいるものは、感情です。

体験を通じて感じる事のできる、体感や感情、そして気持ちというものを積み重ねていくのです。

全ての感情を学ぶのです。その感情とは、喜怒哀楽と言われる感情の事です。

喜び、怒り、悲しみ、楽しみ。それらは、人との関わり合いの中で体験していくのです。

眼に視えないもの。
それは感覚、感情や気持ちなのです。

誰しもの中にあるもの。
誰しもの中に確実に存在しているもの。

そして、それは眼に視えるものでは無いからこそ、体験、経験、を通じて感じていく事になるのです。


☆他人を通じて学ぶ事


そして、人と関わり合う事で、比べる事を知るのです。
比べる事で、自分にとっての喜びを知り、怒りを知り、悲しみを知り、楽しみを知るのです。

これこそが学びなのです。

自分ひとりきりでは、決して体験する事ができないのです。
自分ひとりきりでは、決して知る事ができないのです。

比べる対象である相手の存在があり、自分という存在を認識できるからです。

比べる対象である相手の存在がなければ、自分という存在を知る事もできないのです。

地球にぽつんと1人だけの自分が存在しているだけでは、体感できないのです。

「これが私だ」という自我を形成するには、一人では形成できないという事なのです。

こうして、相手を通じて、自分という存在を認識するのです。


☆自分という存在を認識し、全てが生まれる


自分という存在を、相手を通じて認識でき、そして、全ての感情を知る事につながるという事。

ですが、他人軸で生きてきたからこそ学べた事。学んできた事。学習してきた事は、最終的には、手放す事につながるのです。

それが、悟りと言われているものだと私は捉えています。

人生を通じて、人と関わり合う事を通じて、学んできた事。「これが私だ」という自我を形成してき、手放さないといけない時が来るのです。

その「これが私だ」と認識してきた「私」と向き合う時が来るのです。

そして、他人軸で生きてきた自分からの卒業のタイミングが来るのです。

今までは他人ありきで生きてきた自分自身から、他人がいなくても、自分自身が自分を幸せにしていくという、真の愛へステップを踏んでいくのです。

これが、魂の成長なのです。


☆魂の成長に必要なものは他人


だからこそ、『宇宙の法則』で教えてくれた、『鏡の法則』には、他人がいて、始めて成立する法則でもあるのです。

お互いに『鏡』となり、自分自身と相手とを写し、学んでいく事になるのです。

一旦成長してきた魂は、次へのステップへ進む事になるのです。

自我という自分からの卒業でもあるのです。

「これが私だ」と認識してきた自分自身の『思い込み』から形成してきたものを手放すタイミングなのです。

そうなのです。

全ては『思い込み』の世界だったという事。その『思い込み』の世界で生きてきた事に気付き、本当に自分の望む幸せにベクトルを向ける事になるのです。


この記事に辿り着いたのも、偶然ではなく必然です。
少しでも、あなたのお役に立てたら幸いです。

一人でも多くの人が、最期まで自分らしく、幸せに過ごせますように

最後までお読み頂きありがとうございました
次回もお逢いしましょう♬


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