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★連載12★管理職に就く事を目標にしたきっかけ                

☆感情や気持ちを素直に伝え合えるコミュニケーションの必要性


『宇宙の法則』
と出会って、今では自分の感情や気持ちを、相手に言葉にして伝えられるようになりました。

ですが、言いたい事を言葉にして伝えるというのは、当初は葛藤でした。

「言ってはいけない事ではないか」
「間違った事を言ってはいないか」

そんな葛藤もありましたが、『宇宙の法則』が気付かせてくれたのです。

ありのままの自分の感情や気持ちを言葉にして表現する方法を。

そして、私はその感覚のままに、『宇宙の法則』を捉えるようになり、自分の魂とつながり、自分の本音を聴ける自分になれたのです。

そして、これからの時代のコミュニケーションは、今まで言われてきた、

聴くチカラや聴く能力、聴くスキル
伝えるチカラや伝える能力、伝えるスキル

もちろん大切な能力であると思いますが、実は、それ以外にも大切になる事があります。

もちろんコミュニケーションにとって、聴くチカラ、伝えるチカラは大切な事だとは経験上感じています。

仕事上では、コミュニケーションとは、仕事内容の伝達と捉われている事が多いと感じるのですが、今までもお話してきた通り、気持ちを伝えるというコミュニケーションの視点が必要かと思うのです。

感情や気持ちを伝え合うコミュニケーションが基礎にあり、聴くスキル、伝えるスキルがあれば最高では無いかと、私は感じています。


☆私の過去のコミュニケーションの取り方と捉え方


管理職に就き、職員の指導や教育を15年以上してきたからこそ、技術的な事は学んできたましたし、大切だと感じる事もありました。聴く側にも、聴くポイントがあり、伝える側にも、伝えるポイントがあるのだと。

その当時は、相手が何を、自分に伝えようとしているのか?相手の伝えたい事の真意は何なのか?常にそのように意識をして聴くようにしていました。

ですが、伝えるチカラは個人差があるもの。それらも前提に意識をして聴く事。そして、こちらも相手の伝えたい事を引き出す質問を入れながら、会話を進めていく事を職場では行っていました。

自分が伝えたい事を相手に理解してもらえるには、どのように表現する事が良いか、どのように説明する事が良いか、意識して伝えるようにしていました。

相手の表情を確認し、内容を確認し、どこまでが理解できていて、どこが理解できないか。分析しながら常に会話を意識していました。

色々とコミュニケーションのスキルに関しては独学で勉強したり、研修に参加したりしていました。

なぜ、私がコミュニケーションを学ぶようになったかと言うと、私自身、管理職に就いた頃に、躓いた経験があり、その事から、きちんと、コミュニケーションというものを知りたいと感じるようになった出来事があったからでした。

コミュニケーションが円滑になると、仕事もしやすい環境になると私は考えており、頭の中ではシュミレーションができていました。

ですが、当初、管理職に就いて、職員に指導や教育をする上で、どうしても言葉で伝える事ができず、何故だか怒りの感情が瞬間的に湧き出してしまい、言葉にする事ができないという事が、常に指導する場面ではあったのです。

そこから言葉にする事ができず、指導や教育に支障が出てきていました。

感情のコントロールが出来ない自分がいたのです。

頭では、何を指導して、何を説明すれば良いか理解できているのにも関わらず、いざ、その職員の前に行くと、言葉を発する事ができず、言葉よりも先に怒りの感情を感じてしまう自分

本当に自分のしたかった管理職での目的が果たせず、自暴自棄でもありました。知識や技術は沢山身に着けてきていました。それをただ、言葉にして伝えるだけで良いのに、それが出来ずに苦しみました。

指導や教育が出来ない自分。私は自分を責めました。そして、自信を失っていきました。

「管理職に就いて、職員に介護を教えていきたくて、今まで知識や技術、そして資格まで取ってきたのに。」

当時は、何故、言葉にする事が私はできないのか?疑問に感じていたのでした。

その時に初めて、私自身、間違っている事や勉強不足な事があるかもしれないと思い、自分自身を振り返ったのです。

きっと、これは私のコミュニケーション能力が低いから、このようになってしまうのだと感じ、コミュニケーションについて学んでみようと思う事ができたのです。

今思えば、躓いた原因は、管理職に就いた当初にありました。

その当時の私は、管理職である私の言う事、伝える事、指示する事、みんなが従うだろうという思い込みがありました。

管理職=偉い=みんなが指示に従う

管理職からの指示にはみんなが従うと感じていたのです。私は管理職の指示は従うように今まで仕事をしてきたので、尚更、他の人もそうだろうと思うようになっていたのです。

「私が言う事が正しいから、私の説明する通りにやれば、問題なくできるから、指示通りやって。」

正直、上から目線の私がいました。

今思うと、凄く自己中心的で、俺様な私でした。そして、上司の指示や命令は、部下は聴くものだという身勝手な思い込み。

今、振り返ると、自分が嫌なタイプに自分自身がなっていたという事だったのです。そして後に、この役職とか、偉いという言葉に違和感を感じるようになっていったのです。

そして、管理職の私にできる事といったら、指導する時に、「分かりやすく説明する事」と、知識も技術もある程度身に着け、自信があった私は、簡単に考えていたのです。

管理職の指示や指導というものは、そういうものだと思っていたのです。


☆管理職を目指したきっかけ


今まで現場の職員を見ていると、介護の知識や技術なんて無いような人も沢山おり、そのような職員にきちんとした教育が必要だろうと私は、できない職員を見ては感じていました。

そして、国家資格を持っていても、教えたり、説明する事が苦手な人もいます。仕事ができる、できないも個人差があります。

それに関して、10年程働いていた施設で、観察してみると、私は、感じる事がありました。分からない、できない職員に、救いの手が差し伸べられていなかったという事です。

それは、学ぶ環境、教わる環境が無かったのです。もちろん、その事業所や施設によって異なります。私の働いてきた施設ではそのような環境の施設が多かったのです。

私の働いている介護業界は、万年人手不足と言われる業界ですので、そのような時間を作る事も難しいというのは、20年近く働いてきていますので、今なら痛感しています。

その中でも、仕事の中で教える事を意識していましたが、その当時の私は、無資格だったのです。それなのに、外部実習の指導者をしていたりと、周りの職員からすると、「どうして?」と感じていた職員も少なからずいたと思います。

ですが、当時の私は、「それなら、私が知識や技術を身に着けて、分からない職員に教えていけるようになろう。」教える立場になる事が私の目標となりました。

それが、管理職を目指したきっかけでした。

管理職を目指す事になった、私の背中を押した言葉がありました。その当時、映画のセリフに感銘を受けたという事がありました。

『正しい事をしたければ、偉くなれ』

と、いうセリフです。有名な邦画ですので、耳にした事がある方もいらっしゃるかもしれません。

なぜか、私には響いたセリフでした。

『正しい事をしたければ、偉くなれ』というのは、その時の職場の環境を重ねて私は思いました。

「本当にそうだ。何の役職も無い私が言った所で相手は聞き入れてもらえない。」

と常に感じる事があったのです。

ですから、『言える立場になる』という事が、私には必要だと感じたのです。やる気というか、これが私が目指す事なんだと、当時の私には響いたのです。

決して横柄な、管理職を目指してはいませんでした。その時の私は、「言える立場」になりたかったのです。私の目指す理想の介護をしていきたかったという願いもありました。

「役職につけば、正しい事ができる。」

私は、自分の中の正しい事、理想の介護をしたくて管理職に就いたのです。

「偉い人(言える立場)の人の言葉なら誰もが聴くだろう」

そして、その正しい事とは、自分が思っている仕事である、私の理想とする介護でした。

だからこそ、自分が管理者になって、部下を指導や教育をし、知識を与え、職員自身が学ぶ事で、仕事のしやすい環境になるはずだと私は思っていました。

職員が仕事をしやすい環境になれば、職員か高齢者とのトラブルも少なく、自分が何より働きやすくなると考えていたからでした。

私が正しく教える事で、仕事をしやすい環境を作れるはずだ。
施設をまとめる事は、みんなが仕事をしやすい環境を作るという事だ。

そんな自分の中の正義感を振りかざし、それが私の目標になっていました。

管理職を目指した私が最初に取り組んだ事が、資格の取得でした。介護福祉士という国家試験、3年かかり、介護支援専門という資格は、国家試験が2度だめだった時に、一度の受験で取得する事ができました。

管理職を目指して3年。2つの介護の柱になる資格を手にする事ができました。

そして、次のステップへ進む為、10年程働いていた施設を退職し、管理職として、次の施設へ転職する事になるのです。


一人でも多くの人が、最期まで自分らしく、幸せに過ごせますように

最後までお読み頂きありがとうございました
次回もお逢いしましょう♬


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